速報!EUから4名のトッププレイヤーがHareruya Prosに加入!!

晴れる屋メディアチーム

By Kazuki Watanabe


 【プロツアー『異界月』】の興奮は、未だ冷めることがない。

 世界中のトッププロが集い、熱戦を繰り広げ、新環境のメタゲームと、2016-2017シーズンの訪れを高らかに告げた。

 そして今日、新たなシーズンの幕開けと共に、輝かしい成績を持つトッププレイヤー4人がHareruya Prosに加入する。


 ルーカス・ブロホン/Lukas Blohon(チェコ)

 マーティン・ミュラー/Martin Muller(デンマーク)

 オリヴィエ・ポラック=ロットマン/Oliver Polak-Rottmann(オーストリア)

 ピエール・ダジョン/Pierre Dagen(フランス)


 それぞれが母国を代表するトッププレイヤーであり、世界の第一線で華々しい活躍を続ける4人のインタビューをここにお届けする。

ルーカス・ブロホン/Lukas Blohon(チェコ)



 【グランプリ・ブリュッセル2015】での優勝を果たし、グランプリトップ8の入賞は6回、【プロツアー『闇の隆盛』】ではトップ8に入賞するなど、チェコ共和国を代表するベテランプレイヤー。そして、【プロツアー『異界月』】優勝という輝かしい成績と共に、Hareruya Prosに加入する。

 マジックの普及と実力向上に身を捧げ、同じチェコ共和国出身のPetr Sochurekに「真摯な努力家であり、最高のプレイヤー」と称されるほどの人格者。

■ あなたは何者ですか?


Lukas Blohon
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「マジックを始めたきっかけと、マジック人生で印象深かったことを教えてください」

Blohon「マジックと初めて出会ったのは、私の母が『ポータル』のスターターパックを買ってきた時で、それからすぐに近所の人とプレイし始めた。それから、このマジックの流行は学校にもあって、みんなでプレイしている中で、僕は決して止めることのない1人だった」

Blohon「それ以来の15年間のほとんど、僕は夢中だよ。子供のころに午後を過ごすための無邪気なゲームとして始まって(少なくとも、母があのスターターを買った時、母はそう思っていたはずだよ)、私の自由時間を全て費やす趣味として続いて、そして今、私の職業になった」

Stanislav Cifka
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「交流のあるプレイヤー(コミュニティ)、尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください」

Blohon「チェコ共和国には、とても良いコミュニティがあって、才能豊かな多くのプレイヤーが、ほとんど一緒に大会に向けて準備をしている」

Ivan Floch
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
Blohon「ここ数年、私たちはプロツアーと他の大きなイベントに向けて、一緒に準備をしている。PTQの勝者であるチェコ人や、他のヨーロッパのプロも一緒にね。数例を挙げると、キャリアの中でプラチナを獲得したMartin Juza, Petr Sochurek, Ivan Floch, Ondrej Strasky, Stanislav Cifkaは、最も成功した人達だろうね」

■ プレイヤーとしての人物像


Lukas Blohon
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「得意としているフォーマットは何ですか?また、その理由も教えてください」

Blohon「私のお気に入りとして1つのフォーマットを選ぶとするならば、スタンダードだろう。スタンダードとリミテッドは、プロツアーとほとんどのグランプリでのフォーマットだから、かなりの時間を費やしている。」

Blohon「ここ数年、私はスタンダードがかなり好きだ。なぜなら、ゲームが大抵の場合、とても相互対話的で、イベントと具体的な角度からメタゲームに対して打ち勝つ準備をして、他の全てよりも良いトップメタのデッキがいくつかあったとして、それらとたくさん練習をしたならば、それだけの見返りがあるだろう」

Lukas Blohon
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「好きなカードはありますか?」

Blohon「私が本当に好きで、そして、私にとってスタンダードを面白くしているカード数枚を例として挙げてみると、《不屈の追跡者》《ゲトの裏切り者、カリタス》、そして《龍王シルムガル》だ」

