日本代表を目指すべく集まった387名のプレイヤーたち。
そんなプレイヤーたちの選択がこちらだ。
スタンダードで行われたプロツアー『マジック2015』の影響を色濃く受けた分布となっているのが分かる。
順に追ってみよう。
●緑系ミッドレンジ-80名
市川ユウキがトップ8進出を果たした「ジャンドプレインズウォーカーズ」を中心に、多数のプレイヤーが《森の女人像》《クルフィックスの狩猟者》のセットを選んだようだ。
ジャンドプレインズウォーカーズは特にミラーマッチを意識しているリストが多く、《戦慄掘り》《英雄の破滅》《ラクドスの復活》の採用や、《世界を目覚めさせる者、ニッサ》に強い《荒野の収穫者》《嵐の息吹のドラゴン》を数枚採用したリストが多数見られた。
●赤系アグロ-69名
今回の一大勢力であり、この大会を制した赤タッチ白バーン。
《ゴブリンの熟練扇動者》を核に据えた、プロツアー『マジック2015』でも話題になった”Rabble Red”と呼ばれる低コストに特化した赤単ビートダウン。
形は違えど、どちらも『基本セット2015』での新戦力《かき立てる炎》を搭載している。
●白緑系アグロ-47名
プロツアー準優勝はフロックではない。
白と緑の優秀なクリーチャー・スペルで揃えられたビートダウンは、今大会でもトップ8に2名を送り込んだ。
またメタを読み切ってか、「オーラ」戦略を選択したプレイヤーも若干ながら存在した。
●青系コントロール-43名
《スフィンクスの啓示》、《至高の評決》、《思考を築く者、ジェイス》。環境を牽引してきた青白系コントロールだが、プロツアー『マジック2015』での優勝はどこへやら、今大会では上位陣に0名と辛酸を嘗めることとなった。
●白黒コントロール-42名
チーム「Channel Firenball Pantheon」が調整し、Owen Turtenwald・William Jensenの2名をプロツアートップ8に送り込んだこのデッキ。
《アスフォデルの灰色商人》よりも単体の性能が高い、《ヴィズコーパの血男爵》、《幽霊議員オブゼダート》といった神話レアを採用できるのが後述する黒信心との大きな差であろうか。
●黒信心-32名
●青信心-23名
信心の栄華はどこへやら。
環境に君臨し続けていた黒信心、青信心も、青白コントロール同様トップ8に名前を連ねることができなかった。
RTR-THS-M15のスタンダードもあと少し。果たして再浮上なるか。
日本代表への道はこれで終わったわけではない。
8/31(日)には名古屋、9/14(日)には大阪で、引き続きワールドマジックカップ予選が開催される。
リーダーである渡辺 雄也、東京予選の優勝者であるアリャビマ アウリアラーマンに並び、日本代表となるのは果たして。