Translated by Takumi Yamasaki
(掲載日 2017/10/18)
こんにちは!みなさん!
この記事ではイクサランドラフトをやりたいと思います。今回も4人のHareruya Prosに初手から8手目までをどうピックするかを聞いてみました!
(前回の記事はこちら!)
今回一緒にピックしてくれるのはこの4名です!
(プロフィールや詳細はこちら!)
彼らが同じ選択を行うのか、それとも違った選択なのか、見るのがとても楽しみですね。
初手
ティアゴ・サポリート
ピック:《火炎砲発射》
《遺跡の略奪者》には本当にがっかりしているんだ。だからここではピックしないよ。このパックの中だと《火炎砲発射》と《アダントの先兵》が好きだね。序盤のピックでは除去を優先したいから《火炎砲発射》をピックするよ。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《遺跡の略奪者》
安定のレアだ。このフォーマットではマナカーブが良く、コンバットトリックを合わせたアグロデッキを組みたいんだ。《遺跡の略奪者》はそういったデッキにマッチしたいいカードだろう。
マルク・トビアシュ
ピック:《遺跡の略奪者》
《遺跡の略奪者》がベストカードだね。サイズはベストではないけれど、プレイしたターンからアドバンテージを稼いでくれる。もし場に残り続ければ、それは笑いごとではないだろう。5~6マナ域を取りすぎてしまうとリスキーだから、それは回避したいね。
原根 健太
ピック:《遺跡の略奪者》
パワフルなレアで、ゲームを決定付ける力がある。初手に相応しい1枚。攻撃的なデッキでこそ真価を発揮しやすいが、ファーストピックであれば方針も立てやすいので歓迎。
2手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《幻惑の旋律》
このパックには赤がないけど、その代わりに強い青のレアがあるね。《幻惑の旋律》のような2対1交換ができるカードはリミテッドにおいて本当に良い能力だ。正直2手目でこのカードをピックできることに驚いてるよ。青青でコストが重いのは分かるけど、それでもかなり強いカードだね。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《幻惑の旋律》
ただのボムレアだ。このパックからコモンをピックしたことに本当に驚いている。
マルク・トビアシュ
ピック:《幻惑の旋律》
隣が《幻惑の旋律》を流してくれたんだね。ということはこのパックにはFoilレアでもあったのかな?《精神の制御》は壊れた能力だ。ありがたくピックしよう。
原根 健太
ピック:《幻惑の旋律》
2手目でピックできることが信じられない。初手でも文句なしのレアなので喜んで取る。青黒海賊に向かうことができれば初手の《遺跡の略奪者》とも噛むので素晴らしい。
3手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《無法の物あさり》
初手と2手目で赤と青のカードをピックしたから簡単だね。《無法の物あさり》をピックするよ。この色が開いているというシグナルかもしれないね。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《流血の空渡り》
《流血の空渡り》と《無法の物あさり》の2択だな。どちらも攻めに向いたいいカードだ。しかし、この3パックで強い赤のカードを見ていないから、赤をドラフトすることは難しいだろう。だから初手にピックした色の《流血の空渡り》をピックする。
マルク・トビアシュ
ピック:《無法の物あさり》
これは面白いね。ベストカードは《無法の物あさり》で、僕はすでに青のカードをピックしている。《順風》を使った良いデッキも組めるかもしれないね。早めにピックしておけば必要なカードが分かりやすくなる。ただここでは《無法の物あさり》をピックするよ。これからのピック方針が歪まないようにするのもそうだし、もし青赤に色変えできたならそれはただ素晴らしいことだ。
原根 健太
ピック:《無法の物あさり》
マルチカラーではあるが他の選択肢と比べ頭一つ抜けており、使えた場合のバリューが高い。またPick1・Pick2の双方を用いた青黒海賊となった場合、このアーキタイプは宝物のお陰でタッチが簡単なのでマルチカラーの受け入れも容易。
4手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《海賊のカットラス》
特に印象的なカードはないね。僕は《海賊のカットラス》をピックして、青赤のアグロ海賊を組もうと思うよ。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《海賊のカットラス》
パックの中で1番強いカードだ。さらに、いま俺がやろうとしていることにかなり合ったカードでもある。このあとのゴールは2マナ域、できれば海賊をピックしたいな。
マルク・トビアシュ
ピック:《難破船あさり》
黒いカードがなく、赤も弱いパックだね。《海賊のカットラス》は海賊デッキにとってとてもリターンが大きいカードだ。しかし、青にもいくつかまともなカードがあるね。《新たな地平》は他の色と組み合わせることができるカードだけど、僕はマナコストが軽くて自分のやっている色である《難破船あさり》をピックするだろう。
原根 健太
ピック:《海賊のカットラス》
青黒タッチ赤海賊の構想が見えている状況でベストとも言える1枚。アーキタイプに切り込む動機となり、この後の海賊ピックを正当化してくれる最高のタイミング。
