我こそが神に。
神を目指す269名が用意したデッキの分布がこれだ。
●黒信心-60名
戦前で多いことが予想された、”戦闘能力証明済”たる黒系信心デッキを選択したプレイヤーは60名。
その中でも同系に強い《ヴィズコーパの血男爵》をフィーチャーした白黒コントロール、BIGMAGIC OPEN スタンダードを優勝したタッチ緑に人気が集まったようだ。
●青系コントロール-30名
また一時期は黒信心に並ぶ勢いだった青系コントロールは数を減らしている。
特に白青の減少が顕著であり、青系コントロール=エスパーコントロールと呼んでも良い状況となった。
●赤単系-47名
そして昨今の隆盛そのままに数を増やし続けているのが赤系アグロだ。
半数がタッチ白バーンではあるものの、見た目以上に豊富な選択肢が魅力的なアーキタイプと言える。
●緑系ミッドレンジ-57名
バリエーションの豊富さと言えば緑系ミッドレンジを外すことは出来ないだろう。
マナクリーチャーと《クルフィックスの狩猟者》という基本ベースが如何に堅固なものであるか、それはプロツアー『ニクスへの旅』で証明されているのだから。
同様に《羊毛鬣のライオン》も良く見るようになったのも特筆しておきたい。
●青信心-15名
主要なアーキタイプとしては最後となるのが青信心。
プロツアー『テーロス』の決勝をミラーマッチで飾ったこのデッキは、新たに得るものが少なすぎたのかその使用者を大幅に減らしてしまっている。
もはやローグデッキ一歩手前となってしまっているが、意地を見せることが出来るか。
●その他-60名
そして残るデッキが60、奇しくも黒信心と同数となった。
その中にはグランプリ静岡14で衝撃的なデビューを果たした”エスパーミッドレンジ”や、《バサーラ塔の弓兵》加入によりクリーチャーのラインナップが充実した”ナヤオーラ”、1マナ域が《節くれの傷皮持ち》から始まる重厚な”黒単アグロ”のような、決してローグと侮ることの出来ないデッキたちが虎視眈眈と神の座を狙っている。
また面白どころとしては、公式でも取り上げられた”バトルワーム(改)”-《稲妻の謎》《天才の煽り》で《世界棘のワーム》を捲るデッキ、《彼方の神、クルフィックス》《英雄の導師、アジャニ》《首席議長ゼガーナ》等、神&プレインズウォーカー&レジェンドの1000万パワーズデッキなんていうものも。
●ローテーション後を見据えて
さて最後に触れておきたいカードがある。
先だってプロツアー『テーロス』、テーロスブロック限定構築で活躍していたカードであった《開花の幻霊》。
限定構築で活躍していたカードやアーキタイプはそのまま次期スタンダードを占うカードとなるからだ。
プロツアーのように”星座コントロール”を組み上げてきたプレイヤーも居たのだが、ここではコロッサルグルールとして名を馳せた緑単信心、その変形型を紹介して本稿の締めとしたい。
19 《森》 4 《ニクスの祭殿、ニクソス》 -土地(23)- 4 《エルフの神秘家》 4 《旅するサテュロス》 4 《森の女人像》 4 《炎樹族の使者》 4 《クルフィックスの狩猟者》 3 《加護のサテュロス》 4 《開花の幻霊》 4 《世界を喰らう者、ポルクラノス》 1 《ナイレアの信奉者》 1 《狩猟の神、ナイレア》 -クリーチャー(33)- |
4 《獣の統率者、ガラク》 -呪文(4)- |
3 《ナイレアの信奉者》 3 《セテッサ式戦術》 2 《霧裂きのハイドラ》 2 《高木の巨人》 2 《森林の始源体》 2 《漁る軟泥》 1 《狩猟の神、ナイレア》 -サイドボード(15)- |