By Atsushi Ito
■ サンプルリスト
3 《山》 2 《沼》 4 《血の墓所》 1 《踏み鳴らされる地》 4 《血染めのぬかるみ》 3 《新緑の地下墓地》 1 《黒割れの崖》 -土地 (18)- 4 《炎刃の達人》 4 《恐血鬼》 2 《炎跡のフェニックス》 4 《虚ろな者》 4 《通りの悪霊》 4 《グルマグのアンコウ》 -クリーチャー (22)- |
4 《稲妻》 4 《信仰無き物あさり》 4 《燃え立つ調査》 1 《冥界への呼び声》 3 《安堵の再会》 4 《癇しゃく》 -呪文 (20)- |
4 《虚空の力線》 3 《思考囲い》 3 《古えの遺恨》 3 《ドラゴンの爪》 2 《稲妻の斧》 -サイドボード (15)- |
■ 基本的な動き
「黒赤ディスカード」は、『破滅の刻』で加わった《炎刃の達人》と《虚ろな者》の2種がともに「自分の手札を捨てる」ことに対してボーナスがあるということに着目したビートダウンです。
《信仰無き物あさり》と《燃え立つ調査》はキープ基準ともなるデッキのキーパーツで、これらでドローを進めつつ1ターンに大量に自分の手札をディスカードすることで、《炎刃の達人》をパンプしたり、《虚ろな者》が0マナでプレイできるようになったりします。また、《通りの悪霊》も「サイクリング」するのにマナがかからないので、ライフの支払いのみで手札を捨てることができ、デッキのコンセプトに噛み合っています。
《燃え立つ調査》は対戦相手にも3ドローからのランダム3ディスカードを強いるので、運が良ければ対戦相手の手札内容を全く噛み合わないものにできる可能性もあります。
《燃え立つ調査》のランダム性を軽減すべく、墓地に落ちても問題ない《恐血鬼》《炎跡のフェニックス》や、捨てることで「マッドネス」を発動できる《癇しゃく》《冥界への呼び声》も搭載されています。また、墓地が肥える速度がとても速いので、「探査」持ちの《グルマグのアンコウ》も採用されています。
もし高速で戦場に出した《虚ろな者》や《グルマグのアンコウ》を捌かれてしまった場合は、墓地から帰ってくる《恐血鬼》や《炎跡のフェニックス》でダメージを稼ぎ、本体火力での差しきりを狙うと良いでしょう。
■ TIPS
◆ 得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
クリーチャーの基本サイズが大きい上に火力呪文も豊富で、しかも《燃え立つ調査》が相手の手札の組み合わせを引き裂くことがあるので、線の細いクリーチャーデッキや、キーパーツに頼ったコンボデッキなどは比較的戦いやすいマッチとなります。
反面、自分自身が《虚ろな者》や《信仰無き物あさり》といったキーパーツに依存したコンボデッキでもあるので、構成にもよりますが、こちらの速度にかかわらずに手札破壊や除去で適宜カードを交換されてしまう黒緑系のジャンクやジェスカイコントロールなどのフェアデッキを苦手とします。
とはいえ干渉されなかったときの最大値が高いゆえに、先手ならどんなデッキでもぶん回れば倒せてしまうほどの爆発力を持ち合わせているので、メイン戦さえ取れれば先手の3本目に期待できるデッキです。
◆ バリエーション
◆ 苦手なカード(代表例)
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