皆さんこんにちは!
先週末にはプロツアー『マジック2015』がありましたが皆さん観戦しましたか?
日本からは市川 ユウキさんがトップ8入賞を果たし、前回のプロツアー『ニクスヘの旅』から2大会連続でプレイオフ進出という快挙を成し遂げました。2014年度のプロツアー殿堂顕彰も発表され、日本人プロプレイヤーの三原 槙仁さんが選出されました。
さて、今回の記事ではいつものStarCityGames.com Open(SCGO)の他に、スタンダードで競われたプロツアー『マジック2015』の結果も一緒に見ていきたいと思います。
SCGO Kansas City トップ8 ~優勝はセレズニア~
2014年7月27日
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1位 GW Aggro/緑白ビートダウン
2位 Jund Midrange/黒赤緑コントロール
3位 BW Midrange/白黒コントロール
4位 Mono Blue Devotion/青信心
5位 WR Aggro/白単ビートダウン
6位 Jund Monsters/黒赤緑ビートダウン
7位 Mono Black Devotion/黒信心
8位 Mono Black Devotion/黒信心
トップメタの黒単信心や青単信心が結果を残す中、M15から加入した《頂点捕食者、ガラク》をはじめとしてPWを多数搭載したJund Midrangeなどの新たな戦略も見られました。優勝したのはSCGO Baltimoreでも入賞していた緑白と同タイプのデッキで、M15から 《陽刃のエルフ》や《不動のアジャニ》の加入により強化されたアーキタイプです。
SCGO Kansas City デッキ解説
「Jund Midrange」
1 《森》 4 《血の墓所》 4 《踏み鳴らされる地》 4 《ラノワールの荒原》 2 《奔放の神殿》 4 《疾病の神殿》 4 《悪意の神殿》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 -土地(24)- 4 《森の女人像》 4 《クルフィックスの狩猟者》 -クリーチャー(8)- |
3 《ミジウムの迫撃砲》 3 《突然の衰微》 2 《ゴルガリの魔除け》 1 《戦慄掘り》 3 《骨読み》 3 《英雄の破滅》 2 《ラクドスの復活》 1 《化膿》 3 《歓楽者ゼナゴス》 2 《紅蓮の達人チャンドラ》 2 《見えざる者、ヴラスカ》 1 《リリアナ・ヴェス》 2 《頂点捕食者、ガラク》 -呪文(28)- |
4 《嵐の息吹のドラゴン》 4 《思考囲い》 2 《肉貪り》 2 《殺戮遊戯》 1 《ゴルガリの魔除け》 1 《化膿》 1 《ラクドスの復活》 -サイドボード(15)- |
従来のJund Monstersと異なり、メインのクリーチャーはわずか《森の女人像》と《クルフィックスの狩猟者》の2種類で、除去とPWを多めに搭載したコントロール寄りの構成です。M15から加入した《頂点捕食者、ガラク》と、再録された《リリアナ・ヴェス》が採用されています。
クリーチャーが少ないために《生命散らしのゾンビ》でアドバンテージを取られることも少なく、相手のクリーチャー除去も今までのJund Monstersと異なり対象になるクリーチャーがメインでは少ないためにあまり役に立たないので、トップメタの黒信心に対して互角以上に立ち回れます。
《頂点捕食者、ガラク》は相手のPWを破壊することが可能で、戦闘によって相手のPWを破壊する手段に乏しいこのデッキでは重要です。「接死」持ちの3/3トークンを生み出すというもう一つの+1能力も強く、流石7マナという重いコストだけあります。消費忠誠度が高いですが、クリーチャーを除去しつつライフゲインもできる-3も優秀な能力です。奥義は対戦相手にペナルティ能力付きの勲章を押し付けるユニークな能力ですが、1体1の対戦では自軍のクリーチャーを強化する能力として扱えます。
メインとサイドと合わせて3枚の《ラクドスの復活》はコントロールやミッドレンジデッキにとって脅威となります。
SCGO Dallas トップ8
~青単祭りのSCGO Dallas、 優勝も青単信心~
2014年8月3日
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1位 Mono Blue Devotion/青信心
2位 Mono Blue Devotion/青信心
3位 Jund Monsters/黒赤緑ビートダウン
4位 Mono Blue Devotion/青信心
5位 RW Burn/バーン
6位 Jund Walkers/黒赤緑コントロール
7位 Mono Blue Devotion/青信心
8位 BW Midrange/白黒コントロール
同週末に行われていたプロツアー『マジック2015』とはメタが全く異なり、SCGO Dallasはトップ8の半分が青単信心で優勝も青単でした。
