統率者戦 おすすめの重量級カード【カードアーカイブ】

いってつ

(最終更新日:2023/11/15)

統率者戦の重量級カード

統率者戦カードアーカイブへようこそ。

このアーカイブではテーマに沿って統率者戦でのオススメカードを紹介します。

随時更新していきますので、新しく統率者戦デッキを作るとき、改良したいときにぜひ見返してみてください。

今回は重くて強力な呪文を紹介します。

重くて強力な呪文

ネクロポーテンス森の知恵稲妻

統率者戦はヴィンテージ級のカードプールを持つフォーマットなので、マナ・コストが軽く、強力な呪文がたくさん存在します。

しかし、コストの重い呪文のほうがより強力な能力を持っている傾向にあるのも事実です。カジュアルなゲームのみならずハイレベルなゲームであっても、重い呪文はゲームを大きく動かす力があります。

ドルイドの誓い原初の嵐、エターリ深海の破滅、ジャイルーダ

ズルするカード

もっとも、マジックは「ズル」するのが楽しいゲームでもあります。どうせ踏み倒すのならより重くパワフルなカードがいいですね!

今回はマナ総量7以上の呪文を中心にご紹介します。

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《大修道士、エリシュ・ノーン》

大修道士、エリシュ・ノーン

自分のクリーチャーは+2/+2修正、相手は-2/-2修正。コンバット面で圧倒的に有利になります。対戦相手はマナクリーチャーを展開することも、貧弱なコンボ・アドバンテージ要員を出すことも難しくなります。

《セラの使者》

セラの使者

自分のクリーチャーと自分自身に選んだカード・タイプからのプロテクションを与えます。

例えば「クリーチャー」なら自軍はブロックされず、クリーチャーの能力の対象にならなくなります。自分自身も、クリーチャーから受けるダメージがすべて軽減されるため、対戦相手にどれだけ殴られてもへっちゃらですし、《歩行バリスタ》などの能力の対象になることもありません。

《希望の天使アヴァシン》

希望の天使アヴァシン

自分のパーマネントが全て破壊不能になります。これを悪用し、《神の怒り》《ハルマゲドン》などの全体除去を打ち込み、対戦相手の戦場だけに損害を与えることが可能です。

飛行、警戒という能力は守りによし攻めによしで、これに殴られるだけで負けてしまうことも。

《月揺らしの騎兵隊》

月揺らしの騎兵隊

《月揺らしの騎兵隊》は白い《孔蹄のビヒモス》。クリーチャーが8体いるところに出せば、素のサイズが1/1でも10/10飛行に大変身!クリーチャーを横並びするデッキではこの一枚で速やかにゲームを終わらせることができます。

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《核の占い師、ジン=ギタクシアス》

核の占い師、ジン=ギタクシアス

毎ターン自分の手札が7枚まで回復し、対戦相手は逆に毎ターン手札を全て失うことになります。

これが着地して1周回してしまうと、もはや対戦相手はトップ解決以外では突破不能になってしまいます。にもかかわらず、こちらは7枚の手札で毎ターン構えながらコンボパーツをかき集めることができてしまいます。カードゲームにおいて、手札の数は選択肢の数と直結するということを実感させる1枚です。

《原初の潮流、ネザール》

原初の潮流、ネザール

これ自身は打ち消されず、対戦相手がクリーチャーでない呪文を唱えるたびにドロー。

手に入れた大量の手札でコンボをスタートさせたり、対戦相手の行動を妨害したりできます。手札3枚を捨てると次の終了ステップ開始時まで追放され、除去をかわすことも可能。単体除去だけでなく、全体除去もかわすことができ、戦場にも定着しやすい強力な1枚です。

《海門修復》

海門修復海門修復

手札の枚数が倍になります。序盤では第2面の土地としてプレイすることもでき、「コストが重い」という弱点をカバーしています。第1面はあくまでソーサリー・カードなので、《金属モックス》に刻印したり、土地が詰まったときに《神秘の教示者》などでサーチ、確実に土地を伸ばすことも可能です。

《アミナトゥの占い》

アミナトゥの占い

トップ8枚を追放し、その中から土地をプレイし、クリーチャー、インスタント、ソーサリー、エンチャント、アーティファクト、プレインズウォーカーをマナ・コストを支払わずに唱えることができます。

