■ クリーチャータイプに注目!
各種アーキタイプには、何らかのコンセプトがあります。キーワード能力に注目しているものや、特定のカードを強く使用できるような構築がなされているものもあれば、クリーチャータイプに注目して、そのシナジーを活かすものもありますね。
マジックには、様々なクリーチャータイプが存在します。その中でも我々にとって最も馴染み深い「人間」を中心とするデッキ、白赤人間をご紹介しましょう。
1. 白赤人間とは
8 《平地》 5 《山》 4 《霊気拠点》 4 《感動的な眺望所》 1 《ハンウィアーの要塞》 -土地 (22)- 4 《町のゴシップ屋》 4 《スレイベンの検査官》 4 《探検隊の特使》 4 《栄光半ばの修練者》 4 《名誉ある門長》 4 《サリアの副官》 2 《金属ミミック》 4 《ハンウィアー守備隊》 -クリーチャー (30)- |
4 《石の宣告》 4 《永遠の見守り》 -呪文 (8)- |
4 《鋭い突端》 4 《栄光をもたらすもの》 4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 3 《無私の霊魂》 -サイドボード (15)- |
マジックの世界でも屈指の攻撃的な色の組み合わせ、白赤。ラヴニカのギルドにちなんで「ボロス」とも称されるこの2色は、『アモンケット』においても攻撃の手を休めることがなさそうです。
『イニストラードを覆う影』でクリーチャータイプ・人間が強化され、白単人間というアーキタイプが成立しました。優秀な軽量人間クリーチャーを《サリアの副官》で強化しながら盤面を制圧する動きは非常に強力でしたが、この白赤人間はその流れを汲んでいます。
『アモンケット』で加わった優秀な人間を採用し、赤の要素は極わずか。多くのプレイヤーを魅了して止まない白ウィニーの系譜に連なるデッキです。
2. 注目カード3選
《栄光半ばの修練者》
『アモンケット』で登場した1枚で、新たなキーワード能力である「督励」を持つクリーチャーです。
「督励」は、次のターンにアンタップできなくなる代わりに、様々な恩恵を受けることができます。《栄光半ばの修練者》は「+1/+3の修整と絆魂」。3ターン目から「4/4、絆魂」が攻撃、と考えればその強力さがわかるはずです。無論、その次のターンにアンタップできず、攻撃に参加できないデメリットは気になりますが、次にご紹介する1枚が「督励」を支えます。
《永遠の見守り》
警戒は、「督励」と相性の良いキーワード能力です。
「督励」は「アンタップできない」だけなので、タップしなければ次ターンも「督励」しながら攻撃を仕掛けることが可能となります。軽量クリーチャーを展開し、それらが攻撃にもブロックにも参加できる状態を構築。そこからさらに展開を続ければ、一気にゲームを押し流すことが可能でしょう。
《名誉ある門長》
2マナ、3/2というスペックを備えながら、他の攻撃クリーチャーを強化する能力を持つ新カードです。
《サリアの副官》を採用している人間デッキでは、「人間クリーチャーをどこまで展開できるか」が鍵となります。そこにわずかな数値ではありますが、+1/+0の全体強化が施されることで突破力が跳ね上がります。
3. サイドボードピックアップ!
《栄光をもたらすもの》
仰々しい名前に違わず、勝利の栄光を我々にもたらしてくれる、頼りになるドラゴンです。
通常状態であれば2ターンに1回、火を吹きます。これだけでも十分強力ですが、《永遠の見守り》と組み合わせると、毎ターン戦場を火の海に包むことが可能となります。
赤のダブルシンボル、ということでサイドボードには《鋭い突端》が4枚積まれています。《無謀な奇襲隊》をサイドボードに据えた白単人間でも使用されていた方式で、サイドボード後は単なるウィニーとは違った破壊力を持って戦場を制圧してくれることでしょう。
環境初期を殴り抜こう!
1体1体のサイズは小さいながら、戦線を構築し、全体強化の下で魅せる圧倒的な制圧力が、このデッキの魅力です。
環境初期の大会には様々なデッキが姿を見せます。中には展開でまごつく対戦相手も居るでしょう。相手の悠長な展開に付き合うことなく、颯爽と戦場に並ぶ人間たちを従えて、この環境初期の勝利を目指しましょう。
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