SCGO Dallas デッキ解説
「Mono Blue Devotion」
19 《島》 3 《変わり谷》 2 《ニクスの祭殿、ニクソス》 -土地(24)- 4 《雲ヒレの猛禽》 4 《審判官の使い魔》 4 《潮縛りの魔道士》 4 《凍結燃焼の奇魔》 4 《海の神、タッサ》 4 《夜帷の死霊》 4 《波使い》 -クリーチャー(28)- |
1 《急速混成》 2 《サイクロンの裂け目》 2 《タッサの二叉槍》 2 《家畜化》 1 《ギルドパクトの体現者、ジェイス》 -呪文(8)- |
2 《急速混成》 2 《白鳥の歌》 2 《反論》 2 《変身術士の戯れ》 2 《記憶の熟達者、ジェイス》 1 《思考を築く者、ジェイス》 1 《ギルドパクトの体現者、ジェイス》 1 《払拭》 1 《否認》 1 《家畜化》 -サイドボード(15)- |
プロツアー『テーロス』以降は特に大きな変化が見られなかった青単ですが、今回入賞したGabriel WilsonはM15から加入したPWの《ギルドパクトの体現者、ジェイス》をメインとサイドに1枚ずつ採用しています。
-3能力は《家畜化》のように信心を稼ぎつつ相手のクリーチャーを除外したりすることが可能で、《拘留の宝球》すらバウンスできてしまうので、このデッキでは最も使われる能力になりそうです。+1能力も中盤以降のドローの質を向上させるのに役立ちます。
PT MAGIC 2015 トップ8 ~信心戦略の没落、優勝は青白コントロール~
2014年8月3日
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1位 UW Control/白青コントロール
2位 GW Aggro/緑白ビートダウン
3位 Jund Midrange/黒赤緑コントロール
4位 BW Midrange/白黒コントロール
5位 Naya Aggro/白赤緑ビートダウン
6位 Jund Midrange/黒赤緑コントロール
7位 BW Midrange/白黒コントロール
8位 RW Burn/バーン
事前に開催されたSCGOの結果から、黒単と青単信心が多くなると予想されていました。しかし予想に反して、それらは使用人数こそ多かったもののトップ8には1人も残らず、黒信心をベースに白を足してコントロール寄りの構成となったBW Midrangeや、SCGOでも結果を残していたGW Aggro、PWを多数搭載したJund Midrangeなど、バラエテイに富んだ顔ぶれです。そんな中優勝を収めたのは、環境初期から存在し信心デッキと共に常に大きな大会で入賞し続けていた青白コントロールでした。
PT MAGIC 2015 デッキ解説
「UW Control」「BW Midrange」「Jund Midrange」「RW Burn」「Naya Aggro」
6 《平地》 6 《島》 4 《神聖なる泉》 4 《啓蒙の神殿》 2 《アゾリウスのギルド門》 1 《天啓の神殿》 1 《凱旋の神殿》 2 《変わり谷》 -土地(26)- -クリーチャー(0)- |
4 《急かし》 2 《中略》 1 《不死の霊薬》 4 《アゾリウスの魔除け》 2 《今わの際》 4 《スフィンクスの啓示》 4 《解消》 3 《予言》 4 《至高の評決》 3 《次元の浄化》 3 《思考を築く者、ジェイス》 -呪文(34)- |
4 《ニクス毛の雄羊》 2 《テューンの大天使》 2 《払拭》 2 《反論》 2 《今わの際》 1 《神討ち》 1 《記憶の熟達者、ジェイス》 1 《太陽の勇者、エルズペス》 -サイドボード(15)- |
念願のプロツアーサンデー入りを果たしその勢いのまま優勝を収めたIvan Flochが使用していたのは、現環境の代表的なコントロールデッキの青白コントロールでした。
RTRブロックのパワーカードである《スフィンクスの啓示》や《至高の評決》, 《思考を築く者、ジェイス》に加えて、『テーロス』ブロックからも白の強力なPWである《太陽の勇者、エルズペス》とデッキの安定性を支える「占術」ランドが加わり、環境初期から安定した成績を残しているデッキです。「占術」ランドは多いデッキでは12枚採用されていることもありますが、Ivanのリストは少なめの6枚です。
メインの勝ち手段はわずか2枚採用された《変わり谷》と《思考を築く者、ジェイス》の奥義発動のみで、他のリストで見かける《太陽の勇者、エルズペス》や《霊異種》ですらメインでは不採用です。《不死の霊薬》で使用済みのカードを修復しライフを回復させつつ相手の脅威をカウンターや除去で捌き、《スフィンクスの啓示》でカードアドバンテージを得る、という行動を相手のリソースが枯渇するまで続けて、わずかな勝利手段で止めを刺すという気の長い戦略です。
