GPロッテルダムレポートとトモハル流チームの組み方

齋藤 友晴


皆さんここではお久しぶりです、トモハルです!


晴れる屋の露出部各所で色々伝えさせてもらってる通り、

マジックを盛り上げていくことに【本気】出してます。

ポピュラーなスポーツよりも、幅広い年齢の人が身体差少なくフェアに遊べるマジックを世界一の文化に押し上げたいし、今後万が一マジックが滅びそうになった場合に、助けられるような力を晴れる屋に付けていきたい。

そうなるとやるべきことがたくさんあって、ついついブログを書く時間が減ってしまうんですよね^^;

反面、少しでも顔出して少しでも役に立ちたい気持ちはあるので今後は回数を絞ってなるべく皆さんの役に立ちそうなことを書いていきます!

改めてよろしくお願いします☆



■ グランプリ・ロッテルダム2016

Hareruya Pros仲間のジェレミー・デザーニ/Jeremy Dezani&殿堂ラファエル・レヴィ/Raphael Revyと一緒にオランダでチームリミテッドのグランプリに出てきました!


Jeremy Dezani/Raphael Revy/齋藤 友晴
ジェレミー・デザーニ/ラファエル・レヴィ/齋藤 友晴
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用しました。


デッキ構築は2回ともほぼ完璧&パック運にも恵まれていたためチームシールドの予選14回戦を12-1-1(ID)のぶっちぎり1位で抜けることができたものの、トップ4のチームドラフトでマルシオ・カーバルホ/Marcio Carvalho率いる優勝チームに負けました。

最後、僕のミスキープで。。。

振り返ると6:4でマリガンぐらいの難しめハンドだったものの、もっと冷静さがあれば正しいほうを選べたかなと思えるミスでした。

もちろんマリガンしてれば勝てたのか、というのは分からないけど、ミスキープしてしまった一番の理由を考えると、チーム戦は不戦勝がない&会話にもエネルギーを使うため体を鍛えてないのがモロに出ました。

特に初日9回戦の最後のほうは時差ボケも重なり半分寝ながらやってました^^;

鍛えないとだし、体力温存とか良好睡眠スキルも磨いていかないとなりません。

ちなみに……





僕の4色コントロールに対し、相手のリーダーマルシオは……


生命の力、ニッサ生命の力、ニッサ


なんと《生命の力、ニッサ》が2枚も入ってました!!

バケモン!! オニカナ(編注:鬼に金棒)もいいとこ!!


とはいえ、結果は3位プロポイント4点貰えたし、チームが凄くフィットしてて良かったです。

3人が3人ともデッキ構築で頼もしかったし、お互いをリスペクトしてたし、最終的に迷ったらリーダーのレヴィが決めるってルールでやってて、あとの段取りは最低限だけ。みんなで残り時間を見ながらフィーリングが良かったものをひたすら色んなパターン試して決める形。

練習から本番の道中、ムードも常に良い感じ。これは理想のチームに近いかもって思いました。



■ チームの組み方

現在チーム戦で一番大事なのは試合よりも練習よりも前の段階にある「チーム組み」だと認識しています。

1回戦につきマッチを3つ行うので勝率がかけ算2回された後のものになるし、チームは嬉しさも悔しさも共有し合う関係。

だから勝つためだけじゃなく、楽しむためにも重要。

来年日本でもまたチームリミテッドGPがありますし、チーム結成に対する考えを伝えようと思いました。

良かったらチームを組む際に参考にして下さい。

また、チームシールドのデッキの組み方はマイケル・ボンデの記事を参考にして下さい☆




自分にとってより良いチームを結成する為に最も意識すべきはテーマ。

まず、どんなチームで出たいのかをハッキリさせることが重要です。

大きく分けると勝ちたいのか、楽しみたいのか、その他なのか。

複合する場合、どのような比重か。

です。

今回はテーマ別に話します。


◆ 勝つためのチーム

→強い人と組む

当たり前ですね。できるだけ強いプレーヤーが集まったほうがチーム勝率が高くなりやすい。なので当然「強い」と認識されることも良いチームを組むために重要。


三原 槙仁/板東 潤一郎/山本 賢太郎
【グランプリ・京都2013】での三原 槙仁/板東 潤一郎/山本 賢太郎
※画像は【マジック:ザ・ギャザリング日本公式ウェブサイト】より引用しました。


板東 潤一郎も【トップ4プロフィール】で必勝法だと言ってました^^


→早く組む

椅子取りゲームのような要素が強く、基本的に強い人ほど早く埋まります。プロの範囲においては近年は1年前から決まっているという人も出てきたぐらいです。

今回のロッテルダムもおよそ半年前に結成したチームでした。


→練習しやすい人と組む

練習するほど勝率が上がるのはもちろん、事前にまとまった意見交換をしておければ本番もスムーズ。


→コミュニケーションしやすい相手と組む

言語の違いや年齢、関係などによる敬語は障害になる要素。文字数少なく意思疎通できるような関係が望ましいです。


など。


◆ 楽しむためのチーム

→一緒にいて楽しい人と出る

試合以外にも飲み食い、宿泊、移動なんかも共にすることになりやすいので、超重要。


→普段のチームやマジック仲間と出る

仲間と一緒にイベントに参加して頑張ったら勝っても負けてもハッピーになりやすい。


→フレッシュな人と出る

チーム戦ははじめましてに近い人と仲良くなるツールとしても有効。長い時間一緒に戦うと深まります。


→一緒に目立てる人と出る

3人でコスプレして出るとか、芸能人引っ張ってくるとか。


ワールド・マジック・カップ2015メキシコ代表
ワールド・マジック・カップ2015でのメキシコチーム
※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用しました。


など。


◆ その他

→勉強になりそうな/勉強させてあげれそうな人と出る

その時の勝ちや楽しみよりも自分か相手のマジック力向上を意識する場合には、実力差があるチームもあり。


→相性を試したい人と出る

自分が重要視している部分。チームリミテッドは普段からやらないから組んでみないと相性が分かりにくい。ベストチーム探し。ただ、普通はそんなに機会もないのでどうでも良い。

など。


みんなが上記をしっかり意識した上で、お互いハッピーな3人で組めば、自分のチームに後悔するようなことは少なくなるはずです☆

あと、自分に合ったチームを理解したり見つけるために有効なのは、晴れる屋トーナメントセンターや各所でときどき開催される通常のチームリミテッド大会で色んな人と組んでみるのがオススメです♪

来年の2回目のグランプリ・静岡2017は皆さんが皆さんにとってより良いチームで参加できることを願っております!

なお、僕は晴れる屋主催グランプリにつき参加できないため、チーム組みのオファーは受付けてません(泣)

誘ってくれようとしたその気持ちだけありがとうございます!←


トモハル



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