プロツアー『カラデシュ』レポート

Pierre Dagen



イントロダクション

今回のプロツアーに向けて、いつもと少し違うことを試したかった。チームEUrekaと前シーズンテストを重ねたんだが、その結果いくつかのことに気が付いた。一つは、とても最高だったということ。そしてもう一つは、チームメンバーとして必要なレベルが非常に高く、俺のようなプレイヤーにとって、もう一回やるのは厳しい、ということだ。テスト漬けの毎日を送るには、自分のマジック以外の生活の部分(仕事や、趣味。そして人間関係)に大きなプレッシャーを与えるし、長い目で見た場合、きっと楽しめるものではなかっただろう。それでも、良い準備をして自分のベストを尽くしたかったがね。

幸運なことに、今年のフランスには仲の良いシルバープロがたくさんいる。そんなみんなを受け入れられるよう、プロフェッショナルなスタンスを崩さず計画をしっかり立て、チーム全員でテストをした。結果このグループは今回権利を得た才能あふれる人たちと集まることができた。チームRenaissanceも加わってくれたよ。

Thierry Ramboa (シルバー・レベル)
Arnaud Soumet (シルバー・レベル)
Julien Henry (シルバー・レベル)
Louis Deltour (シルバー・レベル)
Steve Hatto (シルバー・レベル)
Remi Fortier (プロツアー・ヴァレンシア07チャンピオン)
Kevin Chiche
Noham Maubert
Arnaud Hocquemiller
Alexandre Aurejac
Mikael Rabbie
Laurent Calligaro

『カラデシュ』の全カードリストが公開されたとき、オンラインでテストすることにみんな賛成してくれた。大半の人は、そのリストが出るのすら待たなかったが。そしてプロツアーの一週間前にハワイ入りして、これまで準備してきたことをさらに完成させたんだ。少しだけ、ビーチで過ごした時間もあったけど。

我々のスタンダード予想

《集合した中隊》《ドロモカの命令》が象徴したフォーマットが去って、多様なメカニズムとカードが登場した。それもあって、プロツアー本番で使われるデッキを予想するのが、とにかく難しかったんだ。他のチームも同様だと思うが、「赤白機体」や「赤黒アグロ」の2つがとても強いデッキタイプだということは分かっていたし、我々はさらに爆発力がある《狼の試作機》《街の鍵》を悪用したコンボデッキも作っていたよ。そしてもちろん「黒緑昂揚」は良いデッキだと思っていた。



集合した中隊ドロモカの命令狼の試作機街の鍵


今回間違えたことは……まあ、その他のすべてだ。テスト時期のかなり序盤でLouis DeltourがJoey MannerをTop8まで導いた「青白テンポ」とほぼ同じデッキを組み上げたけど、我々のメタ予想で作ったデッキプールに多大なる影響を与えてしまい「緑白トークン」、「《霊気池の驚異》デッキ」、「《金属製の巨像》デッキ」などの戦略は《呪文捕らえ》の前では無力だと思ってしまった。間違えないでほしい、我々もこれらのデッキを自ら組み立てて実戦に使えたのだが、青白にあまりにも歯が立たなかったためこれらをメタから外してしまった。

この理由からフィールドほとんどがこの”レベル1”である「赤アグロ」か「緑黒昂揚」を握ると予想した。これらデッキは「青白」にとっては良いマッチングとは言えない。特に「緑黒昂揚」はやっかいな《墓後家蜘蛛、イシュカナ》を搭載している。



霊気池の驚異金属製の巨像呪文捕らえ墓後家蜘蛛、イシュカナ



青赤《電招の塔》(または赤青《霜のニブリス》?)

