by Hiroshi Okubo
総合勝率
順位 | プレイヤー | 総合成績 | 勝率 |
---|---|---|---|
1位 | 中村 修平 | 19-11 | 63.3% |
2位 | 齋藤 友晴 | 18-12 | 60.0% |
3位 | 津村 健志 | 17-13 | 56.7% |
4位 | 八十岡 翔太 | 16-14 | 53.3% |
4位 | 金川 俊哉 | 16-14 | 53.3% |
6位 | ジェレミー・デザーニ | 8-10 | 44.4% |
7位 | 井川 良彦 | 5-7 | 41.7% |
8位 | 高橋 優太 | 12-18 | 40.0% |
9位 | 原根 健太 | 11-19 | 36.7% |
3-0アーキタイプまとめ
ドラフト | プレイヤー | アーキタイプ |
---|---|---|
1st | 八十岡 翔太 | 白黒 |
2nd | 齋藤 友晴 | 青黒 |
3rd | 原根 健太 | 赤黒 |
4th | 金川 俊哉 | 赤緑 |
5th | 金川 俊哉 | 黒緑 |
6th | 齋藤 友晴 | 青赤 |
7th | 高橋 優太 | 緑白 |
8th | 八十岡 翔太 | 赤緑 |
9th | 津村 健志 | 赤緑 |
10th | 中村 修平 | 青黒 |
環境の雑感
攻撃的なデッキ構築が肝
『アモンケット』ドラフトはしばしば攻撃的なデッキが優位に立ちやすい環境だと言われる。そんな攻撃的なデッキを支えるのが、白・赤・緑の3色にのみ分布している「督励」能力を持ったクリーチャーたちだ。
攻撃時に「督励」することで、一時的にではあるがスペックが約2マナ相当跳ね上がる「督励」メカニズムはテンポ面で非常に優れており、そのスピーディーな攻防こそが『アモンケット』ドラフト環境の肝と言って差し支えないだろう。
特に上述した《突風歩き》、《頭巾の喧嘩屋》、《燃えさし角のミノタウルス》といった「督励」能力持ちのクリーチャーはコモンながらゲームの大勢を決するだけのカードパワーがあり、2~4マナと軽いコストで戦場に現れるこれらのクリーチャーに対応し続ける必要がある防御的なデッキ構築は難しくなっている。
「督励」を持たない唯一の色の組み合わせである青黒の2色での3-0は2ndドラフトで齋藤 友晴が、10thドラフトで中村 修平が達成しているが、いずれも強力な神話レアが入っており、再現性は決して高いとは言えず、青黒をプレイする場合はレアから入ることになりそうだ。
舞台はプロツアーへ
この前提を踏まえたうえで、はたしてトッププロたちはプロツアーの舞台でどのようなドラフトを繰り広げるのか? 名だたる強豪たちの至高のピックに今から期待が高まる。
プロツアー『アモンケット』は日本時間で本日5月12日(金)23時から開始される。今回もニコニコ生放送による中継があるので、ぜひ日本勢とHareruya Prosを応援していただければ幸いだ。
Hareruya Prosの勝利を祈念しつつ、今回は筆を置かせていただこう。次回の『破滅の刻』ドラフトカバレージもお楽しみに。