5手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《弱者成敗》
このパックの青と赤のカードをプレイすることは、そこまで嬉しいことじゃないね。《選択》や《確実な一撃》、《巣荒らし》にはとてもじゃないけど惹かれないよ。安定しているのは《弱者成敗》だね。たとえ青赤じゃなくてもこのカードをピックするよ。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《弱者成敗》
素直に除去だ。さっきと同じでこのパックのベストカードだろう。
マルク・トビアシュ
ピック:《弱者成敗》
まともなカードなのは《弱者成敗》だね。3マナのインスタント除去はかなり強く、5手目のシグナルとしても見て取れるだろう。
原根 健太
ピック:《弱者成敗》
この巡目での除去は良いポジションにつけている証(少なくとも上被りはない)と思われるので、ここまでで考えていた青黒海賊の路線を固めてしまう。
6手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
また赤がないよ。そしていくつかの青いカードがある。僕は《凶兆艦隊の貯め込み屋》をピックするよ。すでに《海賊のカットラス》もあって、強化できるからね。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
一種の数合わせだ。ただ2マナ域の海賊でもある。《海賊のカットラス》と良い働きをしてくれるだろう。
マルク・トビアシュ
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
2枚目の《順風》に後悔しているよ。今までのパックを見る限り、赤はオープンではないようだ。青黒海賊を組むために《凶兆艦隊の貯め込み屋》が簡単なピックだろう。
原根 健太
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
すでに青黒海賊を決めているため、デッキに必要なカードをピックする。海賊デッキにとって2マナ域のクリーチャーは非常に重要な要素であり、過多になることは許されてもその逆は許されない。《遺跡の略奪者》の流れを踏まえても殴れる2マナ生物は重宝する。
7手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《板歩きの刑》
Wow! すばらしい黒のカードがあるじゃないか!7手目で《板歩きの刑》とはビックリだよ。黒のプレミアムアンコモンだ。イージーピック!
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《板歩きの刑》
文句ない除去だ。本来1パック目の遅い巡目で見ることが不可能なカードだろう。
マルク・トビアシュ
ピック:《板歩きの刑》
《板歩きの刑》一択だね。どうやってこのカードが7手目でとれるのか分からない。別に不満を言ってるわけじゃないよ。2マナの除去はかなり素晴らしいカードだ。マーフォークデッキと対峙することはそこまで多くないだろう。
原根 健太
ピック:《巧射艦隊の操舵手》
《板歩きの刑》との2択で大変悩ましいが、すでに《海賊のカットラス》を抑えられている付加価値を踏まえて操舵手。実質2枚のカットラスをこの段階で確定させていればこの先のピックも進めやすくなる。青黒のカラーリングであれば除去は最悪バウンス呪文でも代わりが効くので、代えの効かないカットラスの追加を優先。1パック目と2パック目に《自暴自棄の漂流者》があったので、これらが返ってくる可能性も鑑みてアーティファクトカウントを稼ぎたい狙いもある。
8手目
ティアゴ・サポリート
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
特に強いカードもないね。個人的には《欲望の深み》と2枚目の《凶兆艦隊の貯め込み屋》のどちらかだと思うよ。今回は《海賊のカットラス》があるからここでは海賊だね。
グジェゴジュ・コヴァルスキ
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
マナカーブを埋めるカードだ。これ以外に欲しいカードはない。
マルク・トビアシュ
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
マナカーブを埋める2枚目の《凶兆艦隊の貯め込み屋》だ。8手目で良質な2マナ域が3枚もあるから、後半のピックでは少し自由にドラフトできるだろう。この巡目でも《欲望の深み》があることから、青は空いていると予想できる。青黒海賊の方針は良さそうだね。そしてこのピックで黒は確定していて、できれば青黒がやりたいけど、もし必要とあれば青を切る選択肢もあるだろう。今までのピックを通して見る限り、良いスタートができていると思う。
原根 健太
ピック:《凶兆艦隊の貯め込み屋》
前述の理由から、海賊デッキにおける2マナ域のクリーチャーは優先度が高い。《海賊のカットラス》の追加を得たことで低マナ域のクリーチャーはより一層ピックしやすくなった。また宝物をだすカードも増えたので3手目でピックした《無法の物あさり》も使いやすくなっている。
それぞれのピック
ティアゴ・サポリート
グジェゴジュ・コヴァルスキ
マルク・トビアシュ
原根 健太
みなさん同じようにピックできましたか?この記事が『イクサラン』ドラフトの参考になればうれしいです。
また次の記事で会いましょう。
Jeremy Dezani
この記事内で掲載されたカード
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