“未来のスターを、晴れる屋が応援していきたい”という強い思いが込められ結成された、Hareruya Hopes。そこに、新たに3名の加入が決定しました!
加入するのは、千葉 晶生、齋藤 慎也、Ipank Aziz Riphat(敬称略) の3名です。早速、それぞれのプロフィールをご紹介しましょう!
目次
■ 千葉 晶生
北海道が生んだデッキビルダー。グランプリ・神戸2015(スタンダード)、グランプリ・神戸2017(モダン) と神戸の地で連続GPトップ8入賞。《栄光半ばの修練者》を4枚採用した独創的なエスパーコントロールを使用していた姿は記憶に新しい。
プロツアー「アヴァシンの帰還」30位入賞、プロツアー「ラヴニカへの回帰」29位入賞ほか、プロツアー出場経験も多数。プロツアー『破滅の刻』出場予定。
■ マジックとの出会い
千葉「中学生3年の冬、 周りが高校受験に追われている時期にこのカードゲームと出会いました。その前は『遊戯王』をずっとやっていて、地元のコミュニティに当時40代のおっさんがいたんです。そのおっさんに『このカードゲーム面白いよ』って誘われたのがきっかけです」
千葉「偶然にそのおっさんの娘さんと同じ高校に進学していたというのもあり、高校進学後もそのおっさんとマジックを楽しんでいました。高校からは地元のカードショップから街中にあるカードショップに拠点を変えていました。そこでマジックの師匠だったり、今でも交流のあるマジックプレイヤーに出会ったり、当時の頭の中は風呂・飯・マジックって感じでした」
■ 自分のプレイヤーとしての特徴
千葉「マジックそのものに対する接し方っていう視点で見るならば、かなりひょうきんな性格で自分の感情を素直に表現する人です。楽しいときには楽しい、事故ってるときには助けを求める、感想戦するときなど含めできる限り気軽に話しかけれる雰囲気を作るようにしてます。20歳くらいのときは変なプライドもあってかなりツンツンしていたんですけど、周りの人が変な警戒心を持ちながら僕と対戦するようになってこれだと互いに損してるなって思って、自分がやられて嬉しいことを自分からやってみようってなって今に至ります」
千葉「マジックプレイヤーとしての特徴という視点だと、ゲーム中に訪れる数ある選択肢をゆっくり楽しみたいというスタンスなので必然とコントロールデッキを使うことが多いですが、あまりオールイン系でない構成であればコンボやビートダウンも使ったりします。あと、これはマジック始めた当初から決めてるんですがデッキは必ず自分で作ります。一からオリジナルで作るときもあれば、既存のデッキを原型としたチューンアップもしますが完コピでは絶対に出ないです。これは気分的なものもあるし、完コピデッキで勝てた試しがないのでそのようにしてます。デッキ作るの凄い楽しくないですか?」
■ マジックの魅力とは?
