6月1日に晴れる屋トーナメントセンターにて行われた、「スタンダード神決定戦」。
参加者269名を数えたこの「神を決める大会」の頂点に立ったのは、参加するために何とはるばる新潟から東京まで車でやってきたという、弱冠21歳の若武者だった。
木原 惇希(新潟)。
あまりにも唐突に我々の前に現れ、しかも綿密な調整に基づくと思われるデッキで彗星のように「神」の座をかっさらっていった男。
メインに《変わり谷》を4枚、サイドに《ニクス毛の雄羊》《ヴィズコーパの血男爵》をフル搭載した特徴的な青白t黒コントロールで、あの「鬼神」八十岡 翔太(東京)をも粉砕し、名実ともにスタンダード最強として「スタンダード神」の称号を獲得した男。
木原とは、いったい何者なのか。
その疑問に答えるべく、今回は木原に「神インタビュー」を試みた。
木原という男が、どうしてここまで強くなれたのか。
その始まりの物語。
「神のルーツ」を追う。
木原とマジック:ザ・ギャザリングとの出会い
--「木原さんとマジックとの出会いを教えていただけますか。どのくらいのエキスパンションから始めたんでしょうか?」
木原 「僕には兄がいるんですが、小学校1年生のときに兄の影響でお遊び程度にやっていたのが最初ですね。《呪われた巻物》とかの記憶があるから、テンペ、ウルザ、マスクスくらいかな。それから小学生の間はずっと触ってました」
--「大会なんかには出られていたんですか?」
木原 「はい。僕は新潟の燕というところの出身なんですが、そこの吉田という駅に1番近いカードショップがあって。初めて行ったのは小学2~3年生のときだったと思うんですが、そこの常連だったんです。あとは『カテラン杯』っていう、今でも続いている大会が当時あって、小学校5~6年のときに親の許可をとって高橋 優太(東京)さんに連れられて行きました」
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木原 「そうですね。高橋さんも僕と同じ燕出身で、行きつけのカードショップが同じだったんです。当時高橋さんは高校生とかでしたかね。デッキの話とかしてるうちに仲良くなりました」
--「当時小学生の木原さんが高校生のあんちゃんと、よく仲良くなれましたね。昔のあんちゃんは結構尖ってたと思うんですが」
木原 「いえ、でも僕に対しては優しかったですよ。たまに小学生の僕に負けて不機嫌になっていた程度ですね(笑)」
--「本当に昔から負けず嫌いですね(笑) ですが、『小学生の間は』というと、途中で一旦やめた?」
木原 「中学校にあがったらやめましたね。再開したのは大学に入ってからでした。ちょうど『ミラディンの傷跡』あたりですね」
--「そのときはどうして再開されたんでしょうか?」
木原 「主に大学に入って時間の余裕ができたからですね。
それと、昔とった杵柄でオンスロートのフェッチランドが手元にあったのでそれをヤフオクに出したら、
たまたま新潟の人に買ってもらって。近くで大会やってるんで良かったら、って偶然にも再び『カテラン杯』を紹介されて、久しぶりにやるかーって乗り込んだんです」
--「そのときのデッキは何だったんでしょうか?」
木原 「『感染』ですね。《精神を刻む者、ジェイス》は高くて買えなかった(笑)」
--「それからは『カテラン杯』の常連になって、色々なトーナメントに出ていったんですよね」
木原 「そうですね。日本選手権予選や『The Finals』『The Limits』両予選、グランプリなどに参加しました」
--「その頃には高橋さんは既にGP静岡08とGP神戸08で国内グランプリ2連覇という偉業を達成するなど、プロの舞台で活躍していたわけですが、それを知ってどう思いました?」
木原 「やっぱり、『すごいなー』と思いましたね。でもその後2011年の日本選手権のときに本当に久しぶりに再会したんですけど、最初は全然誰だかわかってもらえなかったです(笑)」
