インタビュー:森山 真秀 ~ミシックチャンピオンシップへ挑むもの~

晴れる屋メディアチーム

By 富田 翼

 ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019には、499名のプレイヤーが参加している。年間の出場権を確約されている殿堂プレイヤーやレベルプロもいれば、やっとRPTQを抜け、初めてこの舞台へ立つものもいる。

 森山 真秀もそうだ。日本チャンプとなり行弘 賢、難波 直也と出場したワールド・マジック・カップ2018。この大会でトップ8入賞を果たしたことで、見事ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019への参加権を獲得したのだ。

 今回は初めてミシックチャンピオンシップの地を踏む森山へ話を伺った。

森山 真秀

マジックとの出会い

――「森山さんはデュエル・マスターズのプレイヤーとして有名だったとお聞きしています。いつごろマジックへと方向転換されたのですか。また、きっかけについても教えてください。」

森山「マジックは始めてまだ2年ぐらいです。出会ったのはちょうど『カラデシュ』の頃ですね。『霊気紛争』が発売となる直前だったと思います。」

森山「きっかけは大舞台へと挑戦してみたかったからです。デュエル・マスターズにもグランプリはあるんですがより大きな規模の大会、それこそミシックチャンピオンシップを求めていました。そこで地元のカードショップの店長へ相談したところ、マジックを勧めてくれました。」

デュエル・マスターズとマジック

――「別のカードゲームからマジックへ参入されましたが、抵抗はありませんでしたか?」

森山「そうですね、“マナ”はデュエル・マスターズとマジック両方に共通している概念ですね。この核となる部分が双方のゲームで似ているので良かったです。」

――「なるほど、双方ともマナから全てが始まるんですね。」

森山「やはりどちらも共通してカードをプレイするためにマナを使用します。なのでマナの管理マナカーブの重要性はスムーズに理解できました。」

森山とマジック

――「先ほどマジックとデュエル・マスターズの共通項についても教えていただきましたが、森山さんはマジックの魅力はどこにあると思いますか?」

森山「一言で言うならば、競技性です。国際的な大会が多く、定期的にグランプリレベルの大会も開催されています。今季限りですが、プロポイントといった競技を続けるうえでの指針が定まっていて、明確に目標を設定しやすいと思います。」

――「確かに、一つの大会にのみ集中するのではなく、1年間という長いスパンで考えて目標を設定し、挑戦することができますね。最後になりますが、ミシックチャンピオンシップと今シーズンの目標について教えてください。」

森山「競技レベルの大会へ参加し、経験値を貯めることが今の自分には必要だと考えています。なので次のミシックチャンピオンシップの参加権利を獲得することが、今回のミシックチャンピオンシップ最大の目標です。」

森山「シーズンについてですが、実は先日まではシルバーレベルを目標にしていました。ですがちょうど制度変更の過渡期ということもあり、今はグランプリトップ8に入賞することです。そして、ミシックチャンピオンシップへ参加し続けることですね。」


 初出場となったミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019では残念ながら3勝5敗の初日敗退となってしまった森山。

 しかし、気落ちするのではなく、彼は次の目標を見据えていた。視線の先あるのは次のミシックチャンピオンシップだ。

 きっとグランプリ・クリーブランド2019を勝ち抜き、再びミシックチャンピオンシップの地で姿を見せてくれることだろう。

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