《ラノワールの荒原》と《コイロスの洞窟》が再録されたことで《神討ち》や《突然の衰微》が多くなるメタを想定していたようで、以前よりも割られやすくなった《拘留の宝球》を解雇し、コストは重いもののPWやエンチャントメントなど触りにくいパーマネントもまとめて流せる《次元の浄化》が採用されています。メインに4枚採用された《急かし》は《至高の評決》や《次元の浄化》をインスタントスピードでキャストを可能にするため、今大会で人気のあったBW Midrangeの《幽霊議員オブゼダート》に対する回答になります。
1 《平地》 8 《沼》 4 《神無き祭殿》 4 《静寂の神殿》 4 《コイロスの洞窟》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 4 《変わり谷》 -土地(26)- 4 《群れネズミ》 3 《生命散らしのゾンビ》 3 《冒涜の悪魔》 3 《ヴィズコーパの血男爵》 1 《幽霊議員オブゼダート》 -クリーチャー(14)- |
4 《思考囲い》 3 《胆汁病》 2 《肉貪り》 1 《究極の価格》 3 《英雄の破滅》 3 《地下世界の人脈》 2 《払拭の光》 2 《太陽の勇者、エルズペス》 -呪文(20)- |
3 《強迫》 3 《破滅の刃》 2 《神討ち》 2 《今わの際》 2 《悲哀まみれ》 1 《罪の収集者》 1 《死者の神、エレボス》 1 《地下世界の人脈》 -サイドボード(15)- |
黒信心デッキでGPやSCGOで入賞をし続けているアメリカのトッププロのOwen Turtenwaldは、今大会ではBW Midrangeで入賞を果たしました。彼をはじめ多くのアメリカのプロがこのデッキを選択し、殿堂プレイヤーのWilliam Jensenも同様のデッキで入賞しています。
BW Midrangeは黒単信心に白を足して《アスフォデルの灰色商人》と「信心」要素を除外し、《ヴィズコーパの血男爵》や《幽霊議員オブゼダート》, 《太陽の勇者、エルズペス》といった白いパワーカードを搭載したコントロール寄りの構成です。《コイロスの洞窟》の再録によりマナ基盤が強化され、デッキの回りがより安定するようになりました。白を足すことによる事故のリスクよりも、黒単のときには対処が困難だったエンチャントに触りやすくなったことによるメリットの方が明確に大きくなった印象です。
《ヴィズコーパの血男爵》や《太陽の勇者、エルズペス》は黒単に対して強く、《幽霊議員オブゼダート》は青白コントロールにとっては対処の難しいクリーチャーです。黒単やコントロールに対して相性が良くなった一方で、青単や赤単といったアグロデッキに対しては《アスフォデルの灰色商人》の不在とペインランドやショックランドから受けるダメージが響いて苦戦を強いられそうです。
3 《森》 4 《踏み鳴らされる地》 2 《草むした墓》 1 《血の墓所》 4 《奔放の神殿》 4 《悪意の神殿》 3 《ラノワールの荒原》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 2 《変わり谷》 -土地(24)- 4 《エルフの神秘家》 4 《森の女人像》 4 《クルフィックスの狩猟者》 -クリーチャー(12)- |
2 《思考囲い》 3 《ミジウムの迫撃砲》 2 《戦慄掘り》 2 《究極の価格》 1 《突然の衰微》 1 《ゴルガリの魔除け》 1 《ラクドスの復活》 1 《化膿》 4 《歓楽者ゼナゴス》 2 《紅蓮の達人チャンドラ》 4 《世界を目覚めさせる者、ニッサ》 1 《見えざる者、ヴラスカ》 -呪文(24)- |
4 《霧裂きのハイドラ》 2 《漁る軟泥》 2 《マグマのしぶき》 2 《思考囲い》 2 《破滅の刃》 1 《ゴルガリの魔除け》 1 《ミジウムの迫撃砲》 1 《ラクドスの復活》 -サイドボード(15)- |
市川 ユウキさんは今回PWを多数搭載したJund Midrangeを使用してプロツアー『ニクスヘの旅』から2大会連続でプレイオフ進出という快挙を成し遂げました。
SCGO Kansas Cityで準優勝していたJundもPWを多数搭載したデッキでしたが、市川さんのリストは《ラクドスの復活》などのスペルが少なめで《頂点捕食者、ガラク》も不採用で、全体的に軽めに構成されています。
このリストの注目のカードはM15から新たに登場した緑のPWの《世界を目覚めさせる者、ニッサ》です。《森》としてカウントされる土地がわずか9枚にも拘らず《世界を目覚めさせる者、ニッサ》がフル搭載されていることからも、毎ターン土地を4/4トランプルという脅威に変換する能力がいかに強力かを物語っています。
メインに採用されている《ゴルガリの魔除け》はエンチャントを割ることが可能で、小型のクリーチャーを大量に展開してくる赤単にも効く受けの広いスペルです。オール-1/-1モードはコンバットトリックとしても活用することが可能で、特にトップ8のマッチアップでの重要な局面での-1/-1モードは一見の価値ありです。
