初めての統率者デッキ
晴れる屋メディアのいってつです!
統率者戦を始めたい!という方から受けるもっとも多い質問は「土地をどれぐらいいれればいいのか」。
スタンダードなどの構築フォーマットと違い、晴れる屋に掲載されているリストを見ても、29枚とか36枚とか45枚とか98枚とか……デッキによって差がありすぎて混乱しますよね。
今回は初めて統率者戦のデッキをイチからつくるという方に向けて、「とりあえず一発目はこんな感じで!」というテンプレートをお届けします!
いきなり完璧なデッキを組むことはできないので、「とりあえず遊べるようになる」を目指してデッキを組んでみましょう!
さっそくテンプレートです!
マナベース46枚
土地とマナが出るアーティファクトやクリーチャーを合計して46枚ほど欲しいです。一方で、最初は土地は36枚を下回らないようにしましょう。
土地36枚~
統率者戦でもっともつまらない展開は、自分だけが土地を引けなくてなにもできないままゲームが終わることです。
1対1のゲームなら土地を十分に引けなければすぐに負けて次のゲームを始めることができますが、統率者戦の場合は一番不利な状況のプレイヤーは放置されてしまうので、土地が引けなかったとしても数十分以上続くゲームの最後まで土地を引くことを祈りつづけることになります。悲しい!
一方で、土地を引きすぎた場合は理想的な展開ではないにしても、統率者を唱えることでゲームに参加することはできます。
デッキに土地を36枚入れた場合、5ターン目までに引くカード12枚(初手7枚+ドロー5枚)の中に含まれる土地カードの期待値は4.36枚です。実際は初手7枚に土地が2枚しかない場合などはマリガンするはずですから、実際に引く割合はもう少し高いとはいえ、これより減らすと4~6マナの統率者を出しにくくなっていきます。
また、せっかく《秘儀の印鑑》などのマナ加速カードを入れても、「土地を置かずに《秘儀の印鑑》を唱えてエンド」ではマナ加速の意味がありません!
カジュアルなゲームほど、マナ・コストの重さと呪文の強さの相関関係が強くなるので、土地を引けないことのデメリットが大きくなります。
第1面(オモテ)が呪文で、第2面(ウラ)が土地のカードは土地の枚数に数えてもOKです。土地を多く引いている状況で強く使えるように、手札が増えたり入れ替わるカードが特におすすめです。
もちろん、土地を引きすぎたときに何もできなくなってしまうリスクもあります。そうしたリスクを軽減するために、マナを出す以外の能力を持つ土地を使ったり、あまったマナの使い道として起動型能力を持つカードを入れておくのもアリですね!
- 2024/04/08
- 統率者戦の能力土地カード
- 2024/04/08
- 統率者戦 おすすめの多色土地
マナ加速7~10枚
使えるマナが継続的に増えていくカードがよく使われるのも統率者戦の特徴です。
相手よりもより多くのマナを使う戦法は、構築戦ではその間にライフを攻められてしまったり、単体除去でクリーチャーやアーティファクトを除去されてしまうなど、リスクとリターンがあります。一方で、ライフが多く単体除去も少ない統率者戦では比較的リスクが軽微!ぜひ使いましょう。
基本的にマナ・クリーチャーもマナ・アーティファクトも土地加速呪文も、コストが重いほうがより強力な加速になりますが、そのマナ加速を使うまでに時間がかかっていては本末転倒です。1~2マナ程度のものを中心に選ぶとよいでしょう。
6マナ以上の統率者でデッキを組む場合は、1枚のカードで2マナ以上のマナ加速も追加で使いましょう。合計10枚を多少超えてもOK。統率者を早く出すのをサポートする≒「統率者と相性がいいカード」として数えましょう。
マナ加速を入れたぶん土地を減らしてよい……と安易に土地を抜いてしまわないように!土地を置けずに《秘儀の印鑑》を置いてもマナ加速したことになりません!
