第5の神を決める戦い、「フロンティア神決定戦」。オリジナルフォーマットであるにも関わらず236名と非常に多くのプレイヤーがここ晴れる屋トーナメントセンターに集結した。
優勝すれば即「神」就任というこの大一番で、プレイヤーたちはどんなデッキを選択したのだろうか?
早速デッキの割合を見てみよう。
■ アタルカレッド: 24名
最多勢力となったのはビートダウンの代表格、アタルカレッド。
『ゲートウォッチの誓い』から《無謀な奇襲隊》、『カラデシュ』から《密輸人の回転翼機》が採用されており、「面」「点」両面の攻撃ともに強化されているのが特徴だ。
火力重視型、《強大化》+《ティムールの激闘》搭載型に分かれており、どちらか見極めて対処しないと一瞬でライフが0を割ってしまうだろう。
■ アブザンアグロ: 22名
続く2番手も同じく環境を代表するビートダウンの一角、アブザンアグロ。スタンダード時代に愛用していたプレイヤーがチューンナップして持ち込んでいる姿が多く見受けられる。
スタンダードではいわゆる「テンプレ」リストが存在したものの、フロンティアではそのリストは多岐に渡る。《エルフの神秘家》《屑鉄場のたかり屋》《密輸人の回転翼機》《異端聖戦士、サリア》《大天使アヴァシン》《領事の旗艦、スカイソブリン》と低マナ域から高マナ域まで幅広く新戦力が揃っているため、それぞれが想定した速度に合わせて戦力を投入しているのだ。
■ ダークジェスカイ: 16名
3番手につけたのはフロンティアのコントロールデッキ筆頭、ダークジェスカイ。
フロンティアを代表するカード・《時を越えた探索》を一番上手く使えるデッキであり、その《時を越えた探索》を『カラデシュ』からの新戦力《奔流の機械巨人》で使い回す様は
■ 4色《先祖の結集》: 16名
スタンダード期に一世を風靡した4色《先祖の結集》コンボ。フロンティア発表時点では「一強では?」という声も聞こえたが、今大会ではこの位置に落ち着いている。
メインプランに噛み合う《サテュロスの道探し》を得て、デッキの安定性がスタンダード当時よりも格段に上がっている。《密輸人の回転翼機》を始めとした飛行クリーチャーが中々止められないのが難点だが、その弱点さえ克服できれば自力の高さで勝ち上がってくるだろう。
■ 《アーティファクトの魂込め》アグロ: 16名
最後に紹介するのはアーティファクトを中心としたアグロデッキ。《アーティファクトの魂込め》による爆発力は環境随一だ。
『カラデシュ』の新戦力《ボーマットの急使》《密輸人の回転翼機》《屑鉄場のたかり屋》を採用したり、白に寄せてスタンダードの「多色機体」のように《スレイベンの検査官》《模範的な造り手》を採用したりとその構築は千差万別。《アーティファクトの魂込め》の圧倒的な速度を一番生かせるのはどの形か、まだまだ試行錯誤の段階なようだ。
その他にも《霊気池の驚異》や《硬化した鱗》など、個性的なデッキたちが数多く並ぶ。『霊気紛争』では「紛争」というフロンティアに適したキーワード能力もあり、今後が楽しみだ。
まだまだ始まったばかりの「フロンティア」、ぜひ一度プレイしてみてほしい。非常に自由度の高いフォーマットなので、そこにはきっとあなたの好きなデッキが待ち受けているだろう。
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