9 《山》 3 《聖なる鋳造所》 4 《凱旋の神殿》 4 《戦場の鍛冶場》 4 《変わり谷》 -土地(24)- 4 《若き紅蓮術士》 1 《大歓楽の幻霊》 4 《チャンドラのフェニックス》 -クリーチャー(9)- |
4 《ショック》 4 《ボロスの魔除け》 4 《稲妻の一撃》 4 《灼熱の血》 3 《頭蓋割り》 4 《かき立てる炎》 4 《戦導者のらせん》 -呪文(27)- |
4 《サテュロスの火踊り》 3 《岩への繋ぎ止め》 2 《異端の輝き》 2 《紅蓮の達人チャンドラ》 1 《大歓楽の幻霊》 1 《Wear》 1 《頭蓋割り》 1 《払拭の光》 -サイドボード(15)- |
M15で再録された《戦場の鍛冶場》はデッキのマナ基盤の安定性の向上に貢献し、新カードの《かき立てる炎》の「召集」は《若き紅蓮術士》と相性が良く、「召集」を抜きにしても強力な4点火力です。
ただ、コントロールに対して無駄カードになってしまうためだと思われますが、《冒涜の悪魔》に対する数少ない回答の《岩への繋ぎ止め》はメインに数枚欲しいところです。
サイドの《サテュロスの火踊り》はアグロデッキを相手にした際に相手のライフを削りつつクリーチャーを除去することが可能になります。特に除去の薄い青単に対して強さを発揮します。
4 《踏み鳴らされる地》 4 《聖なる鋳造所》 4 《豊潤の神殿》 4 《寺院の庭》 2 《戦場の鍛冶場》 4 《マナの合流点》 -土地(22)- 4 《ドライアドの闘士》 4 《万神殿の兵士》 4 《羊毛鬣のライオン》 4 《復活の声》 2 《管区の隊長》 4 《ボロスの反攻者》 4 《ゴーア族の暴行者》 -クリーチャー(26)- |
4 《精霊への挑戦》 4 《セレズニアの魔除け》 1 《ボロスの魔除け》 3 《群れの統率者アジャニ》 -呪文(12)- |
3 《セテッサ式戦術》 3 《ボロスの魔除け》 2 《放逐する僧侶》 2 《ミジウムの迫撃砲》 2 《ワームの到来》 1 《自然に帰れ》 1 《不動のアジャニ》 1 《歓楽者ゼナゴス》 -サイドボード(15)- |
緑、赤、白の各色から軽くて優秀なクリーチャーを搭載したアグロデッキ。《セレズニアの魔除け》や《ゴーア族の暴行者》でクリーチャーを強化しつつ《ボロスの魔除け》や《群れの統率者アジャニ》で相手の不意を付いて一気に決着を付けることも可能です。《精霊への挑戦》は相手の単体除去に対しては実質カウンターとして機能します。
サイド後はPWや《ワームの到来》を投入することでNaya Midrangeのように振る舞う選択肢もあるようです。
総括
SCGO Kansas Cityは信心デッキが入賞する中、PWを多数搭載した新しいタイプのJund Midrangeや優勝を収めたGW Aggroなど、M15の新カードを活用する戦略の活躍が見られました。その翌週に開催されたSCGO Dallasはアグロデッキや緑系のミッドレンジと相性の良い青単がトップ8の半分を占め優勝も青単でした。
そしてSCGO Dallasと同週末にPortlandで開催されていたプロツアー『マジック2015』はSCGOとメタが大きく異なり、青、黒単信心は母数こそ多かったもののトップ8には勝ち残らず、BW MidrangeやJund、Naya AggroやGW Aggro、RW Burn、UW Controlと、多様性に満ちたプレイオフでした。今回のプロツアーの結果から、M15がスタンダードに大きく影響を与えたのは対抗色ペインランドの再録による各デッキのマナ基盤の強化(主にマナ基盤に難のあったBW Midrangeの安定性の向上)と、緑のパワーカードの《世界を目覚めさせる者、ニッサ》だったようです。
プロツアーも終了し一段落した感のあるスタンダードですが、SCGOやSCG Invitational, WMCQや9月に開催されるスタンダード神『挑戦者決定戦』など、まだまだこの環境のスタンダードが続きます。『タルキール覇王譚』まで、RTRブロックと『テーロス』ブロックの最後の共演を楽しみましょう。
以上で今回の解説を終わります。
次回の記事ではSCGO SyracuseとSCGO Washington DCの解説を予定しています。
それでは次回の記事でまた会いましょう。楽しいスタンダードライフを!
※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『SCGO Kansas City event coverage』
http://www.starcitygames.com/events/260714_kansascity.html
『SCGO Dallas event coverage』
http://www.starcitygames.com/events/020814_dallas.html
『Pro Tour MAGIC 2015 event coverage』
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptm15