By Atsushi Ito
サンプルリスト
6 《山》 3 《森》 4 《踏み鳴らされる地》 2 《燃えがらの林間地》 1 《隠れた茂み》 4 《樹木茂る山麓》 3 《吹きさらしの荒野》 4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 -土地 (27)- 4 《桜族の長老》 1 《ウッド・エルフ》 4 《原始のタイタン》 -クリーチャー (9)- |
2 《召喚士の契約》 2 《稲妻》 3 《遥か見》 1 《探検》 4 《明日への探索》 2 《焼けつく双陽》 4 《風景の変容》 2 《虹色の前兆》 1 《仕組まれた爆薬》 2 《大祖始の遺産》 1 《反逆の先導者、チャンドラ》 -呪文 (24)- |
3 《強情なベイロス》 2 《古えの遺恨》 2 《神々の憤怒》 2 《塵への崩壊》 2 《仕組まれた爆薬》 1 《不屈の追跡者》 1 《再利用の賢者》 1 《自然の要求》 1 《墓掘りの檻》 -サイドボード (15)- |
基本的な動き
このデッキは《山》を並べれば並べるほどプレイヤーやクリーチャーにダメージが入る《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を使って、対戦相手に大量のダメージを与えて勝つデッキです。
《原始のタイタン》は《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を一気に2枚戦場に出すことができますし、さらにその後は攻撃するたびに《山》や《踏み鳴らされる地》などを2枚ずつサーチできるので、本体の6/6トランプルと合わせて、1~2回攻撃できれば対戦相手のライフをゼロにすることができます。
さらに《風景の変容》は土地7枚の状態から打てば7枚生け贄から《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》と《山》6枚を持ってきて18点、土地8枚からなら8枚生け贄から《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》2枚と《山》6枚で36点を一気に叩き込むことができます。
《原始のタイタン》は6マナなので土地6枚、《風景の変容》は18点入れるために土地7枚が必要なので、土地を伸ばすカードが大量に搭載されています。なかでも《明日への探索》はこのデッキで数少ない1マナアクションであり、《桜族の長老》や《遥か見》と合わせてキープ基準となります。
《虹色の前兆》は単体では何もしませんが、全ての土地が《山》の基本地形タイプを持つようになるので、これと《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が場にある状況では6枚目の土地を置いた時点から《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が3点ずつ誘発するようになり、《樹木茂る山麓》などのフェッチランドならセットしたときとフェッチしたときでダブルで誘発するようになるのがお得です。
さらに《風景の変容》との組み合わせは圧巻で、土地6枚からでも《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》4枚と適当な土地2枚をサーチすれば72点ものダメージを飛ばすことができます。
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発のための《山》は《踏み鳴らされる地》や《燃えがらの林間地》《隠れた茂み》などの基本地形タイプを持っている特殊地形でもいいので、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発条件を満たすこと自体は簡単ですが、後半に一気に《山》をサーチする方が強いので、序盤は《森》をサーチしましょう。
ほか、ライブラリーの中に残っている《山》の枚数が重要なデッキですので、「自分のデッキに《山》が何枚入っているのか」は頭に入れておきましょう。
また、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の「他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合」という条件は誘発時と解決時に両方にチェックしますので、誘発した能力の解決前に《踏み鳴らされる地》などが《大爆発の魔道士》や《地盤の際》といったカードで破壊されて条件を満たさなくなってしまうと、せっかく誘発していた能力が解決されなくなってしまう点に注意しましょう。
TIPS
得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
高いマナ域で戦うデッキであるために《虚空の杯》が効かず、土地さえ伸びていれば少々の手札破壊はものともしないほど豊富に勝ち手段が搭載されていますので、エルドラージトロンに対しては有利がつきます。
また、オーソドックスな黒緑系のデッキであるジャンドやアブザンにも、手札は好き放題に攻められますが、殴りきられる or 《ヴェールのリリアナ》の「-6」が発動するまでに3ターンほどのトップデッキチャンスが生まれることが多いこともあり、有利なマッチアップと言えます。
反面、同じ手札破壊を絡めるデッキでも死の影ジャンドやグリクシスシャドウといった《死の影》のバリエーション系デッキに対しては、向こうのクロックが段違いに早く、《ティムールの激闘》に抗する術もないため、厳しい戦いを強いられます。
バリエーション
苦手なカード(代表例)
この記事内で掲載されたカード
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