--「それは何というか劇的な再会ですね。まあ小学生のとき以来ともなればわからないのも当然でしょうか」
木原 「名乗ったら『おお、あつきか!』ってなりましたけどね。それからはたまにメールし合ってます」
木原と新潟勢とのグランプリ遠征
--「その後木原さんはグランプリに精力的に参加するようになっていったんですよね」
木原 「そうですね、高橋さんの活躍などを見て、『自分もプロツアーに出たいな』と思うようになって」
--「初めてのグランプリ参加はいつだったんですか?」
木原 「リミテッドで行われた2012年の神戸ですね。新潟(の長岡)勢でPT京都11トップ8の棚橋(雅康)さんも『カテラン杯』の常連だったので、それで仲良くなって『一緒に行く?』って言われたときに『はい』って答えて連れていってもらいました」
--「成績はどうだったんでしょうか」
木原 「99位ですね。2日目には行けたんですが、マネーフィニッシュは成らずでした」
--「初参加で2日目進出はすごいですね」
木原 「その次はモダンのGP横浜12で、このときは2か月くらい前からモダンの調整をやって臨みましたね。僕の家が長岡勢の溜まり場みたいになってるんですが、このときは調整の末に6人くらいで75枚同じ青白《聖トラフトの霊》をシェアして参加しました」
--「溜まり場……ですか」
木原 「土曜に集まって調整して、日曜にそのまま『カテラン杯』に行くムーブみたいな。あとは基本的に麻雀してます(笑)」
--「(笑) そういえば青白トラフトというと、初日全勝の長谷川(裕)さんの青白はメインに《海賊の魔除け》を採用するなどかなり練り込まれた印象を受けましたが、あれがそうだったんでしょうか」
木原 「それですね。長谷川さんの活躍もあって、僕たちのデッキは全体的に初日は好調だったんですが、2日目で失速しちゃって、結局長岡勢の最高順位は長谷川さんの62位とかだったのかな?僕自身も70位ノーマネーで残念な感じでした」
--「でも、そのトーナメントでは同じ新潟勢の宮島(淳一)さんが優勝されていましたね」
木原 「あれはすごかったですね。宮島さんも一緒にモダンを調整していて、でも彼だけは練習のときから青白トラフトではなく一貫して白黒トークンを使い続けて、結果優勝という。何でも『トークンを並べたかった』そうです」
--「初日全勝者と優勝者がどちらも新潟勢だったということで、あのトーナメントは新潟勢がコミュニティとして脚光を浴びるきっかけになりましたね。さて、その次のグランプリというとスタンダードのGP名古屋12ですが」
木原 「エスパーカラーで《心理のらせん》と《ネファリアの溺墓》で勝つコントロールで、34位とようやくマネーフィニッシュできました」
--「最近もGP静岡14で32位に入賞されていましたね」
木原 「とにかくプロツアーに出たかったので、去年はひたすらずっとMOやって、『静岡で絶対トップ8残るぞ』っていう気概で臨んだんです。青白コントロールを使って、2敗でフィーチャーされるところまで行ったんですけど、そのあと同じ新潟勢の佐藤くんに負けてしまってダメでした」
--「よくコントロールを使用されているようですが、木原さんはコントロールが好きなんでしょうか?」
木原 「そもそもマジック大好きなので意外とどんなデッキでも好きですね。『勝てるデッキを持っていこう』っていうスタンスです」
--「確かに、それでいうと昨年PTQテーロスで3没されたときのデッキなんかは初めて見たとき目を疑いました」
木原 「あれは当時リアニメイトが多くて、プロテクション持ちの騎士に《幽体の飛行》が付くだけで勝てたんですよね」
--「デッキビルダーとしての才能もお持ちなんですね。この間プロツアートップ4の市川ユウキさんが抜けたときのPTQでもトップ8に残られていたと聞きました」
