By Takumi Yamasaki
日本で数少ないプラチナレベルプロの一人、行弘 賢。
チームリミテッドで開催されたグランプリ・名古屋2018では佐藤 レイと、同じ武蔵のメンバーである山本 賢太郎と共に見事優勝。そして先日行なわれたワールド・マジック・カップ2018では、初めてのチームキャプテンを務めながら、Hareruya Hopesの森山 真秀と難波 直也を率いて日本をトップ8へと導いた。
マジック界を震撼させたアナウンスで開催されることになったプロリーグでは、狭き門である世界の32人に選ばれ、これからの活躍にも注目が集まる選手だ。
日頃から配信などを行い、マジック界を盛り上げるトッププロにインタビューを行った。
激動の一年
――「まずはワールド・マジック・カップTOP8おめでとうございます!2018年はどんな年でしたか?」
行弘「そうですね、この一年は自分にとって激動の年でしたね」
――「例えばどんなことでしょうか」
行弘「プロツアー『イクサランの相克』でTOP4に入賞することができましたし、プラチナレベルにも到達しました。逆に世界選手権2018では失格裁定を受けたりと、良いことも悪いことも両方ありましたね。シーズン後半では良いパフォーマンスが続かなかったので、良かったことを引きずらずに来年も頑張ります!」
――「まさに激動の一年だったんですね。行弘さんから見て、今年活躍していたなという選手は誰かいますか?」
行弘「やっぱり村栄 龍司くんですね。特に今年はかなり勝っていて凄いです。佐藤 レイくんも結構活躍してたとは思うんですが、もともと強いプレイヤーなのでもっと前からやる気だしてれば良かったのにって感じです(笑)」
世界最高峰の舞台
――「さて、新たにプロリーグが始まりますね。32人の1人に選ばれた心境はいかがでしょうか」
行弘「選んでいただけた身からすると、ようやく賞金など支援が手厚くなり、マジックだけで生活できるようになって良かったと思います。ただ選ばれなかった選手は今まで通りにやっていくのは難しく、選ばれた人とそうでない人の差が大きくでたかなという印象です」
――「これからのマジックがどうなるのか注目ですね。それでは最後に、来年の目標をお聞かせください」
行弘「まずはプロリーグを頑張って、その次も参加できるようにしたいですね。あとは配信にも力を入れたいと思っていて、みなさんが楽しめるようなコンテンツを作っていきたいです」
――「ありがとうございました!」
素晴らしい成績を残しながら、マジックを盛り上げようとひた走る行弘 賢選手。
今年は見事プラチナレベルプロへと上り詰め、プロリーグでは世界を舞台に闘う彼の姿を観るのが非常に楽しみである。