テスト序盤で、Kevin Chicheが《電招の塔》を使い、《氷の中の存在》を4枚入れたデッキを持ってきた。我々は好まなかったが、SCGを観る限り、メタゲームの中でいい結果を残していた。その頃は、テストを進める中で「白青」に勝てるデッキに良い評価を与えるようにもなっていた。俺は《氷の中の存在》を抜くことで相手が採用しているであろう除去呪文を腐らせる形に整えたんだ。これが「機体」と「緑黒」相手に結果はとても素晴らしく、《屑鉄場のたかり屋》だけはとても厄介な存在だったが「赤黒」相手にもいい結果を残せた。

基本的に1、2ターン目に相手のクリーチャーを除去して、《電招の塔》を3ターン目に唱える。次にアンタップしたときに十分のライフ(10点以上)が残っていた。そこからは相手のクリーチャーを除去しながらドローして、次の《電招の塔》を引いたらプレイヤーをターゲットすれば良い。《密輸人の回転翼機》への対処がとても簡単でとても満足であり、相手はルートが毎ターンできず、デッキの行動力は落ちる。

氷の中の存在電招の塔密輸人の回転翼機屑鉄場のたかり屋


もちろん、ゲームプランを《電招の塔》《稲妻》効果に頼ることもあるが、強い動きにはなりづらい。誰でもわかると思うが、8/8の《新緑の機械巨人》や10/10の《金属製の巨像》のような大きい生物は除去できない。《稲妻の斧》を搭載したメインデッキなら多少力になるかもしれないが期待からは程遠かった……《霜のニブリス》を見つけるまでは! 我々のサイドボードにとって最高のカードだった。相手はこのデッキを見ておそらく除去を抜くと考えると4ターン目にとても安全に着地できる可能性が高く、大きな脅威を対処するのにデッキの本質を変える必要がない。なんせ《電招の塔》《霜のニブリス》は同じゲームプラン(軽いスペルとドロー)を共有しているからだ。


面白いのがコンボデッキとのマッチングも解決してくれる。本来は攻撃的なデッキに入っている《新緑の機械巨人》を止めるためだったが、《霜のニブリス》《金属製の巨像》を三体も止めることができ(ラウンド13でOliverとの対戦で証明したように)、《秘蔵の縫合体》もタップ状態でひたすら拘束でき、《約束された終末、エムラクール》をも止めるのに役立つ(一戦目にデッキすべてを引いても対処することはできない)。

十分にこのデッキを使い慣らし、これが俺のプロツアーで登録したデッキだ。


ピエール・ダジョン「青赤スペル」
プロツアー『カラデシュ』

6 《島》
6 《山》
3 《霊気拠点》
4 《尖塔断の運河》
4 《さまよう噴気孔》
1 《高地の湖》

-土地 (24)-

1 《奔流の機械巨人》

-クリーチャー (1)-
4 《稲妻の斧》
3 《流電砲撃》
4 《予期》
4 《蓄霊稲妻》
4 《棚卸し》
3 《苦しめる声》
4 《癇しゃく》
3 《虚空の粉砕》
2 《天才の片鱗》
4 《電招の塔》

-呪文 (35)-
4 《氷の中の存在》
4 《霜のニブリス》
2 《儀礼的拒否》
2 《否認》
1 《奔流の機械巨人》
1 《流電砲撃》
1 《天才の片鱗》

-サイドボード (15)-
hareruya



さて、デッキの出来はどうだったか? 答えるならば、「最高ではなかった」という感じだ。結果は、このデッキでいい成績を収めて、ゲームもいい方向に傾いてくれた。「黒緑」や「白赤」に負けるのは、本当に稀だ。Top8まで踏まえても、青赤の方が有利だったと思う。だが「《霊気池の驚異》デッキ」、「《金属製の巨像》デッキ」、「グリクシス現出」は戦略的にこの《電招の塔》を無視してゲームを運ぶことができるためまず勝てないだろう。他のマッチングは半々っぽい感じ、大体がプレイングで左右され、そんな厳しい状況を知っている、実際メインデッキで5/5でスイスラウンドを終えた。