木原 「やはり学生のうちにプロツアーに出たいのでPTQは2011年くらいからずっと挑戦してるんですが、なかなか抜けられませんね」
--「先月開催され460人が参加したBMO Standardでも14位に入賞されていたということで、やはりスタンダードが得意なんですか?」
木原 「まあそうですね。一応構築ならモダンもレガシーもどれでも好きなんですが、そもそも新潟ではスタンダード以外はそこまで頻繁に大会がないので……」
--「ちなみにレガシーはどんなデッキをお持ちなんですか?」
木原 「ゴブリンとか、あとはハイタイドですね。安いデッキしかないですw」
--「基本的には『カテラン杯』を拠点に、ずっとスタンダードを主戦場にされてきたということなんですね」
「キハラワークス」ができるまで
--「今回、はるばる新潟から『スタンダード神』になるために晴れる屋トーナメントセンターにいらっしゃったということなんですが、そこらへんの経緯はどんな感じだったんでしょうか?」
木原 「僕の兄が東京に住んでまして、『お、じゃあ神になったら夏休みは兄のところにお邪魔して毎日晴れる屋に通えるぞ』と思ったんです。神は『晴れる屋TCの大会参加費が無料』という特典がつくので、それを生かせるなら出ようじゃないか、と」
--「これにはいつもの長岡勢などは……」
木原 「新潟勢は『そもそも神になっても特典が生かせないから』ということでノッてきませんでしたね。ただ1人だけ、『マジック大好きだし大きな大会で有名なプレイヤーと戦いたい』というモチベーションを持った知り合いがいまして、その人と2人で車で来ました」
--「確かに『神決定戦』ともなれば有名なプレイヤーが集まりますからね。ちなみに木原さんは、強い人と戦いたいですか?」
木原 「僕は有名なプレイヤーとは当たりたくないですね(笑)」
--「ガチ勢ですね(笑) ところで話は神決定戦の当日と前後しますが、木原さんの今回のデッキ、エスパーというか青白タッチ黒コントロールですが、これは割と早くから使用を決めていたんでしょうか?」
木原 「いえ、前日まではドランカラーでマナクリ10枚から《冒涜の悪魔》《荒野の収穫者》《死橋の大巨虫》という4マナ域にジャンプアップし、タッチした《ヴィズコーパの血男爵》や《太陽の勇者、エルズペス》につなげるというデッキとの2択で悩んでいました。《ヴィズコーパの血男爵》に《死橋の大巨虫》の『活用』を乗っける動きが強かったんですよ」
--「それはまた個性的で興味深いデッキですね。どんなメタゲームを想定されていたんでしょうか?」
木原 「メタゲームは黒単20~25%、バーン系が15~20%、コントロール系が10~15%、青単やグルールやナヤが5~8%ずつくらいかなと」
--「細かい数字までかなり具体的に想定されてるんですね」
木原 「まあこれくらいかなっていう勝手な予想ですけどね。いつもそれに合わせてデッキを考えてます。先ほどのドランジャンクは黒単とバーンに勝てるデッキだったので、直前まで使用候補でした」
--「それでもドランジャンクではなく、あえて青白コンを選んだ決め手は何だったんでしょうか?」
木原 「決め手は使い慣れてることと……《中略》っていうカードが好きだからですね」
--「なるほど。それで前日に青白コントロールの使用を決めた段階で、このデッキは完成していたんでしょうか?」
木原 「まあエスパーは誰でも50枚くらいは似たような感じで固定パーツなんで、あとはサイドを多少いじったりしました。《ヴィズコーパの血男爵》と《ニクス毛の雄羊》を両方フル搭載したのが大きな変更点ですね」
--「あの印象的なサイドボードは前日に決まったものだったんですね」
木原 「《ヴィズコーパの血男爵》については《生命散らしのゾンビ》で抜かれる対象ではありますが、たとえ抜かれてもトップできるように4枚積もうと。練習しててもミラーマッチを含めてほとんどどのマッチでもサイドインされるので、あまり迷わなかったですね」