不屈の追跡者ゲトの裏切り者、カリタス龍王シルムガル

■ Hareruya Prosで描く青写真


Lukas Blohon
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「Hareruya Pros加入のきっかけは何ですか?」

Blohon「チームの一員として記事を書くことに興味があったし、晴れる屋のヨーロッパチーム、というのは自分にとって良い機会だった。まさに完璧なタイミングだった」

――「マジックプレイヤーとしての目標をお教えください」

Blohon「今後は、少なくとも世界選手権の資格を一度は得て、プロツアーのトップ8にも入りたい。できるならば殿堂入りもしたいけど、これは夢の話だよ」

※インタビューは【プロツアー『異界月』】開催前に行われました


仲間と勝ち取ったプロツアーの栄冠
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

マーティン・ミュラー/Martin Muller(デンマーク)



 【ワールド・マジック・カップ2014】では、17才という若さでデンマーク代表のリーダーとして優勝トロフィーを掲げる。その後も【プロツアー『戦乱のゼンディカー』】でトップ8、【世界選手権2015】で5位入賞を果たしている。

 世界の第一線で戦い続ける若き精鋭。

■ あなたは何者ですか?


Martin Muller
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「マジックを始めたきっかけと、マジック人生で印象深かったことを教えてください」

Muller「僕はマジックを6年以上プレイしていることになるね。よくある方法で始めたよ。地元のマジック店に、学校の友人と一緒に行ったんだ」

Muller「僕は12才で、『ミラディンの傷跡』のプレリリースのときだったね。デンマークのロスキレにある『Fanatic』というショップでは、フレンドリーなマジック環境が作られていて、毎週金曜日のフライデーナイトマジックの直前に、18才以下のプレイヤー向けのトーナメントが主催されていたんだ」

Muller「これまでの僕の人生で、マジックは最も影響力の強いものだよ。世界中を旅することができるし、現在の僕が何者であるかを定義づける大きな部分を占めているんだ」

『Team EUreka』のメンバーと
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「交流のあるプレイヤー(コミュニティ)、尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください」

Muller「僕のコミュニティは、今だったら『Team EUreka』と呼ばれるだろうね。チームのみんなと交流しているし、彼らはみんな、尊敬するべき人たちだよ」

■ プレイヤーとしての人物像


Martin Muller
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「得意としているフォーマットは何ですか?また、その理由も教えてください」

Muller「得意、というものはなくて、最も近いトーナメントのフォーマット次第で、違うフォーマットを練習するだけだよ」


――「これまでにプレイしたゲームの中でも最も印象深いものを教えてください。」

Muller【プロツアー『戦乱のゼンディカー』】でトップ8に入ったことだね」

――「好きなカードやデッキはありますか?」

Muller「お気に入りのカードは《出産の殻》だ。お気に入りのデッキ、というのはないかな」

出産の殻

■ Hareruya Prosで描く青写真


Matej Zatlkaj
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「Hareruya Pros加入のきっかけは何ですか?」

MullerMatej Zatlkajから、晴れる屋がヨーロッパでスポンサードプレイヤーを探していると聞いたんだ。それに、晴れる屋は素晴らしいスリーブを持っているからね」

――「Hareruya Prosの一員としてどのような活動に取り組んでいくつもりですか?」

Muller「今年は、とても頼もしいチームメイトとWMCに参加することになったから、また優勝したいな!それと、晴れる屋のユニフォームを着てトーナメントに参加して、ウェブサイト向けに動画や記事を作成するつもりだよ」

――「マジックプレイヤーとしての目標をお教えください」

Muller「最大のゴールは、プロツアー優勝、もしくは、世界選手権優勝だね」


出発はチーム戦だった。次は、個人戦で頂点を狙う
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

オリヴィエ・ポラック=ロットマン/Oliver Polak-Rottmann(オーストリア)



 オーストリアを代表するプレイヤーであり、国内のコミュニティとの関わりも深く、【オーストリア国別選手権2008】では優勝を果たす。

 「青単信心」を使いこなした【グランプリ・ユトレヒト2014】での優勝など、グランプリトップ8入賞回数は4回に上る。

 スタンダードを中心にメタゲームを読み解き、世界各国の大会を渡り歩く強豪。

■ あなたは何者ですか?


