『タルキール龍紀伝』happymtg先行プレビューカード<死霧の猛禽>公開!

晴れる屋メディアチーム

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By Atsushi Ito


 『墓地から戦場に出る能力』を持つクリーチャーには、強力なカードが多い。


冥界のスピリットイチョリッドナルコメーバ


 古くは《冥界のスピリット》《イチョリッド》が「ネザー・ゴー」や「発掘」といった新しいアーキタイプを生み出すためのキーパーツとなった。

 特に「発掘」というキーワード能力が印刷されてからは、『墓地は濫用するもの』といったイメージが定着していったため、この種類の能力を持つクリーチャーが新たに増えるたび、プレイヤーは様々な形で悪用を試みた。

 無論『墓地』から『戦場』というのはカードの領域移動における通常の流れに反しているため、能力には色々と厳しい条件がついていることが常だったが、それを差し引いて余りあるほどに強力無比な効果だったため、皆こぞって条件達成に血道をあげていた。


恐血鬼復讐蔦墓所這い


 その後も《恐血鬼》《復讐蔦》《墓所這い》などの悪用してくださいと言わんばかりのクリーチャーが、デッキビルダーたちの手によって幾多のフォーマットで存分に使い倒された。



 だが。

 やがてWizardsは墓地を濫用するタイプのコンボを危険視し始めたのか、戦場に出るための条件はより厳しく、濫用を許さないタイプのものに変わっていった。


血に染まりし勇者炎跡のフェニックス


 『タルキール覇王譚』『運命再編』でもこのタイプのクリーチャーは収録されたが、それらは「強襲」や「獰猛」という下準備が必要な条件を課せられていたし、戦場に戻すためにはマナもかかるため、どちらかといえばコンボというよりビートダウンの粘り強いクリーチャーとして採用されることが多かった。



 そんな中で。

 全国のデッキビルダー待望の『墓地から戦場に出る能力』持ちの新クリーチャーが、『墓地を濫用する』ための最適な相棒が、今再び環境に投入されようとしているのだ。





 というわけで、今回happymtgが2015年3月27日(金)発売の新エキスパンション『タルキール龍紀伝』より、独占先行プレビューでお届けするのはこちらのカードだ。




死霧の猛禽 1緑緑
クリーチャー-トカゲ・ビースト
接死
あなたがコントロールするパーマネントが1つ表向きになるたび、あなたの墓地にある死霧の猛禽を表向きまたは裏向きの状態で戦場に戻してもよい。
大変異 4緑 (あなたはこのカードを、3で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの大変異コストで、これをいつでも表向きにしてよい。そうしたなら、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
3/3


 「あなたがコントロールするパーマネントが1つ表向きになるたび」

 「変異」や「予示」といったシステムがある世界観ならではの、非常に『タルキール』ブロックらしい制約である。

 だが誘発の条件を達成することさえできれば、《復讐蔦》と同じようにマナを支払うことなく一度に複数の『死霧の猛禽』が戦場に帰ってくる。

 これは悪さをする予感しかしない。


囁きの森の精霊ティムールの軍馬


 何せ《囁きの森の精霊》という、タダで裏向きのパーマネントを次々と用意するカードがスタンダードには存在するのだ。

 あるいは《ティムールの軍馬》のように、表向きにするコストが限りなく低いカードと組み合わせるのも面白いだろう。



ヴェズーヴァの多相の戦士ギャサンの略奪者


 他の『墓地から戦場に出る能力』持ちのクリーチャー同様、モダンやレガシーでも活躍の可能性があるかもしれない。

 例えば《ヴェズーヴァの多相の戦士》を使えば、毎ターン能力を誘発させることができる。

 《ギャサンの略奪者》でこいつを捨てるというのはどうだろう?これで誘発するかどうかはルールを確認しないとわからないが、もしできたら面白そうだ。



芽吹くトリナクス爪鳴らしの神秘家ニクスの祭殿、ニクソス


 無理にコンボを狙わずとも、単品の性能を買って『ジャンド』デッキのようなグッドスタッフの一員として採用する可能性も考えられる。「接死」による高い防御性能と、《森の女人像》《クルフィックスの狩猟者》を乗り越えて攻めにも回れる柔軟なスペックは、在りし日の《芽吹くトリナクス》を思わせる。

 また、自身に「大変異」がついているので、相打ちを繰り返した後で追加の『死霧の猛禽』を引き込めば墓地の仲間たちを一気に蘇らせることも可能だ。

 それだけでなく、このカードのマナコストは「1緑緑」であり、「信心」デッキに入れても光り輝く可能性がある。



 こういった「様々なデッキでの活躍の可能性がある」という点からして、『死霧の猛禽』のカードパワーはなかなかに強力と言えるのではないだろうか。

 新環境でこのカードを使った新しいアーキタイプが活躍することに期待しよう。





 さて、いかがだっただろうか。

 『タルキール覇王譚』から世界がどのように『運命再編』されたかも気になる最新エキスパンション、『タルキール龍紀伝』(カードギャラリーは【こちら】)は2015年3月27日(金)発売だ。

 3月21-22日()には晴れる屋トーナメントセンターでもプレリリースを行う。

 『タルキール龍紀伝』で、墓地を濫用してみませんか?