このデッキを思い通りに動かせる要因はこの最高に完成れたサイドボードにある。俺はこの大会に適した60枚のカードを用意出来なかったが、適した75枚のカードを選ぶことができ、とても強かった。多くの想定したサイド後のテストを繰り返し、俺のサイドボードの結果は13-3だった。《霜のニブリス》は驚きの要素だけではな。《霜のニブリス》を侮っているが、それを横に置いておいてもこのデッキに対するサイドボードを完璧な正解を出すのは難しく、先手後手や二戦目に何を見たか、相手の思考を考えてこちらもサイドしなければならない。



反逆の先導者、チャンドラ空鯨捕りの一撃石の宣告



例えば二戦目に「機体」相手に負けたら(これは大体起きることだ、相手は先攻だし。《反逆の先導者、チャンドラ》《氷の中の存在》《霜のニブリス》を焼き払われる)《電招の塔》を戻すだけで相手のサイドした無駄な《空鯨捕りの一撃》《石の宣告》を見て笑っていられる。コンボデッキ相手にはすべてをカウンターするドローゴーデッキに変身することもできる。そして終わりにフランスのデッキらしく、《奔流の機械巨人》をWafo-Tapa風のマナーで叩きつけてゲームを終わらせよう。

リミテッド

俺は構築の部分をチームに貢献できると思っているタイプだから今大会のドラフト部分はちょっとした挑戦になりそうだった。いくつかのドラフトをスタンダードに集中するために不参加だった。そしてドラフトの渡された資料を自分で整理しただけだ。簡単に完結するために、我々はこのフォーマットは攻撃を通すことがとても以前より難しいと判断した。「製造」から出てくるトークンが攻撃するより守りの方が得意なためである。そしてカーブの序盤に出るクリーチャーはのちに出るさらに大きい物に上回れるのがとても早い。『異界月』では俺のチーム(Eureka)は《猛々しい狼》が大好きで我々は早い段階でピックしていた。

理由としてはとても前のめりな3マナで攻撃する時は他の3マナたちを上回り、5マナクリーチャーとトレードできた。このフォーマットで《ピーマの先導》は壁のごとく他のフェアな3マナクリーチャーをブロックできて、2マナ、3マナとクリーチャーを繰り出しても攻撃するのは困難になる。その結果ボードは膠着し、どちらかがこの盤面に影響するクリーチャー(アンフェアなクリーチャーか、大きいクリーチャーか、爆弾レア)。そんなわけで、この『カラデシュ』リミテッドで勝ちたければ、2つのことが必要だ。膠着した盤面の打開策となるクリーチャーと、相手が打開策を自分より早めに引いた時に素早くそれを殺せる除去だ。



豪華の王、ゴンティ野生の放浪者牙長獣の仔博覧会場の吠え象



俺の最初のドラフトはこの上記のプランに完璧に則って、除去も6枚詰め込んであり、《豪華の王、ゴンティ》と共に《野生の放浪者》はじめ、6マナ域を多く積むことで膠着した盤面でも攻撃できるようにした。Frank Karstenが相手のとき、《牙長獣の仔》《博覧会場の吠え象》のいる状態でプレイしてみたら、4ターン目に相手はデッキを片付けていた。それ以外は緑の大型クリーチャーと黒の除去で簡単に終わらせることができ、完璧なスタートだった。

2回目のドラフトはフィーチャーされていた。白青になかば強引に入れられたときはとても震えるようなスタートだったよ。最初の2パックには使える他の色がなかったと思うね。この色の組み合わせは自分で用意していたプランに当てはまらなかった。膠着した盤面を崩すカードは多いんだが、膠着状態を作るのがとても難しく、確実な除去も欠けている。一応《特権剥奪》《誤動作》はあったが、あまり期待に応えてくれるとは思えなかった。



害悪の機械巨人空鯨捕りの一撃耕作者の荷馬車密輸人の回転翼機


八十岡 翔太が隣に居たため、彼には美味しいカードを多く渡した。3パック目では、《害悪の機械巨人》を渡した。というのも、理由は彼が8-0なのに自分は7-1。彼に良いデッキを組ませることで自分は彼と当たる確率が下がるからと思ったからだ。自分のデッキは好みではなかったが、《空鯨捕りの一撃》《耕作者の荷馬車》《密輸人の回転翼機》、そして《ヒレナガ空鯨》の組み合わせでカードの質はとても高く、八十岡 翔太の怪物デッキを目のあたりにしたReid Dukeにも勝つことができ、2-1で終わることができた。