- 2024/11/18更新
- 統率者戦 マナ加速アーティファクト
手札が増えるカード
毎ターン土地を置いて呪文を使うとあっというまに手札がなくなってしまいます!手札を増やすカードをある程度入れておくことで、より多くの選択肢からプレイすることができるようになります。そのために《考慮》のような1枚のカードで1枚を引くのではなく、1枚のカードが2枚分以上になるカードを使いましょう。
「統治者」や「イニシアチブ」も戦闘が得意なデッキでは継続的にアドバンテージを得るカードと考えていいでしょう!
ドローが得意な色と不得意な色がありますが、近年は不得意な色であっても特定の条件下でたくさんのカードを引けるカードが存在します。
また、実際にはドローしなくても「カードを手札に加える」「追放領域から唱える」「ライブラリー上から唱える」ようにするカードも「アドバンテージを得る」カードに数えられます。自分の統率者やデッキのテーマにあったものを探してみましょう!
デッキにそうしたカードが9枚あれば、初手+4枚で「アドバンテージを得るカード」を引く期待値は1を越え、14枚あれば初手7枚でも期待値がおよそ1となります。1枚使えれば次のカードを引き込むこともできるようになりますよ!
統率者がたくさんのアドバンテージを得るカードの場合は、直接「カードを引くカード」よりも、統率者のアドバンテージを得る能力をサポートするカードを重視したほうが良いでしょう。例えば《魔女、ヤ・シュトラ・ルル》なら自身のドロー条件を誘発させやすい《殺し》、《水底のドルイド、タトヨヴァ》なら《踏査》や《クルフィックスの狩猟者》などです。
ゲームメイク30枚
ゲームメイク、つまりあなたの作戦の中核となるカードたちです!
統率者と相性のいいカード 20枚
統率者とシナジーしたり、統率者の能力を活かしたり、デッキ全体の作戦を構成するカードです。
例えば、装備品を扱うのが得意な《Captain America, First Avenger》なら装備品や装備品をサーチするカードを20枚以上入れるとよいでしょう。
6マナ以上の統率者はマナ・コストが重いぶん強力な能力を持ち、出すだけでゲームを進める力がある程度あるはずです。統率者を早く出す(ゲームメイク)のをサポートする≒「統率者と相性がいいカード」というわけで、1枚のカードで2マナ以上のマナ加速も入れておきましょう。
「統率者と相性のいいカード」と相性がいいカード 10枚
統率者が除去されすぎて、もう出せない!などなんらかの理由でメインの作戦が上手くいかなくなったときのためのサイドプランです。例えば《Captain America, First Avenger》デッキなら、《Captain America, First Avenger》以外の装備品と相性のいいカードを入れます。
強くて重めのカード 5枚くらい
作戦にフィットした、重め(4マナ以上)のカードです。コストが重いカードはスキが生まれやすいリスクがあるものの、それに見合ったリターンがあります!ゲームを大きく推し進める切り札として使ってもいいでしょう。
「統率者と相性のいいカード 20枚」「統率者と相性のいいカードと相性がいいカード 10枚」の合計30枚ほどのうち5枚ほど入れてみましょう。
- 2023/11/15更新
- 統率者戦 おすすめの重量級カード
対応 10枚
ときには自分の作戦よりも対戦相手の作戦が先に展開されてしまうこともあります。そうした時に逆転するためのカードも入れておきましょう!
不利な状況から逆転できるカード5枚くらい
基本的には全体除去ですが、ゲームのゴールは「勝利する」なので、除去せずとも「これさえあれば不利な状況から一気に逆転できる」というカードもあるといいでしょう!
