Game 1

　スイスラウンド上位の竹村が先攻をとるが、ダブルマリガンからのスタートとなった。 まずはお互いタップイン処理をして、先に森が《典雅な襲撃者》で出方を伺う。竹村ここは《蓄霊稲妻》で難なく処理。

　数ターン森が攻め竹村が受ける展開が続くが、マリガンが響いたか、なかなか攻守を切り替えることができない竹村。

森 勇気

　だが続く森の《機知の勇者》を《本質の散乱》で受けると、返しに《反逆の先導者、チャンドラ》、次のターンに《スカラベの神》とスタンダード屈指の強カードで反撃の狼煙を上げる。対して森、《賞罰の天使》で《スカラベの神》を追放するも、あっさりと除去されてしまう。序盤の攻勢から打って変わって不利な状況へと陥った森だが、デッキトップが応え《イクサランの束縛》を《スカラベの神》に叩きつける。

　竹村は《反逆の先導者、チャンドラ》の「＋1」能力で打開策を探すが、その間にも森は墓地の《機知の勇者》を「永遠」で戻し続く攻め手を補充する。

　次のターンでの《機知の勇者》の攻撃は《ヴラスカの侮辱》で返したが、戦闘後メインフェイズで《選定された行進》からの《典雅な襲撃者》「永遠」！2体の4/4・二段攻撃が手札0の竹村を襲う。

　頼みの《反逆の先導者、チャンドラ》も《イクサランの束縛》されると、竹村は静かに投了するのだった。

森 1-0 竹村

Game 2

　お互い7枚をキープした第2ゲーム。森は《ナクタムンの侍臣、テムメト》、《航路の作成》と続き、手札を整えていく。ドローゴーを続ける竹村に対し、《選定の侍臣》で自身のトークン戦略を完成へ近づける。

　そして5マナまで伸びた竹村は満を持して《栄光をもたらすもの》を叩きつけ、アドバンテージ源の《選定の侍臣》を焼き尽くす。

　しかしこの程度では森の攻勢は止まらない。《ナクタムンの侍臣、テムメト》攻撃からの《航路の作成》、《機知の勇者》で手札と墓地を着々と肥やす。竹村は《スカラベの神》で応戦するが森の《イクサランの束縛》がそれを許さない。

竹村 大地

　生き残った《栄光をもたらすもの》がクリーチャーを焼いていくが、森が操るのは「不朽」と「永遠」の不死身軍団。なかなか攻め落とすのは難しい。

　だが竹村は《貪欲なチュパカブラ》2体を追加し、《栄光をもたらすもの》が次々と森の「不朽」トークンを焼いていくと、森が優勢だった盤面はいつの間にか互角に。

　再び主導権を取り返すために森が引いた《イクサランの束縛》が《栄光をもたらすもの》を狙う。しかしこのドラゴンを失っては勝てないと、竹村《否認》で阻止。ここで竹村の手札が底をつく。

　一方の森は止まらない。《選定の侍臣》で落としていた《機知の勇者》を「永遠」！

　このアドバンテージ源を断つため、《栄光をもたらすもの》で《選定の侍臣》を除去。できる限り森にアドバンテージを得させないように動く。森は引いてきた《選定の侍臣》を追加、ライフをケアして《陽光鞭の勇者》を落とすと、そのまま「永遠」。コストで《多面相の侍臣》を墓地に落とす。

　頼みの綱の《栄光をもたらすもの》も、毎ターン襲い掛かる脅威に対し手が足りない。竹村は《つむじ風の巨匠》で時間を稼ぐが、森は《選定された行進》を追加。墓地の《多面相の侍臣》が《栄光をもたらすもの》2枚に変貌しフルアタック！

　竹村は「1枚だけ入っている」という解決策＝《川の叱責》を求め最後のドローに思いを託した。

　そしてゆっくりと山札にかけた手は、そのまま相手に差し出す握手へと変わったのだった。

森 2-0 竹村