はじめに
こんにちは、晴れる屋メディアチームです!
新セット『ローウィンの昏明』が発売されて一週間ほど経ちました。「インカーネーション」サイクルなど強力なカードが多く、話題のセットですが、実際にスタンダード環境にどんな影響をもたらしているでしょうか?
さっそく、先週末にアメリカ・ポートランドで地域チャンピオンシップ『Regional Championship Season 4 Round 2』が行われたので、今回はそちらの大会結果を見ていきます!
また、今週末1/30(金)-2/01(日)にはプロツアー『ローウィンの昏明』が開催!世界各地から強豪が集う大型イベントですので、ここでもまた“スタンダード環境の答え”が確認できることでしょう。楽しみですね!
『Regional Championship Season 4 Round 2』
参加者876名で行われたアメリカの地域チャンピオンシップ。
上位入賞者には賞金とプロツアー権利が与えられ、優勝・準優勝者には世界選手権への切符が送られるハイレベルなイベントです。
新環境最初となる注目の大型イベントですが、トップ16に入賞したデッキは以下となりました!
開催日:2026年1月24-25日
優勝 4色律動
準優勝 シミックウロボロイド
3位 ジェスカイコントロール
4位 シミックウロボロイド
5位 バントエアベンダー
6位 バントエアベンダー
7位 ボロスドラゴン
8位 スゥルタイリアニメイト
9位 バントエアベンダー
10位 シミックウロボロイド
11位 イゼット講義
12位 ジェスカイコントロール
13位 コーナコンボ
14位 スゥルタイリアニメイト
15位 緑単上陸
16位 ジェスカイコントロール
優勝したのは、まさかの新デッキ「4色律動」でした。
《アナグマモグラの仔》と《自然の律動》を主軸としたデッキであり、このデッキのほかにも「シミックウロボロイド」や「バントエアベンダー」といった《アナグマモグラの仔》デッキが多数入賞していました。
一方、前環境で猛威をふるっていた「イゼット講義」ですが、初日のメタゲームブレイクダウンでは使用率1位だったものの、トップ16に入賞したのはわずか1人と、厳しい結果に終わりました。
デッキの登場から時間が経ち研究が進んだことで、対策カードの増加や立ち回りの理解が深まり、トップメタならではの逆風を受けている印象です。簡単に置物に触れる《幽愁》が新たに登場したことも大きいでしょう。
それでは、まずは優勝した4色律動から見ていきます!
4色律動
今大会で大きな活躍をみせていたのが《アナグマモグラの仔》を使ったクリーチャーデッキです。
《アナグマモグラの仔》デッキは最序盤から爆発的にマナ加速するまではどれも一緒ですが、その先でどういった動きをゴールにするかでデッキが変わってきます。
シミックウロボロイドであれば《ウロボロイド》、バントエアベンダーであれば「気の技」コンボなどですね。
今回優勝した4色律動は、《自然の律動》や《並外れた語り部》へと繋ぎ、相手の動きに合わせて柔軟に立ち回れるようになっています。
特に大きいのが『ローウィンの昏明』で登場した《爆発的神童》で、戦場に出たときに自分のパーマネントの色の種類分ダメージを与えられます。これにより、《自然の律動》から除去が飛んでくるようになりました。
マナコストが2と軽いのも良く、《自然の律動》からサーチしやすいだけでなく、《マネドリ》のコピー先としても非常に優秀です。
マナクリーチャーが戦場にいることを考えると、基本的には2点ダメージになりそうですが、《アナグマモグラの仔》を除去できれば十分でしょう。青の《量子の謎かけ屋》を「ワープ」で出せばダメージを増やすこともできます。便利すぎる……。
もうひとつ搭載されているのが《輝晶の機械巨人》パッケージです。戦場に出るだけでリソースを稼ぐことができ、《縫い目破り》や《溶かし歩きの消散》といった除去をサーチしたり、《マネドリ》を持ってきて再度《輝晶の機械巨人》のコピーを作ったりできます。
戦場に《蜘蛛の顕現》がいれば、《輝晶の機械巨人》を唱えてアンタップ!からの、サーチしてきた《溶かし歩きの消散》をそのターン中につけて除去!といった動きが可能です。
また、《輝晶の機械巨人》は《並外れた語り部》のサーチ先として優秀なだけでなく、手札が増えるので《並外れた語り部》のコストをまかなえるのも嬉しいですね。
シミックウロボロイドにも《自然の律動》は採用されていますが、マナクリーチャーデッキにとってデッキ内に除去要素があるかどうかは非常に大きな差です。互いにマナを伸ばし合う中で、一方的に《アナグマモグラの仔》を除去されるのは相当な痛手でしょう。
サイドも各種サーチカードで持ってくる用のカードが1枚挿しされています。墓地対策や置物対策できるクリーチャーはすでにいくつかありましたが、打ち消しを内臓した《エレンドラ谷の守護者》をサーチできるようになり、かゆいところに手が届くようになりました。
見かけ以上に多彩な動きができそうなデッキなので、回してみるとさらなる発見があるかもしれませんね!プロツアーでも活躍するでしょうか?要注目です!
ボロスドラゴン
『ローウィンの昏明』で多数の同族が登場しましたが、ローウィンとそんなに関係ない「ドラゴン」が同族デッキ唯一のトップ8となりました。
新カードこそ採用されていませんが、増えすぎた《アナグマモグラの仔》を駆逐するには《鳴り渡る龍哮の征服者》の出番のようです。
実質1マナのマナクリーチャーである《空飛ぶ友だち、モモ》から2ターン目に出すことができ、着地すれば各種マナクリーチャーや、《アナグマモグラの仔》で「土の技」された土地ごと止めることができます。実質ランデスしたも同然ですね。
《マグマのヘルカイト》は土地を攻めながらプレッシャーをかけられるドラゴンで、特に先手のときは相手の展開をかなり遅らせることができます。
《魅力的な王子》とも相性がよく、ブリンクすることで能力を使いまわせます。デッキによっては、基本土地が枯れてそのままランデスになることも?テンション上がりますね。
最近は《バーシンセー》やコーナコンボの《巨大な神核、ウスロス》など特殊地形も多く、それらに簡単に触れるのは優秀です。サイズも4/5と《焼きつけ》の範囲外なのもGood。
緑のクリーチャーデッキは地上のブロッカーが多く戦場が固まりがちですが、飛行軍団のドラゴンには関係ありません。トップメタを狩るデッキとして《アナグマモグラの仔》デッキにNOを叩きつけましょう!
スゥルタイリアニメイト
前環境から強力だったスゥルタイリアニメイトでしたが、『ローウィンの昏明』で大幅な強化を受けました。
墓地を肥やして《スーペリア・スパイダーマン》で《最後の贈り物の運び手》を擬似リアニメイトする基本的な動きは変わっていませんが、足回りがより安定しています。
《並外れた語り部》は、まさにこのデッキのために作られたかのようなカード。《最後の贈り物の運び手》や《簒奪者、アーデン》を墓地に送り込みつつ、《スーペリア・スパイダーマン》をサーチできます。
同時に『ローウィンの昏明』でサーチできるクリーチャーの選択肢が増えたことも見逃せません。それが《幽愁》と《欺瞞》の2種のエレメンタル・インカーネーション。
手札にすでに《スーペリア・スパイダーマン》がある場合は、《欺瞞》をサーチして手札破壊することで安全にコンボを決めにいけるようになりました。《幽愁》はルーティングにより序盤の動きを安定させてくれますし、サイド後は《除霊用掃除機》など墓地対策を処理できます。
また、どちらも手札から唱えられる現実的なマナコストであるのもポイントです。最悪リアニメイトプランを遂行できずとも、普通にプレイしてビートダウンする選択肢がとりやすくなりました。墓地対策されて”リミテッドプラン”を実行する、かつてのリビングエンド(モダン)を思い出しますね……。
サイドの《ローウィンの主、オーコ》は墓地に依存しない勝ち手段です。[-1]能力はリアニメイトプランにマッチしており、[-3]では3/3トークン2体と、3マナのプレインズウォーカーにしてはめずらしく2体もクロックを用意してくれます。
実は『ファウンデーションズ』のスターター・コレクションに収録されている《夜陰明神》も採用されていました。《スーペリア・スパイダーマン》でコピーすると神性カウンターが置かれて出てくるので、起動型能力を使用可能!
相手のドロー後に起動することで全ハンデス。決めたら勝利間違いなしの効果ですね。トップで《量子の謎かけ屋》を引かれないことを祈りましょう。
おわりに
以上、地域チャンピオンシップの結果をお届けしました。
こうしてみると『ローウィンの昏明』は非常に大きな影響をスタンダードに与えたことが分かりますね。
今週のプロツアーでは、この結果を受けてさらに研究が進むことでしょう。さらなる新デッキが誕生することを期待しておきます!それでは。
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