プレイヤーインタビュー: 10代目ミスターPWC 三宅 恭平

晴れる屋



By Yoshihiko Ikawa


PWCポイントランキング2014-15シーズンが、先週2/21(土)をもって終了した。

栄えある10代目のミスターPWCに輝いたのは、三宅 恭平(東京)!!

シーズン序盤から年間を通してPWCにほぼフル出場し、優勝2回、入賞9回と安定した成績を残した三宅。

その思いの強さを武器に、昨年度ミスターの中道 大輔(東京)、そして毎年ランキング上位に食い込んでいる簗瀬 要(埼玉)というライバル達の猛追を退け、念願の「ミスターPWC」の称号を獲得した!





ということで、PWCC2015を「10代目ミスターPWC」として戦うことになった三宅に、3Byeの時間を利用してインタビューをお願いしたところ、快く受けてくれた。



●自己紹介とPWCの思い出

――それでは初めに、簡単な自己紹介をお願いします。

三宅 :三宅 恭平(みやけ きょうへい)、28歳です。
普段はPWCと、あとは横浜近辺でマジックをしています。
こういうインタビューって受けたことないので、ちょっと緊張しますね(笑)

――そんな固くならなくていいですよ(笑)
 マジックを始めてどれくらいですか?

三宅 :やめたり復帰したりを繰り返してたんですけど、その間は友達とフリープレイしたりプレリリースに出るぐらいで。
『時のらせん』の「タイムシフト枠」のカードが懐かしくて本格的に復帰して、それからはずっとプレイしています。



今期のPWCを振り返って

――PWCにはいつから通ってますか?

三宅 :プレリ以外のトーナメントに出始めたのが2011年頃なので、PWCもその辺りからですね。

最初に出たPWCは忘れちゃいましたけど、PWCに出始めたシーズンのことはよく覚えてますよ。
シーズン中盤ぐらいから出場してたんですけど、年間PWCポイントランキングが101位でPWCCに出れなかったんです(笑)

――それは悔しいですね(笑)
 ではその頃からPWCやPWCCには思い入れがある、と。

三宅 :そうですね。PWCにはいつもお世話になってますし、PWCCも毎年出たいなって思っています。実際安定して出れるようになってからは毎年出場していますよ。





―PWCのどんなところが好きですか?

三宅 【昨年の中道くんのインタビュー】と被ってしまうかもしれませんけど、やっぱり毎週開催しているところですね。

毎週大会がやっているので参加する。そうして通っているうちに、当たったり会った人と友達になる。

すると今度は「大会に出たい」に加えて「友達がいるから大会に行こう」ってなるんですよね。本当に楽しいですし、ありがたい限りです。



――今回見事10代目ミスターPWCに輝いたわけですが、この一年を振り返ってどうでしたか?

三宅 :シーズンが始まる頃から「ミスターになりたい」と思っていたので、目標が達成できて本当に良かったですね。

――なるほど!では最初から「今年は全力で行くぞ」って感じだったんですね。

三宅 :そうですね。昨年度も結構出場して年間ランキングが5位だったんですけど、今年度はもっと頑張ればミスター狙えるんじゃないかと思って。
それで今シーズンはほぼ皆勤賞で、PTQやPPTQよりも優先してPWCに出場していましたね。

ただ、シーズン後半は色んなデッキを使ってPWCに出たんですけど、どれもイマイチしっくり来なくて、勝てなくて。
正直、簗瀬くんや中道くんがもっとPWCに出場していたらきっと負けていたと思います。

――受賞式でも話していましたけど、ポイントランキングは本当にギリギリだったみたいですね。

三宅 :はい。シーズン最終戦のPWCだったんですけど、「あと1分けでもすればミスター確定」ってところから連敗しまして…….。
結局、最終ラウンドで時間切れによる引き分け(=その日の成績:2-4-1)で、10代目ミスターPWCが確定しました。格好悪いですけど、ある意味僕らしいかもな、と(笑)





――ミスターPWCになっての感想は。

『タルキール覇王譚』入ってからの半年はなかなか勝てなくて。入賞もほとんどシーズン前半でしたし。

その分、ミスターになるのは一年間の目標だったので、素直に嬉しいです。


――ミスターPWCとして臨むこのPWCC2015。狙うはもちろん優勝、ですよね!?

三宅:いやー……この環境全然自信ないので、勝ち越しでお願いします(笑)

――3Byeあるのに随分弱気ですね(笑)



●来年度のPWCに向けて、そして今後の抱負

――来年度はミスターとして一年間戦う訳ですが、抱負をお願いします。

三宅:今年度はPTQやPPTQとPWCが被っていたときでもすべてPWCを優先してきたんですけど、来年度はもう少しPPTQや他の大会も出場する予定なのでミスターを狙うのは難しいかもしれませんけど、出るからには頑張りたいです。
あとは、PPTQ突破、RPTQ突破ですね。出たことがないので、プロツアーに出てみたいです!


三宅:僕がミスターPWCになれたのは、一番PWCに対してガチだったからであって、一番上手かったり強かった訳ではありません。

ですがミスターになったからには負けすぎるとちょっと恥ずかしいので、もっと安定して勝てるようになりたいですね。
「ミスターPWC」の名前に負けないよう、歴代ミスターPWCの方々に怒られないよう(笑)、もっと頑張ります!

あとは、そうだなぁ……昨年度ミスターの中道くんにはこの1年で6回ぐらい当たって1度も勝った記憶がないので、来年度こそはリベンジしたいですね!







PWCへの熱い思いを胸に、全力で取り組み、そして見事「10代目ミスターPWC」という栄冠を勝ち取った三宅。

達成感はあれど満足している様子はなく、「もっと上手くなりたい」という飽くなき向上心が非常に印象的だった。

ミスターPWCとしての誇りと自信、そしてこれまで以上の研鑽が、きっと彼をさらに成長させるのだろう。


本当におめでとう!10代目ミスターPWC 三宅 恭平!!!