なにを踏み倒せるかはトップ次第ではあるものの、能力の解決中にライブラリーを切り直さないので、《師範の占い独楽》《巻物棚》、各種チューターで予約が可能です。

《無限への突入》

無限への突入

ライブラリーを全て引き切る、非常にシンプルな能力。大量の打ち消しとマナ加速カードでバックアップしながら《タッサの神託者》《神秘を操る者、ジェイス》で特殊勝利したり、《無限への突入》を唱え続けて無限ターンを成立させることも可能です。

《召し上げ》

召し上げ

プレイヤーが投票した結果に応じて、「追加1ターン」「対戦相手のパーマネントのコントロールを奪う」ことができます。おおむね「追加ターンを得ながら各対戦相手からパーマネントを奪う呪文」として機能し、これ一枚で勝つわけではないものの、「ほぼ勝つ」強力な1枚です。

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納墓再活性最後の別れ

黒には《再活性》をはじめとした強力な蘇生呪文があり、強力なクリーチャーも踏み倒しが容易です。

《血の取引者、ヴィリス》

血の取引者、ヴィリス

自分のライフが減るたび、その点数だけドロー!それだけでも強力ですが、自身の除去能力でライフを減らすことも可能です。

《再活性》で墓地から《血の取引者、ヴィリス》を戦場に戻すと、即8点失い、8枚ドローが可能です。

《穢れた血、ラザケシュ》

穢れた血、ラザケシュ

クリーチャーを生け贄に捧げるとライブラリーからなんでもサーチ可能!《巣のシャンブラー》のような死亡時にクリーチャーを生み出すクリーチャーや、大量にクリーチャーを戦場に出す《騒鳴の嵐》などをかませればサーチできる枚数が増え、《暗黒の儀式》やマナアーティファクト、コンボパーツをかき集めて勝利できます。

《墓所のタイタン》

墓所のタイタン

戦場に出たとき、攻撃したときに2/2のゾンビを2体生成する、非常にシンプルな能力。ライフが40点ある統率者戦でも6/6が殴りながら毎ターン2/2を増やし続けるのは無視できません。

たくさん生成されたゾンビは攻撃・ブロックに回すだけでなく、黒の強力な呪文が要求する生け贄コストにあててもいいでしょう。

《多元宇宙の突破》

多元宇宙の突破

各プレイヤーの墓地からクリーチャーやプレインズウォーカーをリアニメイト。1枚のカードから4枚のカードが出てきます。能力の解決中に切削して戦場に戻すクリーチャーを選ぶので、《漁る軟泥》《魂標ランタン》では妨害されにくく、切削で墓地に置かれた《真実の解体者、コジレック》のような誘発型能力でライブラリーに戻るカードも戦場に出せます。

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《業火のタイタン》

業火のタイタン

戦場に出たとき、攻撃したときに3点のダメージを好きな対象に割り振って与えることができます。

マナクリーチャーやアドバンテージ要員を焼いて回ることもできますし、めぼしいものがなければ本体に飛ばすことも可能です。《鏡割りのキキジキ》《トラブルメーカー、ジャクシス》など、赤にはクリーチャーをコピーする能力があるので、瞬間的に大ダメージを与えることも可能です。

《ミジックスの熟達》

ミジックスの熟達

墓地のインスタントかソーサリーひとつを再利用できる呪文ですが、「超過」という能力を持っています。8マナで唱えれば、墓地にあるすべてのインスタント、ソーサリーを再利用できるのです。

青が絡むデッキでは大量の切削の後に一気に呪文を踏み倒すこともできます。《ドラゴンの接近》デッキでは……?

《滅殺の命令》

滅殺の命令

《滅殺の命令》はすべてのアーティファクト、クリーチャー、土地、墓地と手札のカードを全て追放する、極端過ぎるリセットカードです。

しかし、この呪文が唱えられることはほとんどありません。このカードは「サイクリング」を持っており、サイクリングすると全ての土地を破壊することができます。これは誘発型能力なので《対抗呪文》などでは打ち消すことができず、ほぼ確実に土地を全て吹き飛ばすことができます。

