サイドイベントマネージャーインタビュー: 大角 圭吾
晴れる屋
By Kazuki Watanabe
今回の本戦フォーマットはチーム・リミテッドだが、会場では様々なサイドイベントが開催されている。
サイドイベントには、グランプリの持つ魅力が詰まっていると言えよう。
さて、今回お話を伺ったのは、サイドイベントマネージャーを務める、大角 圭吾さんだ。業務の内容、魅力、そしてグランプリに対する思いを、ぜひご一読いただきたい。
■ サイドイベントマネージャー・インタビュー
--「大角さんの務めるサイドイベントマネージャーとは、どのようなお仕事なのですか?」
大角「サイドイベントに関わる全て管理する、といったところでしょうか。ジャッジやスタッフなどの人員はもちろん、皆様にお配りするサプライの管理も私の仕事になりますね」
--「大角さんは、普段は晴れる屋でジャッジとして大会運営に携わっていますよね。ジャッジとは、どのような点が違うのでしょう?」
大角「ジャッジは、ルール的な部分で皆様と関わって、小規模な大会を運営することが業務になります。彼らを取りまとめるのがヘッドジャッジになるわけですが、サイドイベントマネージャーは、より大きな視点で、会場全体のバランスを見る必要があります。各イベントのヘッドジャッジを束ねているようなイメージが一番近いかと思います」
--「なるほど。今回はサイドイベントが多いので、かなり大変なお仕事なのでは?」
大角「そうですね。現場から上がってくる様々な声を聞くことになるのですが、構築、リミテッドなど多種多様なイベントが開催されていますので、細かな部分にまで注意して目を配る必要があります。全てのイベントの情報を一通り受け取り、それをフィードバックするので、なかなか大変ですよ。ですが、ジャッジとは違った魅力がこの仕事にはあります」
--「違った魅力、ですか」
大角「はい。コントロールしているものが大きいので、全体が成功したときの喜びが非常に大きいんですよ。その喜びが、大変さを上回っていますね。ジャッジとして大会に携わるようになって5年ほどになるのですが、ここ最近はサイドイベントマネージャーとしての活動が続いています」
--「ちなみに、このインタビューを読んで『その魅力的な仕事、やってみたい!』という人が居たら、まずはどうすれば良いのでしょう?」
大角「なかなか難しい質問ですね。うーん……まずは何より、ジャッジになる。そして、何度かグランプリにジャッジとして携わってみる。そうしていれば、自然とサイドイベントに関わることも増えてきますから、自然と道が開けてくると思いますよ。そのときに、改めてご相談ください(笑)」
--「マネージャーの立場から、プレイヤーに気をつけて欲しいことはありますか?」
大角「これはサイドイベントに限らないことですが、盗難には気をつけて欲しいと思います。自分の荷物を守ることが、イベントを楽しむことに繋がります。もちろん、我々スタッフも注意して見ていますが、最後に守れるのは自分自身ですからね。せっかくのグランプリが楽しくなくなってしまうのは、本当にもったいないので、気をつけてください」
--「最後に、プレイヤーの皆様に一言お願いします」
大角「グランプリは、みんなで楽しめるお祭りです。ぜひ、楽しんでください!」
様々なサイドイベントが開催されている、グランプリ・京都2016。「本戦には出ないけど、行ってみようかな?」と迷っている方は、ぜひ、足を運んでみて欲しい。
「プレイヤーに、とにかく楽しんで欲しい!」
という思いを持ったジャッジやスタッフが皆様の来場を歓迎してくれる。筆者もスタッフの一員として、心よりお待ち申し上げる次第だ。