こんにちは!
前回の【コガモメモリーズその1】Trixに引き続き、この度も思い出のデッキを紹介していきたいと思います!
今回のデッキは、僕が初めてエクステンデッドの「プロツアー予選」に参加したこのデッキです。
12 《島》 6 《森》 4 《Tropical Island》 1 《樹上の村》 -土地(23)- 1 《スパイクの飼育係》 1 《スパイクの織り手》 1 《変異種》 -クリーチャー(3)- |
4 《衝動》 3 《対抗呪文》 2 《ガイアの祝福》 1 《妨害》 4 《Force of Will》 4 《噴出》 2 《時間のねじれ》 4 《踏査》 4 《ドルイドの誓い》 2 《巻物棚》 4 《どん欲の角笛》 -呪文(34)- |
4 《火薬樽》 3 《基本に帰れ》 2 《目くらまし》 2 《スパイクの織り手》 1 《スパイクの飼育係》 1 《変異種》 1 《エメラルドの魔除け》 1 《妨害》 -サイドボード(15)- |
アメリカの殿堂プレイヤーであるZvi Mowshowitz、そして日本が世界に誇るデッキビルダー中村 聡さんがこよなく愛したデッキが「TurboLand」。
《踏査》と《どん欲の角笛》の組み合わせでライブラリーを掘り進み、最終的にはライブラリーを全て引き切ってから、《ガイアの祝福》2枚で延々と《時間のねじれ》を循環させて「無限ターン」を獲得するデッキです。
コンボを完成させるまではそれなりの時間を要しますが、クリーチャーデッキに対しては《ドルイドの誓い》が鉄壁の守りとなります。《スパイクの飼育係》と《スパイクの織り手》はビートダウンデッキにとって悪夢そのものであり、そうやって時間を稼いでしまえば、「無限ターン」に突入するなり《変異種》で殴り勝つなりお好みの勝ち方ができます。
《ドルイドの誓い》と《ガイアの祝福》の相性の良さは特筆もので、《ドルイドの誓い》の能力が解決する際に《ガイアの祝福》が落ちていればライブラリーが自動的に修復されるので、こちらのクリーチャーやライブラリーが尽きることはありませんでした。
クリーチャーデッキを1枚で完封する《ドルイドの誓い》や、《踏査》と《どん欲の角笛》による圧倒的なアドバンテージ差などなど、このデッキの魅力は多岐にわたりますが、なんと言っても「無限ターン」を得られる数少ないデッキであることこそが、僕の心を鷲掴みにした最大の理由です。
コンボデッキということもあって、一人回しも最高に楽しかったですね。「TurboLand」で何度も「プロツアー予選」に参加していたのですが、Zviの『TurboLand vs. The World』という記事はとても参考になりました。
広島で開催された「プロツアー予選」(6回戦)にて、小野田(倫久)さん、池田(剛)さん、諸藤(拓馬)さん、三津屋(和彦)さん、ジョン(景山 太郎)さんといった強豪とたくさん、そりゃもうたくさんあたったのもいい思い出です。この大会前までは、僕にとって「プロツアー予選」はただの大会のひとつに過ぎませんでしたが、この大会を機に「プロツアーに行くための大会」ということを明確に意識し始めたと記憶しています。
デッキの方に話を戻しますと、Zviは「グランプリ・ラスベガス2001」で《ドルイドの誓い》が抜けたバージョン(!?)で結果を残したりもしていましたが、そこまでするなら違うデッキを使ったらいいのでは……少年だった僕でさえ、そう思わずにはいられませんでした(^_^;)(笑)
10 《島》 3 《森》 4 《Tropical Island》 4 《Thawing Glaciers》 2 《樹上の村》 -土地(23)- -クリーチャー(0)- |
4 《渦まく知識》 1 《エメラルドの魔除け》 4 《蓄積した知識》 4 《対抗呪文》 2 《ガイアの祝福》 3 《獣群の呼び声》 2 《直観》 4 《Force of Will》 3 《時間のねじれ》 4 《踏査》 2 《巻物棚》 4 《どん欲の角笛》 -呪文(37)- |
3 《ドルイドの誓い》 2 《黄塵地帯》 2 《エメラルドの魔除け》 2 《火薬樽》 2 《妨害》 2 《変異種》 1 《スパイクの飼育係》 1 《スパイクの織り手》 -サイドボード(15)- |
結局Zviが自身の記事か何かで《ドルイドの誓い》は入れ得!と語っていた(ような気がする)ので、《ドルイドの誓い》なしのバージョンはほとんど試さず終いでしたが、Zviのさすがの発想力には驚かされました。
その後ももちろん「TurboLand」を使用し続けたZviは、「デュアルランド」のなくなった1年後の「グランプリ・ニューオリンズ2003」で見事にグランプリ制覇を成し遂げています。
14 《島》 5 《森》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 1 《樹上の村》 -土地(24)- 1 《戦場のたかり屋》 -クリーチャー(1)- |
4 《蓄積した知識》 4 《対抗呪文》 3 《一瞬の平和》 2 《クローサ流再利用》 2 《直観》 1 《転覆》 3 《時間のねじれ》 2 《噴出》 4 《踏査》 4 《ドルイドの誓い》 2 《巻物棚》 4 《どん欲の角笛》 -呪文(35)- |
3 《貪欲なるベイロス》 3 《綿密な分析》 2 《火薬樽》 1 《黄塵地帯》 1 《帰化》 1 《反論》 1 《直観》 1 《転覆》 1 《妨害》 1 《誤った指図》 -サイドボード(15)- |
すっかり「TurboLand」とZviに入れ込んでいた僕は、この結果に大歓喜!
直後の「グランプリ・広島2003」にはもちろん上記新型の「TurboLand」をコピーして参戦しましたが、結果は初日でポン……比べるのもおこがましいですが、Zviとは違い「グランプリ」でも、「プロツアー予選」でも、ついぞ結果を残すことはできませんでした。
結果こそ残せなかったものの、僕に「プロツアー予選」が何たるか、コンボデッキが何たるかを教えてくれた「TurboLand」は僕にとって最も大切なエクステンデッドのデッキのひとつです。
なお、余談ではありますが、あまりにも「TurboLand」愛が強すぎて、「時のらせん・ブロック構築」で「TurboLand」を作って挫折した経験もあります(笑)
14 《島》 5 《森》 4 《広漠なる変幻地》 3 《戦慄艦の浅瀬》 -土地(26)- 4 《水深の予見者》 2 《意志を曲げる者》 4 《裂け目翼の雲間を泳ぐもの》 3 《ヴェズーヴァの多相の戦士》 2 《ザルファーの魔道士、テフェリー》 1 《塩水の精霊》 -クリーチャー(16)- |
4 《祖先の幻視》 4 《遅延》 2 《ガイアの祝福》 4 《永劫での歩み》 4 《栄華の儀式》 -呪文(18)- |
4 《鋸刃の矢》 3 《造物の学者、ヴェンセール》 3 《永劫の年代史家》 2 《意志を曲げる者》 2 《塩水の精霊》 1 《ヴェズーヴァの多相の戦士》 -サイドボード(15)- |
このデッキも結局は「青単」に変更となりましたが、なんとかがんばって「TurboLand」で「グランプリ」に出ようとしていたのもいい思い出です(*^_^*)
ありがとう「TurboLand」。また「無限ターン」を得られるその日まで!
コガモ