第8期ヴィンテージ神挑戦者決定戦の幕が開ける第1ラウンドでは、【前回】トップ8の十文字 諒(MO)と浅倉 拓己(神奈川)が激突していた。
両者とも実力伯仲の強豪同士。緒戦を勝ち上がり、本イベントのスタートダッシュを切るのは果たしてどちらになるのか!?
十文字 諒(MO) vs. 浅倉 巧巳(神奈川)
Game 1
先攻の浅倉は《墨蛾の生息地》をプレイしてターンを終える静かな立ち上がり。対する十文字は第1ターンからフェッチランドを起動していきなりの《Ancestral Recall》!
十文字の強烈な動き出しに浅倉も《意志の力》で応じ、続くターンには《墨蛾の生息地》をレッドゾーンに送り込む。
浅倉 巧巳(神奈川)
だが、十文字もこれで痺れることはない。浅倉の《思案》に《精神的つまづき》を刺し、《墨蛾の生息地》は《剣を鍬に》で対処。さらに《不毛の大地》をプレイして後続の《墨蛾の生息地》のクロックに備える。
打ち消しと除去が飛び交う消耗戦に突入する中、十文字から飛び出したのは《時を越えた探索》!
浅倉「つよw」
これをカウンターできなかった浅倉は《時を越えた探索》が十文字にアドバンテージをもたらす様を見守ることしかできない。
十文字は《Library of Alexandria》によってさらに手札を拡充し、《Time Walk》までをもプレイし始め、2枚目の《不毛の大地》で盤石な防御陣を敷いて《精神を刻む者、ジェイス》!
大量の手札を重たげに手繰り、《Black Lotus》や《Mox Sapphire》をプレイしてマナ差をつけ、浅倉が放った起死回生の《時を越えた探索》を《Mana Drain》で打ち消すと十文字が見事な完封勝利を収めた。
十文字 1-0 朝倉
Game 2
浅倉のファーストアクションは《ギタクシア派の調査》。十文字のキープハンドに潜んでいた《不毛の大地》、《剣を鍬に》、《至高の評決》といった除去を確認すると、続く第2ターンに《防御の光網》!
返す十文字も負けじと《Black Lotus》経由の第2ターン《精神を刻む者、ジェイス》という強烈な動きを見せる。
十文字 諒(MO)
浅倉は《荒廃の工作員》を戦線に送り込むが、十文字は当然これに《剣を鍬に》。さらに《不毛の大地》と《露天鉱床》で浅倉の土地を壊滅させ、《行き詰まり》でゲームに蓋をする。
土地もなく、《精神を刻む者、ジェイス》の「+2」能力によってライブラリートップを検閲されている浅倉にできることはなく、静かにカードを片付けた。
十文字 2-0 朝倉