梅木 亮(神奈川)。
スタンダードが『カラデシュ』を迎える少し前、メタゲームを《集合した中隊》が支配する苛烈な環境にて開催された【第7期スタンダード神挑戦者決定戦】において、自身もまた本命であるバントカンパニーをもってその海を泳ぎ切り、見事今回の挑戦権を勝ち得たプレイヤーだ。
『カラデシュ』の参入によって激変したスタンダード新環境。現スタンダード神・和田 寛也との闘いを前に、この決定戦に向ける梅木の意気込みを語ってもらった。
編注: この度、梅木様のスケジュールのご都合がつかなかったため、書面による簡易インタビューでのお届けとなっております。ご了承ください。
1. マジックを始めたのはいつ頃からですか。
梅木「ずいぶんと昔に始めたこともあって今ではあまり覚えてないんですよね」
2. マジックを始めたきっかけは何でしょうか。
梅木「周りの知り合いがやっていて、彼らからカードをもらったこともあって始めるようになりました」
3. 思い出のカードはありますか。
梅木「これといった1枚は思い浮かばないですね。これから続けていくうちにそういった1枚ができるのかもしれません」
4. マジックの魅力とはなんですか。
梅木「正直なところ、分からないというのが本音です。それでも楽しめているので、それだけ自分にとって魅力のあるゲームなんだと思います」
5. 親交の厚いプレイヤーなどはいますか。
梅木「神奈川のプレイヤー、特に梅木会(※)のコミュニティのメンバーですね」
※梅木会: 【グランプリ・名古屋04】トップ8入賞経験もある久保田 雄飛が率いるコミュニティ。神奈川のプレイヤーが多く所属する。
6. これまでのマジック歴で最高だと思ったことはなんですか。
梅木「強いて挙げるなら、昔から今までこうして楽しめていることが最高だと思っています」
7. 一番好きなデッキとその理由をお聞かせください。
梅木「これといった特定のデッキが好き、というのはないんですよね。その時々で何でも使います」
6 《平地》 3 《森》 1 《島》 3 《大草原の川》 4 《進化する未開地》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 3 《要塞化した村》 2 《伐採地の滝》 -土地(26)- 4 《無私の霊魂》 4 《薄暮見の徴募兵》 4 《森の代言者》 1 《ヴリンの神童、ジェイス》 4 《反射魔道士》 4 《呪文捕らえ》 3 《不屈の追跡者》 2 《大天使アヴァシン》 -クリーチャー(26)- |
4 《ドロモカの命令》 4 《集合した中隊》 -呪文(8)- |
3 《節くれ木のドライアド》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 2 《意思の激突》 2 《オジュタイの命令》 2 《実地研究者、タミヨウ》 1 《不屈の追跡者》 1 《支配の天使》 1 《否認》 1 《即時却下》 -サイドボード(15)- |
8. スタンダードならではの魅力は何ですか。
梅木「なんといっても大会が多いところですね」
9. デッキ選択や構築を行う上でのこだわりなどはなんですか。
梅木「その環境における”強いカード”が入っているかどうかです」
10. 現在のマジックに関する目標はなんですか。
梅木「今は仕事を優先した生活のため、マジックに関する明確な目標というものは持っていないですね」
11. 対戦相手である和田さんへの印象をお聞かせください。
梅木「実はあまり存じ上げないので何とも言えません」
12. 神決定戦に向けての意気込みをお願いします。
梅木「当日へ向けてがんばります」
言葉少なく語る梅木であったが、その節々には長年触れてきたマジックへの、彼なりのスタンスが垣間見えた。
強者のデッキを使い、勝つ。挑戦者決定戦で権利を掴んだときと同じように。
梅木は和田との対決に向けて、静かに、しかし勝利の意志をもって環境の最適解を選択してくることだろう。