自分が大量のマナアーティファクトやプレインズウォーカーを採用しているなど、土地がすべて吹き飛んでも問題ない状況で使いましょう。

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極楽鳥自然の知識

緑にはマナ加速手段がたくさんあり、コストの重い呪文を取り扱うのが一番得意な色といえるでしょう。

自然の秩序召喚の調べ

また、緑にはライブラリーから直接クリーチャーを戦場に出す能力も多く、単純にマナ加速して叩きつけるだけではない、意外な器用さも持ち合わせています。

《ニクス咲きの古きもの》

ニクス咲きの古きもの

《ニクス咲きの古きもの》があれば土地やクリーチャーなどから出るマナが3倍に!これ単体では何もしませんが、逆に言えばこれさえあればなんでもできてしまいます。

エンチャントでもあるので、白が絡むデッキでは《悟りの教示者》などでもサーチ可能です。

《年老いた骨齧り》

年老いた骨齧り

これ自体が7/7飛行となかなかのボディを持ちながら、自分のクリーチャーが対戦相手に戦闘ダメージを与えるとその数だけ宝物・トークンを生み出すようになります。

《年老いた骨齧り》自身が攻撃していなくても誘発するのが非常に素晴らしく、7マナ払ってこれを唱えた直後に7つ以上の宝物が生まれることも珍しくありません。

《頂点のアルティサウルス》

頂点のアルティサウルス

戦場に出たとき、クリーチャー1体と格闘する10/10。さらに、このクリーチャーがなんらかのダメージを与えられるたびに格闘するため、戦場に出ると《頂点のアルティサウルス》が次々と対戦相手のクリーチャーと格闘します。

全体除去のようにもふるまう《頂点のアルティサウルス》ですが、戦場に残ったら残ったでブロッカーとしてもアタッカーとしても非常に厄介な存在になります。

《タラスク》

タラスク

唱えて戦場に出ると速攻と護法(10)を持ちます。ほとんど呪禁のようなものです。

回避能力はないものの、攻撃するたびに格闘を行うため、コンバット面では非常に有利。単体除去で対応することも難しく、いざ出てしまうと非常に悩ましいクリーチャーです。

《孔蹄のビヒモス》

孔蹄のビヒモス

言わずと知れた、緑のエンドカード。大量にクリーチャーを展開しておけば、この1枚で大量の戦闘ダメージを与えることができます。

対戦相手全員を倒せなくても、優位なプレイヤー2人を蹴落とすことができれば十分です。

《頂点壊滅獣》

頂点壊滅獣

《頂点壊滅獣》は脅威の「続唱」4回。1枚のカードが5枚のカードに化けます。

「続唱」を持つ呪文は直接戦場に出すとうまみがないのですが、唱えさえすれば本体が打ち消されたとしても続唱があるためアドバンテージ損しないのが魅力です。

《ヴォリンクレックス》

ヴォリンクレックス偉大なる進化

《ヴォリンクレックス》が変身するとライブラリー上10枚からクリーチャーが2体登場!第3章ではクリーチャーに格闘能力を与え、また《ヴォリンクレックス》に。そこからもう一度変身させればまたライブラリーからクリーチャーが登場!裏面状態ではクリーチャー全体除去に巻き込まれないのも優秀。

《エント最後の進軍》

エント最後の進軍

さらに重く豪快になった《リシュカーの巧技》のようなカード。これ自身が打ち消されることがなく、解決されれば手札からクリーチャーが打ち消されず登場!打ち消しに弱いはずの重量級呪文を押し通すことができます。

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無色

《真実の解体者、コジレック》

真実の解体者、コジレック

唱えたときに4枚ドローしつつ、「滅殺4」で対戦相手の戦場をめちゃくちゃにするエルドラージ。墓地に置かれるとライブラリーに戻ってしまうため、墓地からリアニメイトするのは難しい一方、何度もライブラリーからサーチして繰り返し叩きつけることも可能です。

除去耐性はありませんが、唱えたときの4枚のドローからさらに後続を叩きつけていきましょう。

ウラモグ

無限に廻るもの、ウラモグ絶え間ない飢餓、ウラモグ

《無限に廻るもの、ウラモグ》は唱えたときにパーマネント1つを破壊しつつ、「滅殺4」で殴りかかる10/10破壊不能。白の追放除去でなければ対応は難しく、非常に大きな圧力があります。

《絶え間ない飢餓、ウラモグ》は唱えたときに2つのパーマネントを追放。「滅殺」の代わりに攻撃するたびに防御プレイヤーのライブラリー上20枚を追放します。

《約束された終末、エムラクール》

約束された終末、エムラクール

《約束された終末、エムラクール》は唱えたときに対戦相手1人のターンのコントロールを得ます。除去を撃ったり、無謀なアタックをさせたり、サーチを空打ちさせたり、ライフがなくなるまで支払ったりと、あらゆる手段で自分が有利になるように操りましょう。

ハイレベルなゲームではコンボパーツが揃ってそうなプレイヤーを操り、自分以外のプレイヤーを敗北まで追い込めます。《願い爪のタリスマン》を自分に献上させる、ブリーチコンボで自分以外のプレイヤーをライブラリーアウトに追い込むなどなど。

また、自身の13/13トランプル飛行というボディ、プロテクション(インスタント)という破壊耐性もかなり強力です。

《街並みの地ならし屋》

街並みの地ならし屋

唱えたとき、攻撃したときにパーマネントを破壊する、小さめのウラモグのようなクリーチャー。「蘇生」を持っているのも魅力的。

《虚空の選別者》

虚空の選別者

対戦相手はマナ総量が偶数の呪文を唱えられず、マナ総量が偶数のクリーチャーではブロックできなくなります。

《神の怒り》《滅び》《サイクロンの裂け目》などメジャーな全体除去の多くはそのコストが偶数であり、《虚空の選別者》の除去を難しくしています。ブロックできなくなる能力も強力で、11/9の攻撃を受けきるのは難しくなります。コピー・トークンでないトークンはすべてマナ総量は0として扱われるため、ブロック不可になります。

《荒廃鋼の巨像》

荒廃鋼の巨像

《荒廃鋼の巨像》はパワー11トランプル。「感染」も持っているので、毒カウンターで対戦相手を一撃で沈めることも可能です。破壊不能を持っているので除去も一苦労。

墓地に置かれるならライブラリーに戻すという置換型能力を持つため、墓地からのリアニメイトは不可能ですが、アーティファクト・クリーチャーなのでライブラリーから直接戦場に出したり、サーチが容易です。

《ファイレクシアへの門》

ファイレクシアへの門

戦場に出たときに対戦相手に3体のクリーチャーの生け贄を迫ります。一方で、自分のアップキープのたびに墓地からクリーチャー1体を自分の戦場に戻します。

アーティファクトなのでサーチ、踏み倒しが容易です。また、伝説ではないので《彫り込み鋼》《ファイレクシアの変形者》でコピーしてもさらにおいしい。

《エルドラージ覚醒》

エルドラージ覚醒

エルドラージタイタンの能力をすべて集めたような呪文。なんと打ち消されることがありません!パーマネント破壊とドロー効果は《偏向はたき》などで対象変更されてしまいますが、それでも追加ターンはほぼ確定です。《精神壊しの罠》《ナーセットの逆転》にはお気をつけて。

CCCを出せるように構築する必要はありますが、緑のランプデッキなら《荒地》を何枚か仕込んでおくことで捻出できるほか、単色のデッキではマナアーティファクトから無色マナを確保してもいいでしょう。

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多色

続唱

大渦の放浪者

「続唱」2回を持つ《大渦の放浪者》は、自身が全体に速攻を与える能力を持っているので、めくれ次第ではそのまま大ダメージを叩き込んだり、マナクリーチャー絡みのコンボを決めて勝利できることも。

「続唱」を持つ呪文は本体が打ち消されたとしても続唱があるためアドバンテージ損しないのが魅力です。

《星界の大蛇、コーマ》

星界の大蛇、コーマ

打ち消されることが無く、毎ターン3/3の海蛇を生み出します。海蛇を生け贄に捧げると破壊不能を得るので非常に定着しやすいのが魅力。起動型能力を止めることもでき、コンボ耐性も抜群です。

《原初の征服者、エターリ》

原初の征服者、エターリ原初の病、エターリ

戦場に出すだけでテンポとアドバンテージ、両面で大きくゲームを進めます。最近のカードとしては珍しく、どんな手段で戦場に出しても誘発するので、《騙し討ち》《モンスター・マニュアル》、リアニメイトやコピー、ブリンクでしゃぶりつくせます。

裏面はほぼ《荒廃鋼の巨像》。これ自身もフィニッシャーとして十分すぎる性能を持っています。

根本原理

輝く根本原理奇妙な根本原理破滅の根本原理
出現の根本原理発生の根本原理

3色7マナのソーサリー呪文の「根本原理」サイクルは唱えるのに苦労しますがその影響力は統率者戦においても圧倒的です。

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら