魚好き必見!レヴィのマーフォーク講座

Raphael Levy

Raphael Levy

Translated by Nobukazu Kato

原文はこちら
(掲載日 2019/03/01)

はじめに

みなさん、こんにちは。ラファエル・レヴィ/Raphael Levyだ。マジックでさまざまな功績を残してきたから私のことを知っている人も多いだろう。ご存知でない方は、私の加入記事を見ていただければと思う。

Hareruya Prosに加入できたこと、そして晴れる屋に初の記事を投稿できたことを誇りに思う。実際のところ、これは最高のタイミングでの出来事だった。実は以前までマジックプレイヤーとしては困難な状況にいた。というのも、息子が誕生したことで、人生でも最高の瞬間のひとつを迎えられた反面、それに伴う疲労も大きかったからなんだ。でも、なんとか睡眠をしっかりと確保するようになり、こうやって戻ってきたってわけさ!

睡眠による違いを感じ始めたのは、トップ4に入賞できたグランプリ・ストラスブール2019のときだった。もちろん、再び勝者の側に立てたことも素晴らしかったけどね。でもみんながこの記事を開いたのは、私のメンタル管理に興味があったからではないね。みんなはマーフォークについて知りたいのだろう。

訳:「アクアマンがやってくれた!”密林の秘密”(マーフォーク)でスタンダードラウンド8-2。総合成績11-5でおそらく上位48位に入賞だ。デッキは……少なくとも面白いデッキだった!近いうちに晴れる屋で記事を書く予定だよ。」

よし、じゃあ本題へ移ろう。

調整

グランプリが終わり、月曜日にストラスブールからクリーブランドへと飛んだ。目的はチームに合流し、プロツアー……いや、ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019に向けたスタンダードの2日間に渡る調整を行うこと。私にとって、記念すべき100回目のプロツ……ミシックチャンピオンシップだったから、気合は十分だった。そこで、可能性のあるデッキたちを試すことにしたんだ。

スゥルタイミッドレンジ

人質取りハイドロイド混成体ビビアン・リード

スゥルタイを少し使ってみたが、まったく好きになれなかった。本番でも人気のアーキタイプだろうとわかっていたし、チーム内の大半(8~9人)がすでにスゥルタイに決めていた。でも、私はスゥルタイでの勝率が芳しくなかったし、プレイしていてフラストレーションが大きかったんだ。

スゥルタイがいいデッキだという自信もなければ、プレイの経験もあまりなかったので、スゥルタイは候補からすぐに外れることになった。大会終了後にチームメイトに結果とフィードバックを聞いたところ、私のスゥルタイに対する感想は間違っていなかったようだった(どのメンバーも月並みな結果に終わっていた)。しかし、スゥルタイがチームデッキになる予定だったため、他のデッキを選択するということは、チームメイトのサポートをほとんど受けられないことを意味していた。

白系のウィニー

空渡りの野心家徴税人ベナリア史

ジェレミー・デザーニ/Jeremy Dezaniと私は白系のウィニーを少し調整することにした。マルシオ・カルヴァリョ/Marcio Carvalhoがトップ8に入賞したのと非常に近しいものだ。このデッキは上々のパフォーマンスを見せたが、スゥルタイとの相性がまったく気に入らなかった。その大会で一番人気だと予想しているデッキに対して相性が悪いデッキを使う気にはならないね。

マーフォーク

オーストラリア人でチームのアドバイザーであったアンソニー・リー/Anthony Leeは、ジェイソン・チャン/Jason Chungにマーフォークはどうだろうかと意見を出していた。MTGアリーナでジェイソンが実際に使ってみたところ、たった1日でのシルバーからミシックのトップ100に到達してしまった。

訳:「2日前までシルバーだったなんて言ったら、信じてくれます?」

私もマーフォークを試してみたところ、大きな手ごたえを感じた。残された時間も本当に僅かだったし、マーフォークはスゥルタイに対して有利だというジェイソンの主張も聞いていたから、私もマーフォークを使うことに決めた。

