【コガモメモリーズその1】Trix

津村 健志

津村 健志



こんにちは!

突然ですが、この度から始まることになりました!【コガモメモリーズ】♪

端的に言ってしまえば、あの頃はよかった。あのデッキはよかった。と昔を回顧する思い出ぽろぽろ記事です(^◇^)

タイトルの通り、自身の思い出なんかも交えながら、昔の素晴らしいデッキやカバレージをご紹介できればと思います(*^_^*)

僕自身がカバレージを通じてプロツアーに興味を持ち、プロツアー予選に出るようになった経緯もあるので、このブログを機にみなさんがカバレージやプロツアーに興味を持っていただければ幸いです!

ここ数年でマジックを始めた方には馴染みのないデッキばかりかもしれませんが、本当に面白いデッキがたくさんあるので、よろしければ最後までお付き合いください!







僕は重度のカバレージオタクなので、昔は毎日マジックの記事と大会カバレージを読み漁っていました。

特に「デュアルランド」が使えた頃の「エクステンデッド」が大好きで、「プロツアーニューオリンズ2001」のカバレージは何度読み返したか分からないほどです。

Tomi Walamiesの「バント(青白緑)・コントロール」、世界中のプレイヤーを感嘆させた「Team Your Move Games」「Benzo」など、この大会には紹介したいデッキのオンパレードですが、初回を飾るのはこのデッキ、そしてこのプレイヤー以外にないでしょう。



Kai Budde 「Trix」 プロツアーニューオリンズ2001 (1位)

14 《島》
4 《Volcanic Island》
4 《シヴの浅瀬》

-土地(22)-


-クリーチャー(0)-
2 《渦まく知識》
4 《商人の巻物》
4 《蓄積した知識》
4 《対抗呪文》
3 《火》
1 《衝動》
4 《寄付》
3 《直観》
1 《転覆》
4 《Force of Will》
4 《Illusions of Grandeur》
4 《サファイアの大メダル》

-呪文(38)-
4 《紅蓮破》
3 《紅蓮地獄》
3 《変異種》
2 《水流破》
2 《天才のひらめき》
1 《冬眠》

-サイドボード(15)-
hareruya



Illusions of Grandeur寄付変異種


プロツアートップ8進出回数は実に10回。そして優勝回数がそのうちの7回。長いマジックの歴史の中でも、誰もが認める最強のプレイヤーがKai Budde。




マジック史上最高のプレイヤーと評されるKai Budde



僕がプロプレイヤーというものに憧れ、プロツアーに出たいと考えるようになったきっかけも、Kai Buddeに対する憧れの気持ちからでした。このプロツアーの前後は、そんなKai Buddeの全盛期だったのですが、彼がどれほどまでにすごかったか、みなさんはご存じでしょうか?


・グランプリ優勝7回
・プロツアー優勝7回
年間最優秀選手賞(Player of the Year)を受賞すること4回
・プロツアーでトップ8に残るとほとんど優勝していたので、負けた方が大きなニュースになっていた
・「Kai Buddeたちが賞金で『Wizards of the Coast』を買収した」というエイプリルフールネタを、『Wizards of the Coast』社がホームページ上に掲載


このように次々と金字塔を打ち立てていったKai Budde。2007年度には90%という圧倒的な投票率で殿堂入りをもはたしました。あまり有名ではないかもしれませんが、優勝すると自身の似顔絵入りカードを作成できる「インビテーショナル」という大会でも当然のごとく優勝しており、それは《非凡な虚空魔道士》というカードで具現化しております。


非凡な虚空魔道士


少し脱線してしまいましたが、このデッキはそんなKai Buddeの全盛期を象徴する歴史の1ページです。

基本的な動きは、《Illusions of Grandeur》《寄付》して勝利するコンボデッキですが、《Illusions of Grandeur》が20点のライフを提供してくれる関係で、特に「赤単」系のビートダウンには無類の強さを誇りましたね。

このデッキには《直観》から《蓄積した知識》を導く画期的なシステムや、複数枚の《サファイアの大メダル》から連打される《転覆》などなど、いくつもの驚きのギミックが搭載されていました。


蓄積した知識直観


サイドボード後にコンボ要素をサイドアウトして《変異種》を勝ち手段にする、いわゆる「オフェンシブサイドボード」も、当時無知だった少年の心を鷲掴みにした要因のひとつです。

また、【決勝戦のカバレージ】内にある「世界最強のクリーチャーを世界最強のプレイヤーが召喚しようとする」というフレーズもとても印象に残っています。

この後に初めて「プロツアーシカゴ2002」に参加したのですが、そこで目の前でKai Buddeが優勝したことで、僕の人生は大きく変わりました。

僕は初めてプロツアーに参加してから、5回目のプロツアーまでずっと初日落ちを繰り返していましたが、初日落ちすれば間近でBuddeの試合が観れるということで、実は当時は負けてもそこまで悲しんでいなかったり(^_^;)(笑)

いつかKai Buddeのような世界一のプレイヤーになりたい。

これは当時の僕が密かに掲げていた目標でした。

ただしあまりにも目標を高くしすぎると、手が届かないことに焦りや苛立ちを覚えてしまうこともあるので、まずはプロツアーで2日目に残ること、賞金を取れることを目標にしていました。

近頃は当時と同じくらいに負けてばかりいますが、まずはプロツアー初日突破を目標に、1歩1歩目標に近づいていければと思います!


コガモ


※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『MAGIC: THE GATHERING.com』
http://magic.wizards.com/en/top-players/hall-of-fame/kai-budde