グランプリには、国内のみならず、世界中からマジックプレイヤーが集まってきます。国境を越えたマジック仲間ができるのも、魅力の一つでしょう。
そして今回、以前からお会いしたいと思っていた海外プレイヤーの一人に、ついに会うことができました!それは……。
Hareruya Pros、ペトル・ソフーレク!
数日前、Twitterを眺めていたときのこと。
I am going to Japan for the first time tommorow to sightsee and play in Gp Kyoto. Never been so excited!!!
— Petr Sochurek (@PetrKikac) 2016年9月5日
このツイートを見たとき、とある理由から、「京都では、何があってもインタビューしよう!」と決意していました。
なぜ、そんな決意をすることになったのか。そして、そんな決意をさせるペトル・ソフーレクとはどんなプレイヤーなのか。
それでは、最後までご覧ください!
■ ペトル・ソフーレクにインタビュー
--「はじめまして。お会いできて嬉しいです!」
Sochurek「こちらこそ、はじめまして」
--「早速ですが、インタビューさせてください。まずは、チェコ共和国からの長旅で疲れていませんか?」
Sochurek「ええ、ご心配ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。遠征には慣れているので、問題ありません。それに日本に行ってみたい!とずっと思っていたんです。なので、疲れなんて感じないくらい嬉しいです」
--「ようこそ日本へ!初めての日本はどうですか?」
Sochurek「想像していた以上に、素晴らしいところですね。僕は日本について勉強していて、日本語も少し勉強しています。でも、対戦相手と会話するのは、まだまだ難しいですね」
--「観光はしましたか?」
Sochurek「はい。お寺に行きました。あと、姫路城、それと温泉にも。どれも最高でした」
--「では、少し話を変えて、今回のチームメイトについて教えてもらえますか?」
Sochurek「Pavel MatousekとTom Ristoskyは僕のマジック仲間で、彼らが『日本のグランプリに行きたい』と言ったので、『喜んで一緒に行くよ!』と答えました。彼らとは、かなり練習をしてきました。二人とも、とてもマジックが上手くて、頼りになります」
--「チェコ共和国には有名なトッププレイヤーがたくさん居ますよね。Martin Juza、Stanislav Cifka、Ondrej Strasky……」
Sochurek「ルーカス・ブローンも忘れちゃダメですよ(笑)」
--「もちろん!”Hareruya Prosの”ルーカスですから(笑) 著名なプレイヤーばかりですね」
Sochurek「そのとおりですね。チェコ共和国のマジック・コミュニティは本当に素晴らしいと思っていますし、彼らに負けないくらい、僕も頑張りたいと思っています。彼らのことは、僕も尊敬しています」
--「日本には、あなたのファンがたくさん居ますよ。もちろん、私も含めて」
Sochurek「それはとても嬉しいです。でも、どうして?」
--「実は、【加入インタビュー】を和訳したのは、私なんです。そのときに、あなたのマジックに対する姿勢にとても感動したことを覚えています。【「バントカンパニー」ガイド】も、最初に英語で読んだときに感動しました。その証拠に……まったく同じデッキをコピーして使っています(私物のデッキをお見せしました。このために持ってきました)」
Sochurek「え?(デッキを手に取り)……本当だ!とっても嬉しいです!」
--「記事の最後に『僕のリストを選んでくれた全てのプレイヤーの幸運を祈っています!』と書いてあったので、どうしてもお見せしたかったんです。日本のファンのためにも、また記事を書いてください!」
Sochurek「本当に嬉しいです!日本にも必ずまた来るつもりですし、記事ももっと書きたいと思ってます。それから、晴れる屋にも行ってみたいので、案内してくださいね」
--「いつでも喜んで!」
本当ならばもっとお話をしていたかったのですが、インタビューはラウンドの合間で行われ、チームメイトを長時間待たせるわけにもいかないため、ここで断念。そのことを伝えると、
「前のラウンドが長引き過ぎたからですね。ごめんなさい」
と謝られてしまいました……。貴重な休憩時間を割いていただいたのはこちらなのに、本当に申し訳ございませんでした。
ちなみに、インタビューでも伝わるかと思うのですが、僕の英語力は未熟そのものです。インタビューが形になったのは、ゆっくりと話をしてくださり、分からない部分はわざわざアルファベットで書いてもらったからなのです。本当にお優しくて、感謝の言葉しかありません。
荷物をまとめて立ち上がり、握手を交わしたあと、一つだけ質問を投げかけてみました。
「日本語を勉強中とのことですが、一番好きな日本語は何ですか?」
「うーん、そうですね……」と迷いながら、少しだけ沈黙。
そして、この後に聞いた言葉を、僕はきっと、一生忘れないでしょう。
「ハレルヤ、デス」
Hareruya Pros、ペトル・ソフーレクの活躍をこれからも応援し続けよう。
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