ディミーアバウンス サンプルリスト
デッキの動き
ディミーアバウンスとは、《嵐追いの才能》や《逃げ場なし》などの戦場に出たときに効果が誘発するパーマネントを、《孤立への恐怖》や《ブーメランの基礎》で手札へ戻して使い回していく、中速タイプのコントロールデッキです。
状況に応じて効果的なパーマネントを使用し、ゲームをコントロールしていきます。このパーマネントの出し入れにより、細かいアドバンテージをコツコツと稼いでいき、少しずつ優位を築いていきます。
全体的にデッキが軽く、手札の消耗が激しいものの、良質なドローカードを複数枚採用しています。《食糧補充》は除去を使った返しのターンにプレイするには最高のカードであり、追加の除去や《ブーメランの基礎》などのバウンスカードを探していきます。
《クルクの伝説》は2回のドローに加えて、最終的にはハイスタッツのクリーチャーに変身します。しかもトークン生成効果までついており、カードアドバンテージを体現したかのような英雄譚となっています。
序盤
序盤は《不気味なガラクタ》や《逃げ場なし》などの除去カードを使い、対戦相手の攻勢をさばいていきます。ライフを高い水準に保ちながら中盤を抑えられるかがポイントになります。
特に《不気味なガラクタ》や《逃げ場なし》は後々使いまわせるため、出し惜しみせずプレイしていきましょう。
中盤
中盤はゲームの攻守を切り替える時間です。除去呪文を駆使して序盤を乗り切れていれば、《嵐追いの才能》をプレイして攻めに転じます。《ブーメランの基礎》が手札にあれば《嵐追いの才能》を出し直して、一気にカワウソ・トークンを増産します。
《嵐追いの才能》はレベル2へあげることで、インスタントかソーサリーを回収できます。《ブーメランの基礎》と組み合わせてクリーチャー・トークンを並べ、余裕があるときにレベルをあげてカードを回収しましょう。
一呼吸つけるタイミングで《食糧補充》をプレイしたいところです。《嵐追いの才能》や追加の除去、バウンスカードなどを補充し、盤石な手札を作り上げます。
序盤～中盤にかけて、除去や手札破壊で対戦相手の動きが鈍ったら、いよいよバウンスタイミングの到来です。《不気味なガラクタ》や《逃げ場なし》《嵐追いの才能》を《孤立への恐怖》や《ブーメランの基礎》で手札へ戻して出し直します。対戦相手の戦場からクリーチャーを一掃しながら、自分の場にクリーチャーを並べて、優位な戦場を構築していきましょう。
終盤
終盤は《嵐追いの才能》と《ブーメランの基礎》があれば、6マナでカワウソ・トークンを生成しながらドローし続けられます。やや悠長に感じるかもしれませんが、ここまでの過程で対戦相手の手札やクリーチャーは壊滅的なダメージを受けているため、十分な脅威となります。
《今のうちに出よう》は効果範囲の狭い打ち消し呪文ですが、スゥルタイリアニメイトやナヤユウナなどクリーチャー頼みのデッキに効果的です。自分のクリーチャーやエンチャントもバウンスできるため、妨害カードでありながら戦略に適した1枚といえます。
相手の脅威に対処した後はゲームに幕を引く下準備をはじめます。《クルクの伝説》はこのデッキではやや重いカードですが、フィニッシャーと呼ぶに相応しい英雄譚です。2回のドローに加えて、最終的にはクリーチャー化し、ダメージソースとなります。
しかも《アバター・クルク》は呪文をプレイするたびにトークンを生成するため、見た目以上にライフを削るスピードが早いといえます。軽い呪文を連打してトークンを並べてしまえば、たとえ除去されたとしても十分にライフを削りきれます。消耗戦の後にプレイされるこのカードは、対戦相手にとっては致命的な1枚となるでしょう。