千葉「マジックや『遊戯王』以外にも様々なカードゲームを経験してきたから言えるんですけど、他のカードゲームと明確に違う点として プレイング要素と運要素の割合が丁度よくて、純粋な『ゲーム性』を楽しむツールとしてかなり完成度が高いことにあると思います」
千葉「僕はマジックで勝利するための三大要素として、
運: 5
デッキのクオリティ: 4
ゲーム内でのプレイング: 1
の割合をずっと提唱してます。初心者にうっかり負けた、世界チャンピオンに奇跡的に勝ったという場面もありつつ、基本はゲームの熟練度が戦績に反映されるようになっていてそこが楽しいんだろうなと思います」
千葉「あとはフォーマットがいくつもあることです。例えばスタンダード環境に飽きたら他のフォーマットをやるといった鞍替えがしやすいです。僕も一時スタンダードに少し飽きていた時期があって、その時にレガシーと出会い、今では一番好きなフォーマットになりました」
■ Hareruya Hopesの話を受けたときの感想
千葉「正直声がかかるとは思ってませんでした。こういうのって地方のプレイヤーは流石に対象外なんだろうなって勝手に思っていたので……なので今回契約の話があったときはかなり驚きましたが嬉しかったです。本当にありがとうございます」
千葉「今までは国内GPとそのとき権利獲得しているPTは行けたら行くというスタンスで、基本は地元のマジックイベントでキャッキャと楽しむおっさんなので、見てる人はちゃんと見てくれてるんだなって気持ちです」
■ Hareruya Hopesとしてこれから目指していく目標
千葉「↑でプレミアイベントの活動範囲について述べましたが、今後はアジアGPやPPTQとかにも積極的に参加していきたいと考えてます。ゆくゆくは神挑戦者決定戦やThe Last Sunにも顔を出せればなと思ってます。次回のプロツアー『破滅の刻』はどうにか会社の休みをもらえたので参加できます。そのときの結果次第ではありますが、プロレベルも意識して取り組んでいきたいと思います。(まずはシルバー狙いでいきます)」
■ 齋藤 慎也
『テーロス』ブロックからマジックを始めて以来、関東でその腕を磨いてきた強豪プレイヤー。2017年のスーパーサンデーシリーズでは並み居るトッププロたちの中でもその技術を遺憾なく発揮し、日本人で唯一の本戦優勝を飾った。
特別招待選手として参加したプロツアー『アモンケット』でも構築ラウンドで8-2の好成績を収めるなど、そのポテンシャルはまだまだ図り知れない。
■ マジックとの出会い
齋藤「マジックを始めたのは『テーロス』が出て少し経ったころ、『神々の軍勢』が出る前の2013年12月です。もともとは愛知で『ガンダムウォー』をやっていたんですが、そこで一緒にやっていた仲間たちがマジックをやり始めて、誘われたので興味を持ってはいました。ただ、カードの値段が高くてそのときは始められなかったんですよね。それから社会人一年目で東京に出てきて、お金を気にする必要がなくなったので始めた次第です」
■ 自分のプレイヤーとしての特徴
齋藤「最近はあまりそうでもないんですけど、Magic Onlineをかなりやるタイプです。以前は休日に朝起きてからずーっと、それこそ18時間くらいやっていた日もありました。仕事が忙しいときでも絶対に一日1回はやっていたくらいです。今ではLeagueのシステムができたおかげで、時間を区切って少しずつやりやすくなったので、そこまで無理はしなくはなりましたが……」
齋藤「プレイヤーとしては、やらないうちから何でもわかるわけではなく、数をこなしてなんとなく『こんな感じなんだ』と経験を積んで学習していく方です。なので、環境初期とかは結構弱いですね。特にブースタードラフトとかだと、最初はどんなアーキタイプをやったらいいのかわからなくて。他の人が『あれ強いよ、これ強いよ』とフィードバックをくれたのに対して、そうなんだ、やってみよう、と自分の中で少しずつ理解していくイメージです」
■ マジックの魅力とは?
