みなさんこんにちは! 今週はモダンの話をしましょう。WMCQへ準備も必要でしょうしね!
僕の個人的な意見ですが、モダンのメタゲームを予想することはとても過小評価されていると思います。たしかにスタンダード環境ほど重要ではないけど、僕はモダンの予測をすることで多くのことが学べると考えています。
9月1日-3日にかけて、【世界選手権2016】に出場していました。最高の結果は出せませんでしたが、モダンの準備のために多くのことを学びました。
僕が実践したメソッドは、以下のようにモダンのメタを4つのブロックまたはレベルに分けることです。
■Camp1: クリーチャーコンボ、アグロ系
感染、親和、《死の影》Zoo、バーンなど
■Camp2: ミッドレンジ
ジャンド、アブザン、バントエルドラージ、グリクシス、ジェスカイコントロール、アブザンカンパニーなど
■Camp3: 叩きつけ系
赤緑トロン、赤緑タイタン、スケープシフト、赤緑ブリーチ、ドレッジ、リビングエンドなど
■Camp4: 呪文コンボ系
青赤ストーム、アドグレイス、グリセルショール、《紅蓮術士の昇天》など
もちろんこのジャンルに当てはまらないデッキもあると思います。ですがモダンの大会に出るとCamp1(クリーチャーコンボ、アグロ系)、Camp2(ミッドレンジ)のデッキに当たる確率はCamp3(叩きつけ系)、Camp4(呪文コンボ系)よりはるかに多いです。以下の画像がその理由です。
Camp1: Camp3、Camp4と相性がよく、Camp2との相性がよくない。
Camp2: Camp1、Camp4と相性がよく、Camp3と相性がよくない。
Camp3: Camp2と相性がよく、Camp1、Camp4と相性がよくない。
Camp4: Camp3と相性がよく、Camp1、Camp2と相性がよくない。
これは大まかな予想ですが、多くのデッキで適応できると思います。
この予測を見てCamp3(叩きつけ系)、Camp4(呪文コンボ系)のデッキは使いたいと思いましたか? あなたがそれらを使うなら、メタ予想の精度が高いときにすべきでしょうね。
もしCamp2(ミッドレンジ)のデッキが多くのメタを支配すると考えるのであれば、Camp1(クリーチャーコンボ、アグロ系)のデッキが減るとある程度予測できていると思います。そこでCamp3(叩きつけ系)のデッキを使えばメタに対して確実な強みを持てるでしょう。
例えばあなたは赤緑タイタンまたはスケープシフトを使うことで、元から相性のいいCamp2(ミッドレンジ)と優位に戦いながら、サイドボードには親和、感染対策に《呪文滑り》や《粉砕の嵐》など多くのカードを入れることができるでしょう。
Camp4(呪文コンボ系)でこのシナリオを描くのはとても難しいと思いますが、稀に結果を残すこともあります。そして何よりこれを成し遂げるとめちゃくちゃかっこいいです!!
大会のメタが全く分からない場合、Camp2(ミッドレンジ)のデッキを選ぶのが最適でしょう。Camp1(クリーチャーコンボ、アグロ系)をはじめとした大体のデッキに優位に戦うことができます。
全くメタがわからないけれど、どう考えてもCamp3(叩きつけ系)、Camp4(呪文コンボ系)のデッキが大半を占めると信じるのであれば、Camp1(クリーチャーコンボ、アグロ系)を堂々と握りましょう。
WMCQのメタゲーム予想
そんなこともあり、僕のWMCQメタ予想はこのようになりました。国によって人の傾向は若干変わるとは思いますが、大まかにあってると思います。
まず、Camp4(呪文コンボ系)はグランプリやプロツアーでは見られず、ローカルなイベントなどで見られるデッキなので、その辺をしっかり理解して準備しましょう。
また、参加プレイヤーたちのサイドボードはゲームに多くの影響を与えるカードで溢れていると予想されます。 親和へのヘイト、墓地ヘイト、そして特定の相手に向けた特定のカードで相手の戦略を崩してくるでしょう。また、赤緑タイタン、スケープシフト、赤緑ブリーチは最近よく結果を残してるデッキでもあるので、この辺は以前より多く見られると思います。
そして、多くの人は自分がよく知ってる(自信のある)デッキを使うでしょうね。
この推測から導いた答えは、僕ならCamp2(ミッドレンジ)のデッキを使い、他のCamp2のデッキにしっかり勝てる構築にするでしょう。そんなわがままな答えを叶えてくれるデッキはバントエルドラージです。
Camp1(クリーチャーコンボ、アグロ系)、Camp2(ミッドレンジ)に強く、赤緑タイタン、スケープシフト、赤緑ブリーチにも有利で、ミッドレンジのマッチングにも強いです。
今回はこんな感じでいかがでしょうか? これを読んでくれた読者がWMCQを制覇できることを願っています! そして、この理論を応用して自分の答えを見つけらてもらえたらうれしいです!
Martin Muller
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