9月30日に発売となる新セット『カラデシュ』。高度な機械文明が発達した次元が舞台となっており、極めて精緻、かつ機能美に溢れたアーティファクトが多数登場する。
そのアーティファクト群を見渡すと、我々の次元でもよく見慣れた(?)機械の姿が確認できる。
どう見ても乗り物だ(一部多脚戦車とか大型ドローンみたいなやつも混じっているが)。
『カラデシュ』にて初登場となるメカニズム「機体」の名を冠するこれらのアーティファクトは、その名に違わず飛行船、船、乗用車といった乗り物となっている。
一見すると極めて優秀なコストパフォーマンスのアーティファクト・クリーチャー。しかし、これらのカードをよく見ればひとつの違和感に気付くだろう。
そう、「機体」はパワー・タフネスこそ設定されているものの、クリーチャーのカードタイプを持っていない。すなわち、このままでは右下の数字はただの張りぼてということになってしまう。
そこで重要になってくるのが「機体」が持つ能力「搭乗」だ。
「搭乗」は「機体」が有する起動型能力である。自身のコントロールする任意の数のクリーチャーをタップし、その合計のパワーが「搭乗」コストに指定された数を満たすことによって「機体」はターン終了時までアーティファクト・クリーチャーになる。そうすることによって、その優秀なコストパフォーマンスを存分に発揮して戦線に加わることができるのだ。
「搭乗」のコストとなるクリーチャーは「召喚酔い」であるか否かを問わずコストに充てることができる。クリーチャーを乗り物に乗せて戦う。字面的にも相当のインパクトだろう。
これすなわち
この未知なるメカニズムについての知見を求めるべく、Hareruya Prosへの突発インタビューを行った。
■ 中島 主税 ~「搭乗」の秘訣は低コスト高パワークリーチャー~
「『搭乗』のコストに充てるクリーチャーのチョイスについては、軽くてパワーが高いものから選びたいですね。例えば《狼の試作機》や《ラムホルトの平和主義者》といった、低コストで高いパワーを持つ代わりに何らかのデメリットを有するクリーチャーは、序盤は機体への『搭乗』コストに充てることでデメリットを補うことに繋がりますよ」
■ 津村 健志 ~「搭乗」のご利用は計画的に~
「『搭乗』コストが総じて軽いですよね。起動自体は難なくできそうです。『搭乗』のコストに充てやすいという意味ではトークンとの相性がいいのかな?あまりにも今までにない画期的なシステムなので既存のカードとの相性は読みにくいですね」
「全体的にカードパワーが高いですが、『搭乗』のコストを用意する一手間は想像以上の弱点となる可能性があるので、そこは気を付けたいですね。戦闘に関しては単体だと何もしない分、《領事の旗艦、スカイソブリン》《耕作者の荷馬車》《ボーマットのバザール船》のように戦闘以外のアドバンテージがある機体は使いやすいのではないでしょうか」
「全体的にカードパワーが高いですが、『搭乗』のコストを用意する一手間は想像以上の弱点となる可能性があるので、そこは気を付けたいですね。戦闘に関しては単体だと何もしない分、《領事の旗艦、スカイソブリン》《耕作者の荷馬車》《ボーマットのバザール船》のように戦闘以外のアドバンテージがある機体は使いやすいのではないでしょうか」
■ 井川 良彦 ~赤白で攻める「機体」を組もう~
「戦闘への参加に他のパーマネントを必要とするだけあって、性能はどれも高水準ですね。『機体』支援の能力を持つカードがいくつかあることから、色の選択は赤白が最有力候補になります」
「ソーサリータイミングでの除去が効かない点はコントロールからすると厄介でしょう。『機体』を使用する側は『搭乗』のコストとなる種を切らさないように立ち回りましょう。ちなみに僕の一押しは《高速警備車》です。戦場に出たターンは他のクリーチャーとともに攻めることができるのはテンポ面で優秀ですね。高打点+速攻+トランプルが揃っている良い『機体』だと思いますよ」
三者に共通して「機体」の優れたコストパフォーマンスに着目していることが見て取れた。同時に「搭乗」コストをどう見るかといった面も浮かんできており、その最適解を求めることは『カラデシュ』の「機体」を乗りこなすうえで必要不可欠だろう。
未知のメカニズム「機体」。来るべき新環境のスタンダードにおいて、その姿が戦場を駆け抜ける姿に期待したい。
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『カラデシュ』は9/30(金)に発売されます。アーティファクトによって彩られた華やかな次元で、果たして、どのような物語が展開され、どのようにプレインズウォーカーは活躍するのでしょうか?
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