齋藤「また自分の話になっちゃいますが、『ティミー、ジョニー、スパイク』の分類で言うなら、自分のことは『スパイク』 (勝つこととそれによって自分の能力を証明することを求めるプレイヤー) だと思っています。たとえば『ガンダムウォー』はキャラゲーという側面もあり、あのキャラやガンダムが好きということでプレイしている人もいましたが、自分は単純にゲームのシステムとして面白いからという理由でやっていました。マジックもそういう感じで、ストーリーもたまに読んだりはしますが、それよりは単純に試合で勝つことが好きだからやっている部分が大きいです」
齋藤「そういったときにマジックで一番良いなと思っているのは、ジャッジがすごいしっかりしていることなんですよね。基本的にジャッジはすごい信頼できると思っていて、他のカードゲームとかだと、ジャッジがあまり信頼されてなかったり、大会が終わってもあとあと批判されたりしてしまうことがあるけれども、マジックはそういうことがあまりないので、その辺自分としてもとても信頼してます」齋藤「あとはグランプリやプロツアーなど、競技の大会に関する仕組みがしっかりしている点が魅力ですね。ニコ生とかでちょっと見て、『プロツアー出たいなー』ってずっと思っていました。なので今も基本的に普段はグランプリとかPPTQに出て、プロツアーへの道を探っている感じです」
■ Hareruya Hopesの話を受けたときの感想
齋藤「すごく嬉しかったです。もともとプロツアーに出たい、『一回出たい』じゃなくて『ずっと出たい』と思っていて、目標としては昔の言い方だとグレイビートレイン、今だとゴールドレベルを目指したいなと考えていました。そうしたときに、今シーズンは運が良くてたまたまあとちょっとでシルバーというところまで来れて、それ自体は良かったんですが、ただここからゴールドまでが一番遠いんですよね。本気でゴールド目指すとなると環境が必要になるだろう、強い人たちと練習をしていかないと難しいだろうということで、Hopesの話は本当にありがたかったです」
齋藤「声をかけてもらって喜んだ後に一瞬ちょっと考え直して、『こんなぽっと出のやつがHopesとか入って、来シーズンに結果を残せなかったらどうしよう』と思ったりもしましたが、目標がゴールドレベルということを考えると、悩んでいる場合ではないだろう、やれるだけやってみようと。それこそ原根さんじゃないですがやらないで後悔するよりやって後悔した方が良いだろうということで、加入させていただきました。本当に良かったと思っています」
■ Hareruya Hopesとしてこれから目指していく目標
齋藤「そういうわけでまだシルバーも確定していない (キャップの関係で今週末のグランプリ・京都2017で2点を取る必要がある) 状態ですが、ゴールドレベルを目指していきたいと考えています。今シーズンはグランプリの成績がたまたま良くて、6回出てグランプリキャップが全部埋まったんですが、ただ結局13勝2敗には一度も届かなかったんですよね。プロツアーも6敗フィニッシュとそこそこ良かったんですけど、次のプロツアーの権利を獲得するところまではあと一歩足りませんでした。こういった『あと一つ足りない』の積み重ねで現状の『あと一点足りない』が生まれているのが歯がゆいのですが、ただ去年までの何もないところからしたらそういうところまではこれたんだなぁと思うようにして、さらなるステップアップを目指していきたいです」
齋藤「また、今までは自分が勝つことばかり考えていたんですけど、たとえばHareruya Prosの人たちが記事を書いていたりするのを見て、まわりの人に発信できるようにもなっていきたいとまだ漠然とですが思うようにもなりました。記事を書くのは、頭の中を整理して文章にするのが遅いので、めちゃくちゃ苦手なんですが……ただ、そういうのもやっていけたらいいなと思います」
■ Ipank Aziz Riphat
インドネシア出身。様々なカードゲームの経験があり、特に『Force of Will』ではその目覚ましい活躍により世界的に有名なプレイヤーとして知られる。
マレーシアで行われたプロツアー『破滅の刻』の地域予選も突破しており、プロツアー『破滅の刻』出場予定。
■ マジックとの出会い
Aziz「マジックを始めたのは2001年ごろ、友達に誘われたのがきっかけだね」
■ 自分のプレイヤーとしての特徴
Aziz「とにかくコンボやシナジーが好きだ、というのもカード同士のコンビネーションが好きだからだ。これまで使った中で一番好きなデッキはスタンダードの《春の鼓動》コンボだよ」
Aziz「フォーマットとしてはブースタードラフトが大好きだ。毎回違うデッキで、色々なコンビネーションを楽しめるからね」
■ マジックの魅力とは?
Aziz「世界中を旅して、そのたびに新しい友人に出会えることさ」
■ Hareruya Hopesの話を受けたときの感想
Aziz「とても嬉しかった。晴れる屋にはたくさんのプロプレイヤーが所属しているので、多くのことを学べるだろうからね」
■ Hareruya Hopesとしてこれから目指していく目標
Aziz「今よりもっと強くなること。そしてゆくゆくはプラチナレベルを目指したいね」
新たに強力なメンバーが加わったHareruya Hopes。
Hareruya Prosともども、引き続き応援よろしくお願いします!
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