中島「先手後手はダイスでいいですか?」
三原「先手がいいです(キリッ」
相変わらずの三原節。
プロプレイヤーの中でも格別に饒舌な三原だが、それが知人ともなればなおのこと。
三原を知るプレイヤーならよくご存じだろう、十年前まだ学生だった頃から、世界選手権チャンピオンを経て妻帯者となり社会人となった今でもほとんど変わっていない。
一方、この十年でマジックとの関わり方が変わりつつも、いつの時代もトーナメントシーンに居続けるのが中島だ。
人当りの良い中島だが、その上で人一倍勝つことに執着心があるのもまた同じ中島である。
三原「平林さんがライターやってるとかこの辺十年前?」
こういう同窓会然としたところも年末イベントのお約束ですね。
Game 1
三原「レガシーってノンランドでもやれたっけ?」と言いながら三原のテイクマリガンでゲームが始まる。
先手の中島がフェッチを切れば、
三原「ライフ17?」と三原の舌は止まらない。
中島「レガシーはそんなフォーマットじゃないから」と《溢れかえる岸辺》から《Underground Sea》をフェッチ、《思案》プレイでトップに乗せるスタート。
対して三原は《Volcanic Island》から《秘密を掘り下げる者》。
中島はアップキープに《納墓》を唱え《グリセルブランド》を落とす。
三原「まさかそのまま出てこないよね・・・」
ここでは《再活性》といかず《思考囲い》を。
公開されたカードが、
《もみ消し》
《思案》
《タルモゴイフ》
《不毛の大地》
《溢れかえる岸辺》
「思ったよりよくない手札だなぁ~」と中島は漏らすが、「ワンマリガン1ターン目ならいい手札でしょ?」と三原。
ここで中島の指定は《思案》。
しかし三原のライブラリートップは《思案》、そしてレガシー経験の少なさかどうプレイするか悩む三原。
おそらくリアニメイトスペルは無いと三原は口に出し(おそらく願望であろう)、素人っぽく一番早く勝とうと宣言、えいやっと《タルモゴイフ》を。
それに対して中島は《Force of Will》(《渦まく知識》をリムーブ)、メインに入り《渦まく知識》経由で《グリセルブランド》を《再活性》(ライフを4に)。
かなり絶望的な盤面になりつつある三原、
三原「絆魂を《もみ消し》出来たっけ」
残念それはM10ルール前の仕様だ。
なおも「ドロー能力なら《もみ消し》出来るじゃん!」っとしつこくツイートし続ける三原に対して、
中島「さすがにこのタイミングではドローしないでしょ」とばっさり。
《秘密を掘り下げる者》を追加するだけの三原に対して、《動く死体》で三原の《タルモゴイフ》を釣り上げる。
三原「何それ?そんなこと出来るの!?」
《森の知恵》を置いて打開策を探るが、《グリセルブランド》とのダメージレースが全く成立していない。
一度は《秘密を掘り下げる者》でチャンプブロックしてみるものの、ゲームにならぬと投了した。
三原 1-0 中島
《もみ消し》が他に仕事をするか確認する三原。
《動く死体》のオラクル確認をジャッジに求める。
実際オラクルのテキストを確認しても良く分からなかった三原だが、とりあえず《もみ消し》可能かどうか、《暗黒の深部》のように再誘発するかどうかだけは確認。
三原「《ネクロマンシー》も同じようなテキストだよね?」
三原「他にリアニメイトスペルってあったっけ?」
無論中島が答えるわけもない。
Game 2
《Volcanic Island》《不毛の大地》と並べ、《Underground Sea》を置いた中島にとりあえずターンエンド、アップキープ、ドローステップと確認しながら動く三原。
より効率良く、というより中島の効率を悪くさせたい三原は中島の動向を伺い続ける。
動かないわけにもいかない中島は《汚染された三角州》をフェッチするがここには《もみ消し》。
そして《Underground Sea》を《不毛の大地》。
一気にマナ基盤に差を付ける。
そして中島が《島》を置いてターンを返すと、次なる中島のアップキープに《ヴェンディリオン三人衆》をプレイ。
徹底的に妨害し続ける構えだ。
中島がスタックで《渦まく知識》で情報量を減らそうとするのだが、これにも《目くらまし》。
《再活性》
《思案》
《実物提示教育》
《Force of Will》
《汚染された三角州》
《グリセルブランド》×2
三原は《再活性》を指定。
中島は不毛されないように島をフェッチすると《思案》を唱え、三原が《タルモゴイフ》を追加した返しで必殺の《実物提示教育》!
だがそこに突き刺さる三原の《紅蓮破》。
それに対して中島の対応は・・・・無い。
つまり中島は3枚目の土地を探すために《思案》を使ったものの、《Force of Will》でリムーブする青いカードが引けなかったということになる。
三原が《タルモゴイフ》のサイズを数えながら《思案》を唱えると、「さすがに無理だわーサイドミスったわーグリセルブランド3枚引いたわ―」とぼやきつつ中島投了。
三原 1-1 中島
三原「《ヴェンディリオン三人衆》で手札を見ると安心できる」とにっこり。
Game 3
今度こそと意気込む中島、セット《島》からの《入念な研究》(《溢れかえる岸辺》と《大修道士、エリシュ・ノーン》をディスカード)。
やたらと手札を見たがる三原はペイ2ライフで《ギタクシア派の調査》。
《狼狽の嵐》
《納墓》
《入念な研究》
この手札を確認すると、「通れ!」と言いながら《墓掘りの檻》を。
完全に煽りです。
中島は回答を再びの《入念な研究》で探しにいく。
そして三原は中島の残り時間を減らすため《タルモゴイフ》をキャスト。
とにかく《墓掘りの檻》を何とかしなければならない中島は三度となる《入念な研究》をプレイするのだが何もすることが出来ない。
急ぎたい三原、《敏捷なマングース》(スレッショルドしていない)を2枚並べ、残り2ターンのクロックに。
そして中島、《墓掘りの檻》を前にして結局何も出来ないまま・・・・
三原 2-1 中島