ピックアップデッキリスト: 「ドラゴンストンピィ」

晴れる屋

古えの墳墓 虚空の杯 月の大魔術師

 太古の昔から脈々と息づいてきた「ドラゴンストンピィ」は2016年にも健在だったようです。 しかし、かつてはデッキの代名詞であった《弧炎撒き》《ラクドスの地獄ドラゴン》はいつしか姿を消し、新たに優秀なスタッフを迎え入れていました。 まずは今大会を見事に1位通過したデッキリストをご覧ください。


イケダ タカヒロ「ドラゴンストンピィ」
Eternal Festival Tokyo 2016 Trial(レガシー) (スイスラウンド1位)

10 《山》
4 《古えの墳墓》
4 《裏切り者の都》

-土地 (18)-

4 《ゴブリンの熟練扇動者》
4 《月の大魔術師》
4 《猿人の指導霊》
3 《罪を誘うもの》
3 《雷破の執政》
2 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》

-クリーチャー (20)-
4 《焦熱の合流点》
1 《紅蓮操作》
4 《金属モックス》
4 《虚空の杯》
4 《血染めの月》
2 《三なる宝球》
3 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文 (22)-
3 《ファイレクシアの破棄者》
3 《歪める嘆き》
2 《唐突なる死》
2 《アメジストのとげ》
2 《減衰のマトリックス》
1 《瘡蓋族の狂戦士》
1 《紅蓮の達人チャンドラ》
1 《紅蓮操作》

-サイドボード (15)-
hareruya

 見慣れた《月の大魔術師》《猿人の指導霊》はかつてのままですが、《罪を誘うもの》《雷破の執政》といった少し珍しいクリーチャーが選ばれています。 《罪を誘うもの》はマナブーストに費やしたリソースを取り戻しつつ巨大なクロックを作り出し、デッキに残されたドラゴン要素である《雷破の執政》は除去を牽制する強力なフィニッシャーです。

罪を誘うもの 雷破の執政

 《雷口のヘルカイト》《嵐の息吹のドラゴン》の入ったリストも見かけますが、このデッキでは代わりに《ピア・ナラーとキラン・ナラー》が採用されています。 除去耐性とレース性能に優れた《ピア・ナラーとキラン・ナラー》は、ひとつひとつの挙動が大ぶりなこのデッキに柔軟なゲームプランを提供してくれるはずです。

ピア・ナラーとキラン・ナラー

 また、呪文枠では《焦熱の合流点》《反逆の先導者、チャンドラ》が目立ちます。 《焦熱の合流点》は重いものの、あるときは《紅蓮地獄》として、またあるときは本体6点火力として活躍する最高クラスのユーティリティーカードです。 《反逆の先導者、チャンドラ》は、最近ではスタンダードでも着実に存在感を増していますが、どうやら芽が出るのはレガシーが先だったようです。 対「白青奇跡」のように少しでも遅いゲーム展開を見せるマッチアップであれば右に出る者はいません。 展開力とカードアドバンテージの双方向から圧倒的な戦場を作り上げます。

焦熱の合流点 反逆の先導者、チャンドラ

 古い強力なカードばかりが活躍する印象の強いレガシーですが、こうしてみると最近のカードが与える影響も小さくないことがわかります。 また、《罪を誘うもの》が使われているように、スタンダードでは重すぎるカードでも、レガシーの「ドラゴンストンピィ」ならば活躍できるケースだってあるのです。 ちょっと気になるあのカードも、レガシーならば活躍できる可能性があるかもしれませんよ?

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