『コンスピラシー:王位争奪』がレガシー環境に与えた影響は少なくない。【グランプリ・千葉2016】まで『カラデシュ』の発売を挟むとはいえ、現時点での”新環境”レガシーに挑戦することは大きな意義がある。
環境の変化は如何ほどか。ここでは、ラウンド5開始時点での上位8卓のデッキ分布をお届けしよう。
デッキ名 | プレイヤー数 |
【青黒緑続唱】 | 3人 |
【白青奇跡】 | 2人 |
【デス&タックス】 | 2人 |
【ジャンド】 | 1人 |
【青赤デルバー】 | 1人 |
【マーフォーク】 | 1人 |
【エルドラージ】 | 1人 |
【白青スピリット】 | 1人 |
【感染】 | 1人 |
【実物提示教育】 | 1人 |
【ベルチャー】 | 1人 |
【騙し討ち】 | 1人 |
■ 【青黒緑続唱】:3名
『コンスピラシー:王位争奪』が恩恵をもたらしたのはデス&タックスだけではない。《トレストの使者、レオヴォルド》。この間諜に秀でるエルフは、強力なドロー呪文が溢れるレガシーにおいて無視できない存在となる。
青いデッキにとっては早急に対処したいカードであるが、これが除去されても最低限の1ドロー保証が付いてくる。特筆すべきは《トレストの使者、レオヴォルド》の誘発型能力はコントローラーのパーマネント、そしてコントローラー自身にまで適用される点である。彼と対峙する際は《不毛の大地》や《リシャーダの港》、各種ハンデスの使用に気を付けたい。
■ 【デス&タックス】:2名
現環境のレガシーにおける渦中のデッキ。それがデス&タックスだ。《護衛募集員》の利便性は本物だったようで、会場各所でその姿を見ることができる。
《霊気の薬瓶》を絡ませることで、《ちらつき鬼火》や《ファイレクシアの破棄者》の着地まで即座に繋がる柔軟性も魅力だ。今後どこまでメタゲームに食い込んでくるか、その動向に注目したいデッキだ。
「青黒緑続唱」に「デス&タックス」と、『コンスピラシー:王位争奪』の新戦力を取り入れ進化したデッキの活躍が目立つ。レガシーにおいても、常に新しきを試し続ける姿勢が反映された結果といえるだろう。
ここからTop8に駒を進めるのはどのデッキとなるのか。結果に期待したい。
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