シーズンが半分過ぎて思うこと

齋藤 友晴

齋藤 友晴



齋藤 友晴、31才。

2014-2015シーズン半ばの今、マジックのプロプレイヤーとして自分の立ち位置を考えてみた。



プロプレーヤーズクラブのレベル、つまりはプロとしての階級では上から3番目のシルバーレベルというのが現状のステータス。

ゴールドと、シルバーは決定的に違う。
プロと呼べるのはゴールドからという考えを持つプレイヤーもいるぐらいだ。

何がそんなに違うのかは、詳しくはここを見てもらうとして

【M:TG Wiki プロプレイヤーズ・クラブ】

特に大きな差は、


■ ゴールドはプロツアー全て招待だが、シルバーは年に1回だけ招待

■ ゴールドはグランプリでの不戦勝が最大の3Byeだが、シルバーは2Byeのみ


プロとして輝かしい成績を出すためには、この差はあまりにも大きい。

階級は年間に獲得のした合計プロポイントによって分かれるが、
ゴールドが35点以上シルバーが20点以上と、待遇だけでなく獲得しなければならないプロポイントの差も非常に大きい。

僕は昨シーズンである2013-2014シーズン、合計プロポイント28点でシルバーレベル継続となってしまった。
そして、丁度シーズン半分を折り返したところの今シーズン(2014-2015シーズン)は、
現状のプロポイントが17点で、変わらずシルバーレベルのままだ。

「シーズン半分で17点なら35点取れそうなペースじゃん♪」

てなものでもない。

3点以上のプロポイントを確実に得られる「プロツアー」があと2回残っているが、現状両方とも権利がないし、そもそも次のプロツアー『タルキール龍紀伝』に関しては既に道が閉じている。

また、固定数の最大プロポイントのみを参照する通称「グランプリキャップ」6つのうち、
4点】【3点】【3点】【1点】で4つが既に埋まっている状態である。

どこかであと3点取れば良いので、シルバー継続は諦めなければほぼ確定だと考えているけど、
ゴールドまではかなり遠い状況。

達成するためのパターンとしては、


(例1) 現状17点+GP優勝8点+GP優勝8点+プロツアー参加3点 = 36点

(例2) 現状17点+GPトップ8で4点+プロツアー12勝4敗以上で15点 = 36点

などが必要となる。



今シーズンは【最低でもゴールド、プラチナを狙っていくと言ってスタートした】ものの、現状を冷静に見つめて立ち回りを考えることも重要。
振り返ればルールの変更により、シルバーレベルの自分はシーズン開幕時より向かい風な状況になってしまった。

PWPで毎回不戦勝3を獲ていた自分にとって特に大きかったのが、PWPでの不戦勝獲得数が最大2Byeに変更になったこと。

これにより、グランプリで不戦勝3を持っているプレーヤー数は大量に減って不戦勝2の価値は上がった。
しかし、今までよりも不利な条件でのチャレンジとなってしまったのは間違いないし、
プロツアー予選にはあまり出ず、グランプリで仕入れなどの仕事をしながら、プロツアー権利とプロポイントを狙う3得作戦で立ち回っている僕にとっては凄く厳しかった。

でも逆に言えばもちろん希少化した不戦勝3の価値も上がっているから、一旦ゴールド以上になってしまえば凄く有利な条件で挑戦できるわけだけど。



まとめとしては、今シーズンはどこかでドカンと勝つのを狙いながらも、無茶しない方向性でチャレンジしていくのが良いと考えている。
シルバー継続だったとしても、来シーズンのプロツアーの出場権利をなるべく多くストックした状態で出られるよう、シーズン終盤のラストスパートは必要だけど。

ゴールド以上を狙う上で大事なことは当面、

■ 今シーズン最後のプロツアー、プロツアー『マジック・オリジン』への参加権を得てそこで大きく勝つ

■ どこかのGPで優勝、準優勝など、しっかりプロポイントを取れる勝ち方をする

となるので、なるべく滅茶苦茶にイベントに出まくるのではなく、しっかり練習できそうなイベントに絞ったり種目を寄せることで、高い経験値を持った状態でのグランプリ参加をしていきたい。



なお、シルバーレベルプロにとって嬉しい変更だったと言えることもある。それはPTQ制度だ。

シルバーレベルは予備予選のPPTQに出なくても、毎回本予選のRPTQに参加できる。
RPTQにはシルバーレベル+予備予選の優勝者しか出れないので今までにもまして強豪が集うが、数十人中4人もプロツアー権利獲得できるから運要素は低め。
このイベントは本当に悔いのない準備をして参加したい、最大のチャンスだと思う。





この後の予定は、

・GP京都@レガシー
・RPTQ@スタンダード
・海外GP2~3回@スタンダード

と続く。

そうなると経験を積んでいくべきは圧倒的にスタンダードで、レガシーの練習をどこまで絞るかが現状の課題。
レガシーは経験が重要で実力ゲー要素が高いと思うし、それなりに経験もある種目だし、プロツアー翌週だからプロ達は練習しきれないし、初めてのレガシーGPだからレガシー初心者の方も多いと思うから、本気でやればある程度優位に立てると思う。


ただ、今の自分の状況にとっては甘い蜜のように見えても「実は罠」的な存在という気もしてならない。
トップレガシープレーヤーの実力は確実に以前よりも高まっているし、レガシープレーヤー全体の実力もまたそうだと感じているからだ。

しかもその反面、スタンダードも少しはやってるけど今は自分含め周りのみんなが「ドラゴン病」にかかっていて、ドラゴンを出し合うばかりでどれぐらいテクニカルな環境なのかまだまだよく分かってないのも判断を悩ませる材料(笑)


プレイングやデッキ選択が大事なのは全員共通認識の当たり前の話で、昔から「プロとして自分の武器はこれ」っていう中のひとつに、立ち回り方がある。
でも最前線から離れていたせいなのか、今の自分の状況が難しいからブログに書いて整理してみた。

本気で上を目指したければ本気で立ち回りを考えるべきで、こうして書いて立ち回り考えてるってことはやっぱり自分は本気なんだって安心(笑)

本気なら必ずやれるって昔から決まってるから☆



ってことで唐突でしたが役に立たなそうな内容のいちシルバープロの現在の思考公開でした^^


トモハル