【やり得ハッピーテク紹介005】再利用パックハッピー

齋藤 友晴



みなさんこんにちわ^^
Hareruya Prosトモハルです!

ここでも報告させていただきましたが、『晴れる屋 成田店』のオープンと家族ごとの引っ越しがあったため、しばらくプロプレイヤーの活動を休み、店主トモハル&パパトモハルとして過ごしてました♪

新しい店もプライベートも、おかげ様で新しい環境をすごく楽しめてます☆

んで、落ち着いてきたのでまたプロとして1番目指して走り出したいと思います!



ここから本題。

復活の狼煙じゃないですが、今回のハッピーテクはかなーりガチなやつ。


「再利用パック」って言われてピンとくる方、どれぐらいいるでしょうか?

《再利用の賢者》のほうが身近な存在ですよね☆

「再利用パック」は「疑似パック」とも呼ばれていますが、その名の通り繰り返し使えるパックのことを指します。

今回は、パックの売上に打撃があるかもしれない内容で、ウィザーズ社もカード屋もあんまり語りたがらないある意味危険な内容なので、ワンチャン怒られて消すことになるかもしれないのでしっかり覚えておいて下さい^^←

ドラフトやシールドっていくら練習しても足りないぐらい、
シチュエーションが多くて面白いけど練習が大変!
GP静岡に向けて沢山練習したいけど……
ちょっともうパック代が……

なんてことになりそうなあなたに朗報!

そんなときは「再利用パック」の出番です!!

最初に少し手間をかけることで、お金を静岡おでん用と『晴れる屋』ブース用←にキープしながら、何回でも繰り返し、色んなバリエーションで練習出来ちゃいます^^

では、「再利用パック」作成手順を紹介します。



■用意するもの


・任意の数の新品パック
・同一のスリーブ14枚×パック数分と基本土地分(中古でも良い)
・マーカー
・管理用の袋×パック数分(スリーブに入れたカードが14枚入るもの)



■ステップ1




まずは新品のパックを開封します。
(今回は「何取る」企画ではありません。てかレア鳥一択すぎwww)



■ステップ2




アンコモン、コモン、フォイルをスリーブに入れ、その上からマーカーで番号を書きます。
この番号=パック番号となるので、違うパックに同じ番号を書かないようご注意下さい。
こうすることで、ソーティング(印刷上の並び順)による封入パターンを乱してしまうことを防ぎます。
逆に、レアは1枚しか封入されていないため、何とどう入れ替わっても問題ないので番号は書きません。レアはレア束としておきます。



■ステップ3




100円ショップなどで売っている、こういう上がプチっと止まる袋に入れる。(一例)
ここまでを、用意したパック数分行って下さい。



■ステップ4




プレイする際に使う基本土地にも同様のスリーブを入れておきます。

以上で完成です☆



■ステップ5


このあと滅茶苦茶リミテッドした←


【再利用パックの使用方法】

・ドラフトやシールドをやる際、レアはシャッフルしたレア束から引く形とします。
代理カード入りでも良いので、神話レア全種×1、レア全種×2ずつ揃えると個々の出現率を正しく再現できます。(出現パターンは厳しいです。)

・ドラフトやシールドが1セット終わったら、アンコモン&コモンは番号でソートして元の束にする。この際、アンコモンを別パックと入れ替えると新しいパターンが試せるのでベター。

以上が、再利用パックのほぼ全てです。
仲間と共用で作成すれば安く済み、いくらでも練習できます☆


この再利用パック、以前はスリーブではなくカードそのものに番号を書いてました。
でも最近のカードは何だかオイリーでマーカーをはじくし、そもそも《僧院の速槍》などの優良アンコモン&コモンが勿体ない!
しかもっ!なんと!環境が変わったらこのスリーブも再利用で転用可能です☆
これは、何で最初からそうしなかったんだという、個人的には画期的な閃きでした。
今回この内容を書こうと思って考えているときに思いつきました。

最近はマジックをプレイする年齢層も高くなり、沢山リミテッドをするパック代に困る方も以前より減りました。
ですがマジックの今と未来を考えたときに、お金がない若手プレイヤー、学生プレイヤーも工夫次第で同等以上に戦える可能性があるということを伝えていきたい想いもあるので、今回この内容を書いてみました。

今から丁度10年前ぐらいでしょうか。
マジックのプロプレイヤーを目指して、フリーターしながら頑張っていた頃、
当然いくらでもリミテッドするようなお金がなかったので、
みんなで3ボックス買ってこの再利用パックを作成し、ひたすら練習しました。
この練習によって、今現在『mtg-jp』で活躍しているKJこと鍛冶友浩と、今一緒にHareruya Prosをやってる津村健志と僕の3人でチーム戦のプロツアートップ4に入れたのは良い思い出で、工夫して成果を得たこと、努力の結果が出たことは今でも力になっています。

お金が足りないときは、時間と工夫でなんとかなる。

時間が足りないときは、お金と工夫でなんとかなる。


今回紹介した「再利用パック」は上記タイプのアプローチです。

なので当然、時間が足りない方は新しいパックを使いまくるほうがハッピーテク(笑)
(ここまで読んでくれてありがとうございます^^;)

自分、あるいは自分達の状況にマッチした工夫で勝利への挑戦を楽しみましょう♪


グッドラック!


トモハル