全体除去や逆転カードを使いにくい場合は、不利な状況に陥らないようにするカードとしての全体除去対策など、自分のプランを確実に遂行するカードを使うのもいいでしょう。
打ち消しや除去など単体妨害5枚くらい
使った人と使われた人が損をする「1対1交換」をするカードを「不安だから」と入れすぎるとデッキが弱くなってしまいます。まずは自分のゲームプランを推し進めるようにして、実践結果を受けて必要だと感じたら増やしてみましょう。
ただし、自分がコンボを使ったり使われるようなゲームをしたければ、自分のコンボを守るという意味でも5枚以上の打ち消しや対象変更はあってもよいでしょう。
あとは好きなカード
1枚のカードが「マナ加速するカード」かつ「ドローするカード」あるいは「相性がいいカード」……など、さまざまな役割をすることもできます。その場合、デッキに枠が空くことになります。そこには何を入れるべきでしょうか?
当然、ここは好きなカードでしょう!ほかのフォーマットで人気の使ってみたかったカードや、お気に入りのアート、好きな作品とのコラボカードを入れるのもナイス!
逆に、「嫌いなカード対策」を追加で入れるのもいいでしょう。入れすぎると弱くなりますが、お守りとして入れておいて、状況に応じてサーチできれば窮地を脱せるかもしれません。
例えばアーティファクトデッキにとっての《溜め込み屋のアウフ》対策の《隕石》、墓地利用デッキにとっての《安らかなる眠り》対策の《大群への給餌》、クリーチャーデッキに対する《倦怠の宝珠》対策の《辺境地の罠外し》など。
もしデッキにサーチカードがあるなら、「お守り」はそのサーチカードで探せるカードがおすすめです。
白のデッキならアーティファクトやエンチャント、青のデッキならインスタントかソーサリーかアーティファクト、緑のデッキならクリーチャーがいいでしょう。
デッキが組めたら
これからデッキを初めて組む人に向けて、いってつがおすすめするデッキのバランスについてご覧いただきました!
とはいえ、実際にこのテンプレート通りに構築されているデッキはそう多くはありません。なぜなら、統率者の特性や、ブラケット、デッキの色によってやれること・やりたいことが大きく変わってしまうからです。
例えば2、3ターンでコンボを完遂することを目指すデッキでは3枚目の土地を引かなくてよいので土地を減らし、逆にマナアーティファクトや一度きりしか使えない《暗黒の儀式》のようなカードがたくさん使われ、サーチカードが大量に入っていたりします。
はじめはテンプレートを参考に組んでみて、実際に遊んでいるうちに、
「もう少しドローするカードがいるな」
「妨害を構えるの難しいから、インスタントの除去じゃなくて、クリーチャーの能力で除去しよう」
「まだまだマナ加速が足りない!」
ーーと、デッキの不満点・改善点が見つかるはずです。
はじめは粗削りでいいのです!むしろ、デッキをどんどん自分好みに変えていく過程こそカードゲームの醍醐味。トライ&エラーを楽しんでください!このテンプレートは「とりあえず遊べるようになる」ことを目指しています!
極端な話、土地とマナ加速さえ十分入っていれば、あとはなんでもOKです!
カードを探す
はじめは手元にあるカードを中心に組んでみましょう。晴れる屋の店舗には大量の安価なカードに実際に触れて探すことができる「ストレージコーナー」があります。たくさんのカードを見てみて、自分なりに「よさそう!」「楽しそう!」なカードを探すのも楽しいですよ!
また、カードを色ごとや役割ごとにまとめたおすすめカードのデータベースも用意してあります。こちらもぜひご活用ください!
- 随時更新
- 統率者戦 おすすめカードアーカイブ! 【サーチ,ドロー,除去など汎用カードのまとめ】
周囲に統率者戦をプレイしている人がいなければ、晴れる屋のイベントに参加してみるのもありです!どのイベントも初心者歓迎ですが、店舗によっては初心者の方向けに練習会も開催しています。
初心者だから……と遠慮するのは超もったいないです!私いってつも初めて統率者戦をプレイしたのは晴れる屋のイベントでのことでした。知らないカードがたくさん出てきて、「マジックってすげー!」と興奮したのをよく覚えています。
不安なら、正直に「初心者です!」と伝えればみなさん歓迎してくれるはずです。ぜひ気軽に参加してみてください。
それではみなさん、統率者戦のイベントでお会いしましょう!
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