--「《ニクス毛の雄羊》についてはどうなんでしょう?」
木原 「《ニクス毛の雄羊》は最初バーン対策として試していたんですが、グルールやナヤなどの緑系にも意外と強くて、『どこでも入っちゃうじゃん!』みたいな。それでいっそのこと4枚積もう、と」
4 《島》 2 《平地》 4 《神聖なる泉》 1 《神無き祭殿》 4 《欺瞞の神殿》 4 《啓蒙の神殿》 4 《静寂の神殿》 4 《変わり谷》 -土地(27)- 1 《霊異種》 -クリーチャー(1)- |
4 《中略》 3 《今わの際》 1 《究極の価格》 4 《解消》 4 《スフィンクスの啓示》 4 《至高の評決》 4 《拘留の宝球》 1 《払拭の光》 4 《思考を築く者、ジェイス》 3 《太陽の勇者、エルズペス》 -呪文(32)- |
4 《ニクス毛の雄羊》 4 《ヴィズコーパの血男爵》 3 《否認》 2 《払拭》 2 《神討ち》 -サイドボード(15)- |
木原 「このデッキは『ニクスへの旅』で《拘留の宝球》の5枚目となる《払拭の光》が出たのが大きくて、これで相手のプレインズウォーカー、特に《歓楽者ゼナゴス》での負けが大幅に減って、サイドにスペースを割かなくても良くなったのが大きいです。今までは《真髄の針》とか入れていましたから」
--「でもエンチャントですから、結構割れやすいですよね」
木原 「そうなんですよ。特にサイド後は《突然の衰微》や《ゴルガリの魔除け》で割れてしまうので、あまり信用が置けないんですよね。そこでサイド後は思いきって5枚の《忘却の輪》シリーズを全部抜いて、相手の厄介な《地下世界の人脈》《死者の神、エレボス》《エレボスの鞭》などは《否認》と《神討ち》で対処するようにして、逆に相手のエンチャント破壊を腐らせるプランをとることにしました」
--「ああ、5枚に対して5枚ですか。なるほど、そういう意思が込められていたんですね。他にもこのデッキは、《変わり谷》を4枚とっているというのもかなり特徴的ですよね」
木原 「やはり現在のスタンダードで1番強いカードなので、4枚から構築を始めていいと思います。このせいで《英雄の破滅》がとれないなどのデメリットはありますが、《ヴィズコーパの血男爵》と《究極の価格》だけならそこまで早いターンに引きたいカードでもないので、黒タッチにしつつ《変わり谷》4枚は両立できますね」
--「ここまでお話を伺っていると、かなり練りに練られたレシピというか、調整の末に辿りついた完成形といった印象ですね」
木原 「そうですね。ミラーマッチが不安なくらいで、神決定戦にもかなり自信を持って臨めました」
木原、神に挑む
--「当日はトップ8まではかなり楽に勝ち進んだんでしょうか」
木原 「いえ、そうでもなかったです。特に9回戦のうち後半3ラウンドは3連続でドランカラーのデッキと当たってしまって、かなり厳しい戦いを強いられました。《英雄の破滅》がない分、デッキ的に<幽霊議員オブゼダート>に触れないんですよね」
--「トップ8をかけた9回戦目のフィーチャーマッチの1本目もそれで落としていますね」
木原 「サイド後は《ヴィズコーパの血男爵》がいるのでまだいいですが、メインボードは厳しいですね」
--「それでもどうにか7-0-2でトップ8に入られたと。そこからは準々決勝で小林さんのジャンド、準決勝で嶋津さんの黒単と当たっていますが、そうするとここらへんのマッチアップは比較的楽に戦えた、ということなんでしょうか」
木原 「準々決勝は相手が事故ってしまいましたし、準決勝の黒単はもともと有利なマッチアップなので、スイスラウンドよりは楽に戦えましたね」
--「となると、木原さんにとって神決定戦のハイライトはやはり八十岡さんとの決勝戦(動画)になるわけですね」
