インタビュー: 高橋 優太 ~神・岡井に降りかかる究極の試練~

晴れる屋

By Hiroshi Okubo

 第12期スタンダード神挑戦者決定戦が幕を下ろし、259名のプレイヤーの中から最後まで勝ち上がったのは、言わずと知れた超大物プレイヤー・高橋 優太だった。

 この夏には晴れる屋を退職し、さらにプロ生活に専念すると述べていた高橋。今回の優勝はさっそくその成果が花開いた形だ。大会の熱も冷めやらぬ中ではあったが、見事に神への挑戦権を獲得した高橋 優太に簡易なインタビューを行った。

高橋 優太

求道者タカハシver.2.0 ~さらなる高みへ~

――「高橋さんは過去にスタンダード神のタイトルを保持されていましたが、今回も再びスタンダードで挑戦権を獲得されました。スタンダードで勝利するための秘訣のようなものがあるのでしょうか?」

高橋「そうですね……スタンダードは他よりもメタゲームが絞りやすく、主要デッキは5つぐらいに絞れることが多いです。まずは一通りの動きを覚えるのと、それぞれの長所と短所を考えることで全体が見えてきます」

――「ありがとうございます。また、高橋さんは『練習に時間を割きたくなった』とおっしゃって8月末に晴れる屋を退職されました。今回さっそく優勝という形で結果を残されましたが、現在はどのような日々を過ごされているのでしょうか?」

高橋「現在は……」

時間 活動内容
8時

12時
起床

ゲーム
13時

17時
図書館に行って記事を書く
17時

21時
ゲーム
21時

23時
ジムで運動
24時 就寝

高橋「みたいな生活です。毎日8時間はゲーム。子供のころの自分に聞かせたら羨ましがるかも知れない(笑)」

――「なるほど。最後になりますが、現在のスタンダード神は新進気鋭と呼ばれる若手プレイヤー・岡井 俊樹さんです。高橋さんは岡井さんにどのような印象をお持ちですか? また、神決定戦に向けての意気込みも併せて教えてください。」

高橋「以前Pros/Hopes練習会で話したとき、岡井さんはデッキ構築もプレイも理論立てしてるなという印象を受けました。若いし将来有望! 神決定戦は苦戦すると思いますし、もし勝つとしても3-2、負けるときは2-3だろうなと予想しています。私の優位な部分は年季というか、百戦錬磨の経験なので、そこを発揮しようかなと。これ以上答えると敵に塩を送ることになるかな(笑)」


 ここまで3期連続でスタンダード神の座に就いている岡井の前に現れたのは、神以上に神らしい大物だった。プロ生活にオールインすることでさらに一皮剥けた高橋。その存在感たるや、もはや挑戦者というよりも神への試練と呼んだ方がしっくりくる。

 若き雄・岡井 俊樹と、この道10年を上回る大ベテラン・高橋 優太のマッチとなれば、おそらく神決定戦の歴史に残るであろう好カードだ。神は無事この試練を乗り越えることができるのか!? 今から神決定戦当日の試合が楽しみだ。

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