Translated by Tsubasa Tomita, Kazuki Watanabe
みんな、こんにちは!そしてようこそ、この素晴らしき新たな世界、カラデシュへ!
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が、リミテッド、そしてスタンダードの環境で使える多くの新カード、メカニズムを、ここ最近見せてくれている。
何が新しいかって?
そうだね、まずはドワーフが帰ってきた!
はとても良いカードだし、ドワーフ/コマンダーのファンからすれば彼女はオールスターだ!このカードを選んだ理由は、彼女の二行目のテキスト、“あなたがコントロールする各機体はそれぞれ、それがクリーチャーである限り+1/+1修正を受ける。”という部分だ。そう、『カラデシュ』ではアーティファクトの新たなタイプがやって来る。「機体」だ!
「機体」は「装備品」と似ている新しいアーティファクトのタイプで、しっかりと使うにはクリーチャーが必要になる。各「機体」がクリーチャーになって攻撃するためには「搭乗」コストを支払う必要があるんだ。僕たちにこれまで公開された「機体」は、、だ。
各種違った用途が備わっているが、すべては搭乗員がいなければ機能しない。さぁ!総員配置に付け!
すべての新しい「機体」は紹介されていないので、このシステムがスタンダードのメタゲームにどのような影響を与えるのかは未知数だが、一部のカードはとても強く感じて楽しみだ。今のうちに教えておくけど、リミテッドでは大暴れしそうなメカニズムだ。「機体」を「搭乗」させたり、何らかの効果で誤魔化せたりするとゲームもすごい勢いで飛躍するだろう。
次はゲームの新たなリソース、「エネルギー」だ。
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、もうアクセル全開だ!「エネルギー」!素晴らしい!
この「エネルギー」の使い方だけど、何かの効果で「エネルギー」を得たらカウンターが置かれて、利用するか、ゲームが終わらない限り消えることはない。「エネルギー」は他の物をパワーアップするためにも使えるから、は強くなり、によって呪文を唱える燃料にもなるし、《蓄霊稲妻》なら「エネルギー」を消費してダメージを調整できる。
新たなリソース、「エネルギー」はとても楽しく、間違いなく今後のマジック世界に影響を与えるだろう!
そして最後に新たなアーティファクトのメカニズム、「製造」だ。
これまで発表されているカードではあまり見かけない「製造」だが、を見るとどのようなことを期待したら良いのか、なんとなく掴める気がする。スタンダードでは、「機体」と同じように未知数だ。だけど、リミテッドの「機体」が10点満点で9点なら、「製造」は10点だ!横に展開するのは、防御でも攻撃でも、とても重要になる。数が物を言うことの多いリミテッドにおいては、まさにその通りだ。
『カラデシュ』全体を見通してみると、『異界月』はドラフトにおいて最高の楽しさを与えてくれたと記憶している。そして、今回のセットへの期待も同じようにとても高い!僕は確実に2日間のプレリリース、グランプリ、そしてプロツアーに出場して、これらのカードで戦うのがとても楽しみだ。皆もそうだったら嬉しいよ!
プレビューでは、まだ一部しか発表されていないからこれぐらいしか話せないんだけど、今回登場する有名な2人、そして新たなプレインズウォーカーに触れないのはおかしいよね!
はとても判断するのに難しいカードだ。とてもマナが軽く、何かをしてくれるプレインズウォーカーではあると思うけど、自身を守る上手い手段を持っていない。一方で、2つのマイナス能力は、ぴったりな使い方を見つければとても強いと思う。
はいつものように期待を裏切らないね、最高だ!5マナのプレインズウォーカーだけど、登場したら高い忠誠度を持って、直ちに戦況に影響を与えられる。が使える「-3」能力によって、次のターンの準備をすることができる。彼女の奥義は、すぐにゲームを終わらせるようなものではないけれど、中長期戦になって紋章を得たならば、膨大なドローに対戦相手がついていくのは、本当に難しいだろうね。
そして今現在、私の最も気に入ってる新しいカードこそ、これだ。
だ。このカードはただただ素晴らしい。コストも低く、彼女の持つ4つの効果はすべて、異なるゲーム展開に対応できる。彼女には指摘する箇所が見つからない。それほど強力だ。私なら彼女に最高評価を与えるね。
では、また次回!
Michael Bonde // 【Twitter】
Michael Bonde Pilgaard
【グランプリ・ストラスブール2013】、【グランプリ・マドリード2015】ではTop4に入賞。さらに【グランプリ・サンパウロ2016】では齋藤 友晴、Thiago Rodriguesと共に5位入賞を果たすなど、輝かしい戦績を数多く持つ。
盤面をコントロールして、複雑なロングゲームを制して勝利を掴む実力者。
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