デッキリスト

デッキの戦略

このマーフォークデッキは、みんなが知っているようなマーフォークとは少々異なる。従来は、超攻撃的なアーキタイプになることが多かった。数多く採用されたロードクリーチャーで全体を強化し、それらを青の軽量呪文でサポートするようなタイプだ。

マーフォークの霧縛り水底の生術師クメーナの語り部

確かに、私が使用したマーフォークも驚くような速さで相手を倒すこともできる。1マナ域の《水底の生術師》《クメーナの語り部》に、複数の《マーフォークの霧縛り》が重なれば、あっという間に決着をつけられるだろう。しかし大抵の場合はそのような動きにはならない。特に相手が生身の人間であればね。

実際には、まずクリーチャーを並べることが重要になる。《深根の水域》でトークンを生成したり、《オラーズカの暴君、クメーナ》のドロー効果でリソースを確保して、盤面を埋めつくす。そして盤面に十分なクリーチャーが並んだら、《オラーズカの暴君、クメーナ》で全体に+1/+1カウンターを置くことを視野に入れ、最終的に致死量のダメージを与える一斉攻撃をしかけるんだ。

深根の水域オラーズカの暴君、クメーナ深根の精鋭

別のゲームプランとしては、クリーチャーのサイズを大きくすることが挙げられる。《深根の精鋭》がいれば、マーフォークが戦場に出るたびに+1/+1カウンターを置くことができるからね。そこに《深根の水域》が加われば、巨大な生物を作り上げられるだろう。生成されたトークンにカウンターを置けば、呪禁すら持つ巨大なクリーチャーだ。この2種類が揃いさえすれば、というクリーチャーが戦場に出るたびに+1/+1カウンターが2つも置ける状況になる。誘発能力を見逃さなければね。

『ラヴニカの献身』による強化

孵化+不和

私のデッキリストはMTGアリーナの配布デッキである「密林の秘密」を彷彿とさせるものがあるが、最大の強化ポイントのひとつは《孵化+不和》だ。このデッキの最重要カードは《オラーズカの暴君、クメーナ》であり、デッキ全体がこいつを中心に構築されている。もし手札にこのキーカードがいないのであれば、《孵化》でライブラリートップ5枚から探すことができるんだ。もちろん、その他のマーフォークが欲しい場合でも頼りになる。デッキの半分はクリーチャーで構成されているため、何も手札に加えられない確率は相当低い(約3%ぐらいだと思う)。

《不和》の方に関しては、《ハイドロイド混成体》《再燃するフェニックス》などの飛行クリーチャーはもちろん、もっとも重要な《人質取り》も対処できる。相手の場に生成されてしまう3/3のカエル・トカゲトークンは、普通はほとんど気にならないだろう(除去したクリーチャーに比べればね)。

豊富な選択肢

深根の水域深根の精鋭

このデッキはプレイの選択肢が非常に多く、かなり頭を使うことになる。基本的なプレイは、3ターン目に《オラーズカの暴君、クメーナ》とマーフォークたちを並べ、ドローを進めていくことだ。

しかし、このプランが有効に働きそうにないときには、プレイの順序に選択肢が多く生まれることになる。たとえば、1ターン目に1マナのクリーチャーを出すべきか?それとも《深根の水域》《深根の精鋭》が戦場に出るまで待って、トークンを出したり、+1/+1カウンターを置く機会を増やすか?

オラーズカの暴君、クメーナ

その答えは、直面しているマッチアップと思い描くゲームプランによる。正しいプレイになりやすいのは、小型のクリーチャーから最大限の価値を引き出すため、唱えずに待つことだ。しかしこのプレイを取った場合には、《オラーズカの暴君、クメーナ》で3ターン目にドローできない裏目がある。

もっとも重要な判断は、マーフォークが5体以上いる場合に《オラーズカの暴君、クメーナ》のドローの効果を使うのか、それとも全体強化の効果を使うのかだ。どちらの効果にすべきか、そしていつ起動すべきか、その判断には少しの慣れが必要になる。同じゲーム展開なんて二度と訪れないからね。