Oliver Polak-Rottmann
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「マジックを始めたきっかけと、マジック人生で印象深かったことを教えてください」

Rottmann「私の両親が、4版の構築済みデッキを買ってきたんだ。小さな頃は絵が本当に好きで、それから決してプレイするのをやめなかった。プロとしてプレイする前は、学業に集中するために一度休止したけれど、今は、競技に戻って、ゲームの偉人たちと戦っているよ」

大礒 正嗣
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「交流のあるプレイヤー(コミュニティ)、尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください」

Rottmann「私はウィーン出身で、そこにはPTやGPでトップ8に入賞するたくさんのプレイヤーが居る強力なコミュニティがあって、彼らから私はたくさんのことを教わり、そして、光栄なことに、今では知識について質問を受けることもある。私は『Team EUreka』の一員で、だからプロとして最も多く交流するプレイヤーは彼らということになるね。それから、Jon Finkel, Kai Budde, そして大礒 正嗣のように有名な人を尊敬しているよ」

■ プレイヤーとしての人物像


Oliver Polak-Rottmann
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「得意としているフォーマットは何ですか?また、その理由も教えてください」

Rottmann「メタゲームの進展がとても早く、そして決して退屈になることがないスタンダードがいつでも好きだね。それ以外では、昔はロチェスター・チームドラフトが大好きだったよ」


――「これまでにプレイしたゲームの中でも最も印象深いものを教えてください。」

Rottmann「私のキャリアで最も印象深い出来事は、2008年のオーストリア国別選手権で優勝したことだけど、【グランプリ・ユトレヒト2014】で優勝したことも、非常に近いね」

――「好きなカードやお気に入りのデッキはありますか?」

Rottmann《妖精の女王、ウーナ》と、《波使い》だ」

妖精の女王、ウーナ波使い

■ Hareruya Prosで描く青写真


Oliver Polak-Rottmann
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「Hareruya Pros加入のきっかけは何ですか?」

Rottmann「齋藤 友晴とは昔から仲が良くて、かつてはトレードをしたことや、チームドラフトをしたこともある。そして、強力なブランドのサポートを受けられるのは良いよね」


――「Hareruya Prosとしてどのような活動をしていこうと考えていますか?」

Rottmann「来年もプラチナプロを狙うために、多くのグランプリとプロツアーに参加するつもりだよ。だから、Hareruya Prosに参加したのは、もっと日本のグランプリに参加できるチャンスだとも思っている。他には、記事を書くつもりだし、ユニフォームを着ることになるね、そうだろう?」


――「マジックプレイヤーとしての目標をお教えください。」

Rottmann「プラチナプロになることと、今年のオーストリアのキャプテンになること。それからできる限りプラチナプロであり続けて、世界を旅して、アジアのイベントにも参加してみたいね」

※インタビューは【プロツアー『異界月』】開催前に行われました


さらなる高み――プラチナレベルを目指して、Oliverは進み続ける。
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

ピエール・ダジョン/Pierre Dagen(フランス)

 フランス、そしてヨーロッパを代表するプレイヤー。3度のグランプリでトップ8に入賞し、【ワールド・マジック・カップ2015】ではフランス代表として3位入賞に貢献する。

 【プロツアー『テーロス』】では”Les Bleus”と名付けた「青単信心」を持ち込み、決勝に進出。対戦相手は、大親友であり、共にデッキを調整したJeremy Dezaniとのミラーマッチであった。

■ あなたは何者ですか?