スタンダード

今回三種類のマッチングがあった。最高のマッチング、《霜のニブリス》頼りのマッチング、そして最悪のマッチングだ。

最高のマッチングは「赤白機体」(2ラウンド目)と「緑黒昂揚」(3ラウンド目)だった。「赤白機体」相手で後手の場合、「最初の2ターン、相手に触れられない」という初手ならマリガンするんだ。3ターン目に《電招の塔》を安全に唱えることが難しいからね。それさえ達成できれば相手のクリーチャーから始めて、そこら中に3点火力を叩き込むことになる。「黒緑」を相手にする場合、覚えておいて欲しいことは《墓後家蜘蛛、イシュカナ》が2回唱えられて蜘蛛・トークンが6匹出てくるか、13/13という越えられないサイズの《約束された終末、エムラクール》が登場しないかぎり、負けることはない。《虚空の粉砕》を構えながら、相手が追い付けないところまでマナ、手札を蓄えれば良いんだ。こういうマッチは、簡単に勝てたよ。



霜のニブリス金属製の巨像慮外な押収


《霜のニブリス》に頼るマッチングでは1ゲーム目は落としてまうだろう。だが笑顔を絶やしてはいけない。《霜のニブリス》が、必ず相手を負かしてくれるはずだ。「グリクシス現出」や「《金属製の巨像》デッキ」は良い例だ。相手が持っている《霜のニブリス》に対する《慮外な押収》のような回答を回避すれば、勝利にたどり着けるはずだ。俺の5ラウンド目と13ラウンド目のフィーチャーマッチでは、メインでボロボロに負けながらこのサイドボードを行い、勝っていたのが分かると思う。

最悪のマッチングは「《霊気池の驚異》デッキ」だ。このデッキがここまで人気だと知っていたら別のデッキを選んだだろうね。その動きを止めることができず、相手より早いわけでもなく、《霜のニブリス》は時間を稼いでくれるだろうが、たった1枚の《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を相手が《霊気池の驚異》で引き当てた瞬間、負けてしまう。Matt Nassに最終ラウンドでは勝てたものの、このデッキに2回くらい負けた。相手の引きが悪く、俺はカウンター呪文をすべて使い果たしていたんだ。「青赤《電招の塔》」というデッキが弱いわけじゃない。ただ、これはあくまで自分の感覚だが、《霊気池の驚異》が想像以上に強力だったんだ。

プレッシャーの中で、ジャッジすること



約束された終末、エムラクール稲妻の斧蓄霊稲妻


このレポートを使って、一つ賞賛したいことがある。今回のジャッジたち、そして特にヘッドジャッジのAlfonso Buenoさんのことだ。ラウンド15でOndrej Straskyが握る「黒緑昂揚」と対戦していて、この試合に勝つとTop8がほぼ確定、という状態だった。俺は速やかに一戦目に勝ち、そして恥ずかしい二戦目が始まった。彼は《約束された終末、エムラクール》を解決させて、俺の盤面に《霜のニブリス》が土地5つとともにいた。手札に3枚の《蓄霊稲妻》《稲妻の斧》、そして《奔流の機械巨人》。このゲームに生き残るためには2枚の《蓄霊稲妻》をエネルギーを温存しながら果敢を二回誘発させるために《霜のニブリス》に唱えて、《蓄霊稲妻》を捨てながら《稲妻の斧》を唱えて、6/6の状態を作って生き残るようにし、Ondrejが次のターン《霜のニブリス》を除去できず、《約束された終末、エムラクール》はタップ状態になるのがベストだと思った。この良いプランを立てて、次のドローが幸運にも《棚卸し》、そして次も同じく《棚卸し》。このゲームを完全に支配し、Top8が徐々に見えてきた。