カード間の相性

水底の生術師

デッキを上手く扱えるようになるために、カード間の相性をいくつか覚えておいて欲しい。《水底の生術師》は+1/+1カウンターが置かれさえすれば、いつでも手札入れ替えの能力が誘発する。だから、自身の「順応」や《翡翠をまとう者》《深根の精鋭》《オラーズカの暴君、クメーナ》のどれでもいい。

ただ気をつけてほしいのは、すでにカウンターが置かれていると「順応」できなくなってしまうということ。他の手段でカウンターを置く前に「順応」を使っておくといいだろう。手札入れ替えの能力を誘発させやすいということは、上手くリソースを管理する必要が出てくる(主に、土地を置くかどうかが重要)。活躍が見込めそうなカードを捨てたくないからね。でも同時にマナが不足してもいけない。他に、手札の枚数にも気を配る必要がある。《オラーズカの暴君、クメーナ》でカードを引き増し、価値のある重要なカードを捨てないようにすることもあるね。

孵化+不和

《孵化+不和》もプレイするに当たって悩ましいカードだ。先の展開を予測し、このカードで何をしたいのか考えなくてはいけないからね。《孵化》として唱えず、後々にクリーチャーを3/3のトークンにしたいのか?それともコンボと言っていいほどの動きをするために、《孵化》で欠けているパーツを探しに行くのか?繰り返しになってしまうけど、これはそのゲーム展開次第だ。

たとえば2ターン目に唱えるものが何もない、あるいは3ターン目、4ターン目に《オラーズカの暴君、クメーナ》を出したいのであれば、おそらく1ターン目に《孵化》として使うべきだろう。反対に、今後2~3ターンはプレイするクリーチャーがすでに手札にいる場合は、1ターン目に唱えずに温存する方がいいことが多い。ゲームプランを遂行する上で重要なクリーチャーが除去されてしまった場合に、その代わりとなるものを探せるようにしておくんだ。

デッキの問題点とマッチアップ解説

では、このデッキは本当にいいデッキだろうか?マーフォークは、あっと驚くような回りを見せることがある。しかし、あらゆる大会に適応できるわけではない。赤系のアグロデッキで溢れかえった環境では、おそらくこの魚たちは持ち込まない方がいいだろう。

赤単

遁走する蒸気族ゴブリンの鎖回し実験の狂乱再燃するフェニックス

たとえば、赤単はマーフォークが対処しづらい武器を複数持っている。《遁走する蒸気族》が2ターン目に出てしまうと、マナを供給しつつ、4/4というサイズでずっと攻撃し続けてくるだろう。

また、ゲーム序盤では《ゴブリンの鎖回し》を意識したプレイが難しい。《マーフォークの霧縛り》が生き残ることは滅多にないから、タフネスが1のクリーチャーはゴブリン・戦士にやられてしまうんだ。それに、3/3先制攻撃というステータスも厄介で、ダメージを通しづらい。ゲーム終盤になってある程度盤面を作ることができていても、《マーフォークの霧縛り》で攻撃することはできない。先制攻撃によってロードクリーチャーがやられてしまうからだ(他のマーフォークがダメージを与える前に、全体強化の効果がなくなってしまう)。赤単の持つ武器がこのクリーチャーたちだけだったら、まだよかった。

もっと厄介なカードは、メインデッキでは対処できない《実験の狂乱》だ。こちらの大半のクリーチャーは火力呪文にやられてしまうから、ダメージレースができなくなる。ライフがなくなる前に《オラーズカの暴君、クメーナ》で全体を強化して強固な盤面を作っておくことが大切だ。

そしてサイドボード後には《再燃するフェニックス》も処理しなければならない……。

おすすめのサイドボード

Out

深根の水域 深根の水域 深根の水域
孵化+不和

In

否認 否認
マーフォークのペテン師 クロールの銛撃ち

《深根の水域》は赤単の速度に追いついていけないことが多いし、《ゴブリンの鎖回し》に対して脆すぎる。このエンチャントが活躍する状況を作りだす猶予はあまりなく、序盤に複数枚引いてしまうと最悪だ。

《否認》をサイドインするのは《実験の狂乱》を打ち消すためだ。《クロールの銛撃ち》はブロッカーとして有用だから入れているだけで、特別大きな役割を期待しているわけではない。

