これまでのあらすじ
昨シーズンのプロツアーでの敗退により、シルバーレベルプロに降格したタカハシ。しかし意気消沈するようなことは決してなく、心は燃えている。
今シーズンからチーム「曲者」の一員として、チームメイトと共に練習に取り組むのであった。
作戦
チームメンバーとの話し合いを経て、プロツアー出発前にメモしていた内容がこちら。
スタンダードの前提
リミテッドの前提
11/3-11/5 プロツアー『イクサラン』
プロツアー『イクサラン』に参加。
1stドラフト
9 《山》 8 《森》 -土地 (17)- 2 《深海艦隊の扇動者》 1 《イクサーリの卜占師》 1 《イクサーリの守り手》 1 《ティロナーリの騎士》 1 《巣荒らし》 1 《オテペクの猟匠》 1 《身勝手な粗暴者》 1 《稲妻砲手》 1 《アゾカンの射手》 1 《猛竜の群れ》 1 《葉を食む鞭尾》 2 《棘尾ケラトプス》 1 《風雲艦隊の紅蓮術士》 2 《巨大な戦慄大口》 -クリーチャー (17)- |
1 《恐竜との融和》 1 《確実な一撃》 1 《反復連射》 1 《決別の砲撃》 1 《継ぎ当ての翼》 1 《海賊のカットラス》 -呪文 (6)- |
2 《真っ二つ》 1 《創発的成長》 1 《絶滅の星》 -使用したサイドボード (4)- |
1パック目
1-1:《反復連射》。赤をやりたかったので最高のスタート。
1-2:《深海艦隊の扇動者》
1-3:《猛竜の群れ》
1-4:《深海艦隊の扇動者》で赤を固定。
1-9:《棘尾ケラトプス》
1-10:《巨大な戦慄大口》で赤緑恐竜を意識。
まずまずの赤緑恐竜。4マナ域がもう1枚と《襲撃》があれば良かったが、低マナを優先したため取れなかった。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 1 | 白黒吸血鬼 | 〇〇 |
Round 2 | 白赤恐竜 | 〇〇 |
Round 3 | 青緑マーフォーク | ×〇× |
2-1。
最終戦はイヴァン・フロック/Ivan Floch (上家) だったので、流した《川の叱責》への最高の対策になる《絶滅の星》をサイドイン。そうしたらIvanも私に《絶滅の星》を流したことを覚えていて、ちゃんとケアしながら全展開することなく動いてきた。
試合後もサイドインしたカードやお互いがカットしたカードについて語り、非常に楽しいゲームだった。
ここからスタンダードへ。
スタンダード・初日
デッキはスゥルタイ・エネルギー。
3 《森》 2 《沼》 1 《島》 2 《進化する未開地》 4 《花盛りの湿地》 4 《植物の聖域》 3 《水没した地下墓地》 4 《霊気拠点》 -土地 (23)- 3 《歩行バリスタ》 4 《光袖会の収集者》 4 《牙長獣の仔》 4 《巻きつき蛇》 4 《ならず者の精製屋》 2 《ピーマの改革派、リシュカー》 4 《人質取り》 4 《スカラベの神》 -クリーチャー (29)- |
4 《霊気との調和》 4 《致命的な一押し》 -呪文 (8)- |
4 《否認》 2 《貪る死肉あさり》 2 《ヤヘンニの巧技》 2 《真っ二つ》 2 《慮外な押収》 2 《秘宝探究者、ヴラスカ》 1 《多面相の侍臣》 -サイドボード (15)- |
長所
短所
赤単耐性は下がるものの、「ティムールをメタったティムール」・「ティムールをメタったデッキ (トークンや王神など) 」に対して強いため、「スゥルタイ・エネルギー」を使うことに決めた。
採用しなかったカード
ただサイズが大きいだけなら《牙長獣の仔》で足りており、このマナ域は《人質取り》《歩行バリスタ》のような「攻撃する」以外の行動ができるクリーチャーが欲しかった。
強いカードではあるが状況を選び、このデッキはフルタップで行動することも多いため不採用。しかし「スゥルタイ・エネルギー」のコンセプトは「除去されなければ勝ち」のクリーチャーを連打することであり、これほどデッキに合ったカードもないため採用するべきだった。
入れたり抜けたりを繰り返していたが、重さが気になったのと、ティムールに対してそこまで強くない (ティムールのクリーチャーは除去耐性があり《栄光をもたらすもの》以外には効果的でない) 。サイド後には《慮外な押収》の方が《王神の贈り物》《領事の旗艦、スカイソブリン》も見れるぶん範囲が広い。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 4 | ティムール | 〇×〇 |
Round 5 | ラムナプ・レッド | ×〇× |
Round 6 | ラムナプ・レッド | 〇×× |
Round 7 | エスパー・トークン | 〇〇 |
Round 8 | ラムナプ・レッド | 〇〇 |
5-3で2日目へ。
途中までラムナプ・レッド相手にサイドインが2枚間違っており、それが敗着につながったことに気付くのが遅かった。
正しくいサイドボーディングは以下。
対 ラムナプ・レッド
In
2ndドラフト
6 《沼》 5 《島》 3 《山》 1 《森》 1 《水没した地下墓地》 1 《根縛りの岩山》 -土地 (17)- 2 《女王湾の兵士》 1 《帆凧の掠め盗り》 1 《自暴自棄の漂流者》 1 《指名手配の獄道者》 1 《暴れ回るフェロキドン》 1 《蠱惑的な船員》 1 《金色の歩哨》 1 《巧射艦隊の略取者》 1 《棘尾ケラトプス》 1 《不死の古き者》 1 《轟く声、ティシャーナ》 -クリーチャー (12)- |
1 《選択》 1 《航路の作成》 2 《焦熱の連続砲撃》 1 《欲望の深み》 1 《無情な略奪》 2 《座礁》 1 《海賊の獲物》 1 《海賊のカットラス》 1 《征服者のガレオン船》 -呪文 (11)- |
2 《見張りによる消散》 1 《卑怯な行為》 1 《溺死者の行進》 1 《巨大な戦慄大口》 -使用したサイドボード (5)- |
1パック目
1-1:《帆凧の掠め盗り》
1-2:《自暴自棄の漂流者》。パックがとても弱かったのでまずは2マナ域を優先。
1-3:《女王湾の兵士》。またしてもパックが弱かったのでまずは2マナ域を優先。
1-4:《巧射艦隊の略取者》。ここで青黒海賊を意識。
2パック目
2-2:《指名手配の獄道者》
2-3:《轟く声、ティシャーナ》。多色海賊デッキを意識。
2-4:《水没した地下墓地》。またしてもパックが弱く、今後多色デッキになることも考えて土地をピック。
ど、どうしてこんなことに……( ^ω^)
構築の時間、デッキのあまりの酷さに頭を抱えてしまったほどで、ここ数年で一番の失敗ドラフトだ。
2色土地を早めに取ったおかげでギリギリ回るマナベースにはなったものの、クリーチャーの枚数が足りていない。《棘尾ケラトプス》をタッチで入れたのは初めてだ。1勝を目標にしていたところ……。
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 9 | 白黒吸血鬼 | 〇〇 |
Round 10 | 青緑マーフォーク | ×× |
Round 11 | 白赤恐竜 | 〇〇 |
望外の2-1!!
My lifetime worst,But 2-1.
— yuuta_takahashi (@Vendilion) 2017年11月4日
Unbelievable!!! pic.twitter.com/fv4ZYETasU
《焦熱の連続砲撃》が2枚入っているので白系ビートダウンには強く、相性が良いデッキに2回当たれたことが幸運だった。また《指名手配の獄道者》+《海賊のカットラス》など失敗デッキなりにも勝ちパターンはあり、レアも (プレイできれば) 強力なため、なんとか細い綱を渡り切ることができた。
ここから再びスタンダードへ。
スタンダード・2日目
ラウンド | 対戦デッキ | 勝敗 |
Round 12 | ティムール | 〇×× |
Round 13 | ラムナプ・レッド | ×〇〇 |
Round 14 | 青黒コントロール | ×× |
Round 15 | ラムナプ・レッド | ×〇〇 |
Round 16 | スゥルタイ | ×× |
スゥルタイ・エネルギーというデッキのテーマが「除去されなきゃ勝ちクリーチャーの維持」な以上《顕在的防御》は必須パーツであり、これを抜いてしまったことが敗因だろう。
最終成績9-7、119位。プロポイント4点獲得。
今週末はグランプリ・上海2017に参加する予定。スゥルタイ・エネルギーをもう少し突き詰めていきたい。
ではまた
高橋 優太
この記事内で掲載されたカード
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