Translated by Takumi Yamasaki
(掲載日 2017/10/24)
こんにちは!みなさん!
この記事ではイクサランドラフトをやりたいと思います。今回も4人のHareruya Prosに初手から8手目までをどうピックするかを聞いてみました!
(前回の記事はこちら!)
今回一緒にピックしてくれるのはこの4名です!
(プロフィールや詳細はこちら!)
彼らが同じ選択を行うのか、それとも違った選択なのか、見るのがとても楽しみですね。
初手
マーティン・ミューラー
ピック:《縄張り持ちの槌頭》
『イクサラン』の中でもおそらくこのカードがベストコモンだと思います。このパックには優秀なマルチカラーのアンコモンが2枚ありますが、《縄張り持ちの槌頭》には及びません。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《縄張り持ちの槌頭》
このパックだと競いようがないな。それくらい強いカードだ。《空の恐怖》 は2番目に強いカードだが、初手にマルチカラーをピックしたくないね。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《縄張り持ちの槌頭》
《縄張り持ちの槌頭》はこのセットのベストコモンさ。もし君がこのパックをみたらおそらく同じピックをするだろう。なぜなら2枚のアンコモンとそんなに強くないレアしかないからね。
中村 修平
ピック:《縄張り持ちの槌頭》
『イクサラン』で1番強いコモンです。《空の恐怖》も同じくらい強いですが2色のカードは初手でとりたくはありませんね。
2手目
マーティン・ミューラー
ピック:《薄暮の賛美者》
そこまで強くはないですが、このパックでは1番強いでしょう。初手で白から始めたのでなおさらです。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《皇帝の先兵》
このパックは難しいな。レアもあるしアンコモンはすべて素晴らしいカードだ。特に《怒り狂う長剣歯》はおそらく一番強いだろう。ただここでは《皇帝の先兵》をピックする。ほとんどのアーキタイプにフィットするし、自身で完結したカードだからな。私としてはこのカードと《薄暮の賛美者》のどちらかだと思っている。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《駆り立てる僧侶》
初手が白だったから、できれば同じ色をピックしたいね。《薄暮の賛美者》には正直そこまで惹かれないよ。もし最終的に白赤を目指すなら優良な3マナ域のほうが欲しいね。これが『イクサラン』ドラフトの難しいところさ。
中村 修平
ピック:《海賊のカットラス》
《海賊のカットラス》は白黒や青白、白赤だけでなく白緑にとっても良いカードです。 プレイしたいカードの一つでもありますね。
3手目
マーティン・ミューラー
ピック:《噛み付く帆背びれ》
このパックは《噛み付く帆背びれ》以外そこまで強くないですね。それくらいしか言うことがありません。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《噛み付く帆背びれ》
恐竜であり瞬足持ちだ。《襲撃》は次に強いカードだが、替えの利くカードでもある。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《深海艦隊の扇動者》
さて、このパックでは《襲撃》や《噛み付く帆背びれ》、《深海艦隊の扇動者》など選択肢がいくつかあるね。僕としては赤白のアグロを組みたいから《深海艦隊の扇動者》をピックするよ。《噛み付く帆背びれ》もいいけど白緑はだいたい罠さ。
中村 修平
ピック:《野茂み歩き》
おもしろいですねこのパック。緑は空いてると思います。この色の中からピックすると思うんですが、《野茂み歩き》は期待値が高そうです。初手で流した《イクサーリの卜占師》が9手目で帰ってくる可能性もありますしね。
4手目
マーティン・ミューラー
ピック:《轟く棘背びれ》
マナカーブのトップに相応しいカードですね。緑は空いてそうです。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《轟く棘背びれ》
どうやら白は右のプレイヤーがやってそうだし、他の色をもっと注意深く見てみるか。このパックには強いカードがいくつもあるな。特に騒ぐほどでもないが、《決別の砲撃》や《卑怯な行為》、《新たな地平》、《翡翠の守護者》、《猛竜の幼生》、《轟く棘背びれ》などだ。私は《轟く棘背びれ》をピックしたが、他のカードも十分ピックするに値するだろう。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《決別の砲撃》
そこまで強くはないね。《猛竜の幼生》はまあまあで、《轟く棘背びれ》は良いフィニッシャーだ。ただここは《決別の砲撃》をピックするよ。クリーチャーも除去できるし、必要とあらばゲームを決めることもできるからね。
中村 修平
ピック:《轟く棘背びれ》
明確に緑は空いているというシグナルです。《轟く棘背びれ》をピックし、緑のコントロールデッキを組むことに集中します。
5手目
マーティン・ミューラー
ピック:《深海艦隊の扇動者》
まあまあなパックですね。単純にベストカードをピックしましょう。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《深海艦隊の扇動者》
白と緑のカードがないから他のカードを取るとしよう。《危険な航海》と《難破船あさり》は強いカードだが、私は《深海艦隊の扇動者》をピックする。しっかりとしたマーフォークデッキでない限り、青緑より赤緑のほうが好きだ。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《深海艦隊の扇動者》
追加の2マナ域だね。
中村 修平
ピック:《危険な航海》
このパックには白と緑がありませんね。《深海艦隊の扇動者》はおそらくベストカードですが、私はすでに緑のコントロール向きカードを2枚ピックしていますし、中途半端なビートダウンやコントロールは組みたくないので《危険な航海》をピックします。
6手目
マーティン・ミューラー
ピック:《葉を食む鞭尾》
《葉を食む鞭尾》は遅い恐竜デッキにとってとてもいいカードです。6手目でこのカードを見かけるようなら、緑を少なくとも上家方向の誰も触っていないという悪くないシグナルでしょう。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《猛竜の幼生》
《猛竜の幼生》の他に《翡翠の守護者》と《川守りの恩恵》があるが、これはマーフォークが空いているということだ。この時点ではすでに考えすぎてもしょうがないから、《猛竜の幼生》をピックしようと思う。《葉を食む鞭尾》をピックして緑をカットするのもありだろうが、個人的に赤緑はこのドラフトにおいて良いポジションだろうな。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《確実な一撃》
《確実な一撃》はこの環境の中でもベストなコンバットトリックの一つだね。ピックできて嬉しいよ。今までのピックを見ると1パック目は綺麗なマナカーブで終われそうだね。
中村 修平
ピック:《葉を食む鞭尾》
簡単なピックです。緑のベストコモンカードですから。
7手目
マーティン・ミューラー
ピック:《防護の光》
1マナのコンバットトリックはとても良いカードです。特にこのカードは遅いデッキとも相性が良いですね。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《日の出の追求者》
欲しいカードがないな。このパックで一番強いカードをピックしよう。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《防護の光》
基本的に赤白を組んだら1枚は使うよ。こちらのクリーチャーはパワーが高くてタフネスが低いものが多いからね。
中村 修平
ピック:《防護の光》
プレイアブルなコンバットトリックです。
8手目
マーティン・ミューラー
ピック:《激情の猛竜》
デッキにマッチした完璧なカードですね。おそらくこの後の7ピックを終えても使用するカードでしょう。
オリヴァー・ポラック=ロットマン
ピック:《激情の猛竜》
《激情の猛竜》をピックしたが《座礁》もかなり良いカードだ。嬉しくないということはないが、このピックで最終的には赤緑恐竜に着地しそうだな。
マルシオ・カルヴァリョ
ピック:《激情の猛竜》
このピックはシナジーも加味したものさ。将来的に恐竜が必要になりそうだしね。
中村 修平
ピック:《座礁》
このデッキにおいてベストカードといえるでしょう。青緑を目指します。
それぞれのピックまとめ
マーティン・ミューラー
オリヴァー・ポラック=ロットマン
マルシオ・カルヴァリョ
中村 修平
■ まとめ
今回のドラフトはどうでしたか? 最も重要で難しい選択は2手目でしょうか。4人がそれぞれ違う選択をしましたね。この時からドラフトの方向性は異なっており、その後のピックにおける考えもまた違うものでした。きっと彼らは2手目について議論したいことがたくさんあると思っています。
Twitterのアンケートでは、このようになりました。
P1\P1 Territorial Hammerskull. P2 ? (Pack in comment)
— jeremy dezani (@JDezani) 2017年10月19日
『イクサラン』ドラフトはとても興味深いですね。この記事が参考になれば嬉しいです。
また次の記事で会いましょう。
Jeremy Dezani
この記事内で掲載されたカード
Twitterでつぶやく
Facebookでシェアする