木原 「そうですね。いざ八十岡さんに向かい合ってみると、やっぱり『怖い』と思ってしまって。かなり『飲まれてるなー』と自分でも思いながら戦ってました。そのせいで、1本目はミスって負けてしまった」
--「八十岡さんがリソースを使い切って鮮やかに勝利した1本目でしたが、ミスがあったんですね。最後、《稲妻の一撃》に合わせて《スフィンクスの啓示》をX=4で仕掛けたところですか」
木原 「あれは八十岡さんの気迫とライフ7点にビビッてつい撃っちゃいましたね。冷静に考えると3点食らってもまだライフ7点あるんで、そのまま何もせずターンを返して、相手のエンド前に《解消》を構えながらX=3で《スフィンクスの啓示》を撃てばよかった。《頭蓋割り》が2枚なければさらにメインで《今わの際》を握っているという状況になるので、ほぼ勝ち確です。わざわざあそこで動いて相手にマナを有効に使わせてしまったことはもちろん、《頭蓋割り》に対して貴重なライフゲインを差し出す必要もなかった」
--「ミス負けとなると結構な負けフラグですが、それでも開始前に八十岡さんが木原さんのデッキのサイドボードを見てさすがに苦笑していたとおり、サイド後はきっちり2本取り返しましたね」
木原 「サイド後は《ニクス毛の雄羊》と《ヴィズコーパの血男爵》のおかげであまり負ける気がしなかったですね。3本目は《ヴィズコーパの血男爵》をなかなか引いてこなくてかなり焦りましたが」
--「3本目、X=5の《スフィンクスの啓示》に対して《頭蓋割り》されなかったのが決め手でしたね」
木原 「あれで手札見たらカウンター呪文がいっぱいっていう状況になったので、勝ちを確信しました」
--「ライフ40点とかになりながら《ヴィズコーパの血男爵》で殴ってるときはどんな気持ちでしたか?」
木原 「『ああ、もうこれは勝つんだなー』っていう感じですね。でも八十岡さんが最後まで投了されなくて、流石だなと思いました」
--「改めて、優勝および第1期『スタンダード神』就任おめでとうございます」
木原 「ありがとうございます!」
スタンダード神、木原惇希のこれから
--「今後『モダン神決定戦』、『レガシー神決定戦』と続いていくわけですが、これらに『スタンダード神』の参戦予定はありますか?」
木原 「レガシーはまだ未定ですけど、モダンは行く予定です。まあレガシーもたぶん行きますね。神はそんな何人もいらないですから」
--「いいですね、是非『三神制覇』を目指していただきたいです。他には、今後の木原さんの目標としてはやはり、プロツアーですか?」
木原 「そうですね、何とかプロツアーに出て結果を残したいです。もしくはグランプリトップ8ですかね」
--「では今年のグランプリ神戸での活躍に期待ですね」
木原 「また新潟勢で調整して、青白トラフトみたいにデッキをシェアして持っていくんじゃないかなーと」
--「『日本のモダンGPを新潟勢が2連覇!!』とかになったら熱いですね。『新潟に神あり』ということで、これからどんどん活躍していっていただきたいです」
木原 「頑張ります」
--「それでは最後に、幼少の頃からの知り合いである高橋さんに、何か伝えたいことがあれば」
木原 「ついに俺も神になったぞ!(笑)」
明日、2人目の神が決まる。
「モダン神」の座につくのは、はたして誰になるのだろうか。
※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『Grand Prix Shizuoka 2008 Event Coverage』
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gpshi08/welcome-ja
『グランプリ静岡 2014 イベントカバレージ』
http://coverage.mtg-jp.com/gpshz14/