Pierre Dagen
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「マジックを始めたきっかけと、マジック人生で印象深かったことを教えてください」

Dagen「高校生のころ、友達に誘われた。それから、親友の大半とはマジックを通じて出会っている。三大陸を訪れて、そして僕の賞金で会社を作った」


――「交流のあるプレイヤー(コミュニティ)、尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください」

Dagen「私のマジックファミリーは、2つある。1つはパリのコミュニティ。ずっと昔から知っている多くの近い友人で、PTで対戦することも時々ある。そこには、Louis Deltour, Elie Pichon, そしてJeremy Dezaniのように有名なプレイヤーも含まれている」

Louis Deltour
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
Dagen「そしてもう1つは、とても良い友人となった、僕のプレイテストをするグループである『Team EUreka』だ。Brad Nelson, Matej Zatlkaj, Louis Deltour(また君か!), Aleksa Telarovなどさ」

■ プレイヤーとしての人物像


Pierre Dagen
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「得意としているフォーマットは何ですか?また、その理由も教えてください」

Dagen「シールドがそこそこ良いかな。限定された中で動くのが好きで、こういうとき、もっともクリエイティブになれるし、何枚かの(他愛もない)カードが、私の創造力を湧き出させ続ける」

――「これまでにプレイしたゲームの中でも最も印象深いものを教えてください。」

Dagen【プロツアー『テーロス』】のリミテッドラウンドで、Gaudenis Vidigurisとの対戦していて、コンバットトリックが手札に無く、カメラで撮影されながら、お互いのライフが20の状態で、1/3二段攻撃に対して、2/2でブラフアタックを仕掛けたとき」

Dagen「もしブロックされていたら、もう二度と上手いプレイヤーとは思われなかっただろうね。これ以上ないくらい緊張したプレイングだったよ」

――「好きなカードやお気に入りのデッキはありますか?」

Dagen《けちな贈り物》だ」

けちな贈り物

Dagen「神々が定めたように4枚のカードを探し出すとき、心理戦は最高潮に到達する。何を必要としているのか?何をすでに持っているのか?なぜこのカードを取らなかっただろう、すでに持っているからか?それとも、デッキに入っていないのか?私は、モダンのマッチアップごとで『理想的な山』を作ることに、隣の10人の《けちな贈り物》使いが使った合計よりも、さらに多くの時間を使ったに違いない。理想の4枚を選んで、対戦相手はどれを贈り物にするか考えだす、《けちな贈り物》:ザ・ギャザリング・トーナメント”を開催してほしいくらいだ」

■ Hareruya Prosで描く青写真


『Team EUreka』のメンバーと
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。
――「Hareruya Pros加入のきっかけは何ですか?」

Dagen「晴れる屋はすでに十分に確立されたブランドだけど、国際舞台では比較的新顔だ。私はただ、私がちょうど『Team EUreka』でしたのと同じように、この序列を揺さぶりたい。それに、何人かの親友が所属しているとも聞いているし……あと、ユニフォームが最高だよ」


――「Hareruya Prosとしてどのような活動をしていこうと考えていますか?」

Dagen「あらゆるPTと、かなりのGPでプレイするつもりだ。そして、WMCでフランスチームを率いたいとも思っている。それから、スタンダード、リミテッド、そして《けちな贈り物》に関する戦略的なコンテンツを読者に対して提供したいな。もしも恋人が許すなら、ちょっとした配信もしようと思うけど、これは大きな”もしも”だね」


――「マジックプレイヤーとしての目標をお教えください」

Dagen「いつもゴールに辿り着いたら、少し上を狙おうとしている。私のこれまでのベストフィニッシュは、PTの2位とWMCの3位だ。だから、そうだな、これらで優勝することかな? 太陽を狙えば、少なくとも月には届く、そうだろ?」


盟友であり、ライバルでもあるJeremy Dezaniと肩を並べて戦う。
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。



 4名のトッププレイヤーが、Hareruya Prosに加入した。

 彼らを始めとして、Hareruya Prosのメンバーはさらなる高みを目指し、挑戦を続けていく。国内外の大会で、彼らの戦いを目の当たりにすることは増えていくことだろう。

 Lukas Blohon、Martin Muller、Oliver-Polak Rottmann、Pierre Dagen、そして【Hareruya Pros】の活躍を祈り、心から声援を送りたい。

 Hareruya Prosでは個人スポンサーを募集しております。日本国内でのさらなるマジック:ザ・ギャザリング拡充のため、何卒みなさまのご支援をよろしくお願い申し上げます。

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