だが、ゲームを観戦していた俺のチームメイトが、《最後の望み、リリアナ》の「+1」能力によって、《霜のニブリス》は死んでいる、と指摘してくれた。我々はすぐにジャッジを呼び、『この説明が100%正しい』と話した。問題は2ターンほどそこから経過していたことで、俺はすでに7枚ぐらいドローしてしまったこと、そして《霜のニブリス》で攻撃していたことだ。解決するには、かなり型破りなゲームの巻き戻しをしなければならなかった。

これはとても居心地の悪い状況だ。このままゲームを続けOndrejをこのTop8争いから不公平にも排除するか、それとも自分がゲームロスを取って、次のゲームに挑むか。《霜のニブリス》が死んでいても勝つチャンスは十分にあったと思うが、Ondrejは《約束された終末、エムラクール》でコントロールしたターンに、俺がドローしたものを把握できる、と指摘したんだ。Ondrejは冷静に、ゆっくりとこの状況があまり影響を与えない段階まで戻せるかを手伝ってくれた。ヘッドジャッジのAlfonsoも丁寧に巻き戻しの工程を確認してくれた。これはマジック違反処置指針から少々逸脱していて、それはお互い了承していたことだが、両プレイヤーにとって最もフェアな状況を作ってくれたんだ。

この試合は結果負けてしまったが、多くのリスペクトが生まれ、Ondrejだけではなく、ジャッジもとても高度なルーリングを実現してくれたことでプレイヤーの間を取り持ってくれた。この対応がなければOndrejと俺はこの試合が終わってから、良い気分にはなれなかっただろう。だからこそ、多大なる感謝を捧げたい。

Top8での負け、そして未来で勝つために

TOP8に入ってからの戦いは、とても楽しかった。Ben Hullと第2ステージで当たったことはとても嬉しかったね。マッチング自体はとても有利だったからね。八十岡 翔太のデッキは、とにかくサイド後は悪夢のような戦いになることが事前のテストで分かっていた。だが俺のチームが編み出したプランをメインデッキに搭載し、そのプランを守っていれば比較的簡単に倒すことができるだろう。そのため最初の二戦は勝つことができ、サイドしたゲームのどれか一回勝てればと思っていたのだが……もし対戦したら、彼が3-2で勝っていたかもしれないな。そんなこともむなしく、Benの華麗なドローと自分の振るわない手札によって3-0であっさりと負けてしまった。彼は難しい試練を乗り越えて準決勝の舞台に挑んだ。彼の将来が楽しみだよ。



稲妻の斧新緑の機械巨人無許可の分解機械医学的召喚


ここからさらに先へ進むためにどうすればいいか。カードを加えて変化を与えることでメタゲームの中でやっていけると思っている。《新緑の機械巨人》をあまり見かけなくなったら《稲妻の斧》をメインボードに採用する意義は薄れてくるし、コントロール、そしてコンボが環境に登場したら、4枚目の《虚空の粉砕》が必要となるだろう。《無許可の分解》が少なくなってきたら2枚目の《奔流の機械巨人》がメインボードに欲しくなるだろう。コンボデッキに常にプレッシャーを与えられるし、カウンターを温存することにも繋がる。サイドボードは、相手に『何が飛んでくるか』を常に考えさせるような作りが良いだろう。《機械医学的召喚》とか《慮外な押収》は使用してみたいカードだ。処理できない脅威をコントロールして、その恐怖を相手に押し付けられる。

実は、もうこれをテストしてみてはいるんだが、よく仕上がっていて好感触だ。同様の考えだが、《熱病の幻視》は、八十岡とRomaoが決勝で使ったようなデッキ相手にとって悪夢だろうね。これらすべてが《霊気池の驚異》に対する問題を解決しないことは分かっている。だがそれ以外のマッチングには対応できているのではないだろうか?


ではまた次回。

Pierre Dagen


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