By Hiroshi Okubo
1月9日に発表された【禁止制限告知】。スタンダードで実に6年ぶりに3枚のカードが禁止されたあまりにもセンセーショナルなこの発表は、2か月経った今なお我々の記憶に鮮明に刻み付けられている。
そして当該の記事内では今後はプロツアーから5週間後にも禁止改定が告知されるという新たな方針もアナウンスされており、『霊気紛争』環境2度目の「禁止制限告知」はいよいよ明日・3月13日(月)へと迫ってきている。すでに各国のプロやコミュニティの中でも何が禁止、あるいは解禁されるか話題になっており、Hareruya Prosのルーカス・ブローンも昨日公開された【自身の記事】にて独自の見解を披露してくれた。
ではここ、PWCCに集まるプレイヤーたちは次なる禁止改定にどのような予測をしているのか? スタンダードで禁止(あるいは解禁)されそうなカードについて、3名のプレイヤーに話を伺った。
中村 肇(第4期ミスターPWC)
中村「《守護フェリダー》と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》禁止かな」
中村「まぁ《サヒーリ・ライ》でもいいんだけど、とにかくこのコンボはプレイングに制約を加えすぎてるよ。後手3ターン目にクリーチャー出したら負け、みたいなのはちょっとスタンダード然としてないと思うね」
中村「《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》は単純に強すぎるし、簡単すぎる。この2枚が禁止になって、解禁は特になさそうかな。強いて言うなら上で挙げた2枚を禁止した上で《約束された終末、エムラクール》と《密輸人の回転翼機》は解禁してもいいのかもしれないけど、可能性は低そう」
三宅 恭平(第10期・第11期ミスターPWC)
三宅「《守護フェリダー》か《サヒーリ・ライ》、あとは《屑鉄場のたかり屋》が禁止されそうな気がします」
三宅「単純に『サヒーリコンボ』と『マルドゥ機体』から1枚ずつ禁止が出そうだな、と。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》も強いんですけど、特に《屑鉄場のたかり屋》は環境に有効な対処手段が少ないし、戦場に戻るためのコストも軽すぎるのでコントロールデッキが成立しにくい原因を作っていると思います」
三宅「解禁は特にないと思うんですが、個人的には《約束された終末、エムラクール》だけは絶対に解禁してほしくないです。ゲームも長引くし、カードパワーが段違いですからね」
塚本 樹詩
(自称PWCの化身/晴れる屋にて【統率者連載】執筆)
塚本「塚本として言わせてもらうと、《守護フェリダー》と《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が禁止されることはありえない」
塚本「
塚本「そこで
塚本「《平地》の禁止だ」
塚本「マジックの歴史とともにあった“基本地形”を禁止することで、スタンダードは新たな局面を迎えることになるだろう。“創造”の対義語は“破壊”ではなく何もしない”ことだ。
塚本「また、《平地》が禁止されることで《巻きつき蛇》を軸にした『黒緑アグロ』が隆盛を極めることは容易に想像がつく。そこで、《森》と《沼》も禁止すべきだろう」
塚本「お前を信じる俺を信じろ」
2名のミスターPWCが「サヒーリコンボ」と「マルドゥ機体」のキーカードが怪しいのではないか? と推測する中で、それらの原因を根から断つ大胆な予想を立てた塚本。
いずれにせよ「何らかの変更はあるのではないか」という見方が強い中で、「解禁は(あってもおかしくはないが)何とも言えない」という意見が大きかった。明日の禁止改定ではどのような発表がなされるのだろうか? 来週末に【グランプリ・静岡2017(春)】を控え、スタンダードの変化からますます目が離せなくなりそうだ。
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