マーフォークにとって赤単は悪夢のような相性だけど、それを除けば大抵のクリーチャーデッキに有利に戦える(《ゴブリンの鎖回し》が多いほど不利になる)。直接プレイヤーにダメージを与えるなど、ライフを削りきる手段が相手になければ、盤面をこう着させて、最終的には圧倒的なクリーチャーの数で確固たる有利を確立することができる。

《運命のきずな》デッキ

《運命のきずな》デッキとの1本目は、いかに積極的に攻められるかにかかっていると言ってもいい。5ターン目よりも前に相手がコンボをスタートさせてしまった場合には、諦めるしかない。サイドボード後は話が変わってくる。7枚も打ち消し呪文を投入できるから、相手のゲームプランを妨害できるんだ。

おすすめのサイドボード

Out

深根の水域 深根の水域 深根の水域 深根の水域
孵化+不和 孵化+不和 オラーズカの暴君、クメーナ
銀エラの達人 銀エラの達人

In

否認 否認 否認 否認
軽蔑的な一撃 軽蔑的な一撃 呪文貫き
マーフォークのペテン師 押し潰す梢

サイドボード後のプランは、クリーチャーを横に並べていくことではない。クリーチャーをある程度展開したら、打ち消し呪文で守る作戦だ。そのため、相手のターンにはマナが使える状態にしておきたい。そういった意味で、このマッチアップでの《マーフォークのペテン師》は好きだね。

スゥルタイ

スゥルタイとの対戦においては、《オラーズカの暴君、クメーナ》を生存させることがポイントだ。自身の能力でもいいし、《翡翠をまとう者》でもいいから、3/5にしておけばいいスタートを切れるだろう。《最終》を耐えられるからね。

おすすめのサイドボード

Out

クメーナの語り部 クメーナの語り部 クメーナの語り部 クメーナの語り部

In

大嵐呼び 大嵐呼び
軽蔑的な一撃 軽蔑的な一撃

サイドボード後もゲームプランに変更はない。スゥルタイを使うプレイヤーは、マーフォークがアグロデッキだと考え、こちらの序盤の猛攻を防ぐために《野茂み歩き》と「探検」クリーチャーをサイドボード後も残してくることが多い。そのため、《クメーナの語り部》はゲームへの影響があまりにも小さいから、迷うことなく抜いてしまっていい。

《大嵐呼び》をサイドインするのは、盤面に十分なパワーがあれば、即座に勝つことができるからだ。このマーフォークは《睡眠》よりも優れている。《孵化》で手札に加えられるし、時には2/3としてプレイしてもいい。確かにテンションが上がるようなプレイではないけど、《深根の精鋭》などの能力を誘発させるという点で重要な場面もあるんだ。

もう一点覚えておいて欲しいのは、《オラーズカの暴君、クメーナ》は伝説だから《喪心》の対象にならないということ。除去するとすれば、ほぼ間違いなく4マナ以上使うことになるだろう。

青単

青単との対戦はダメージレースが焦点となる。お互いにほとんど干渉しないからだ。少なくとも1ゲーム目はそういう展開になる。

おすすめのサイドボード

Out

深根の水域 深根の水域 深根の水域 深根の水域
オラーズカの暴君、クメーナ オラーズカの暴君、クメーナ オラーズカの暴君、クメーナ オラーズカの暴君、クメーナ

In

クロールの銛撃ち クロールの銛撃ち クロールの銛撃ち クロールの銛撃ち
マーフォークのペテン師 大嵐呼び
呪文貫き 押し潰す梢

このマッチアップにおいても、クリーチャーを並べるのは肝要ではない。コントロール要素を強めたデッキになるんだ。《クロールの銛撃ち》は相手のクリーチャーを除去する手段としても、《大嵐のジン》《執着的探訪》がエンチャントされたクリーチャーをブロックする手段としても大いに活躍してくれる。《クロールの銛撃ち》を4枚入れれば、青単との対戦は有利になるはずだ。

その他のマッチアップ

ここまで紹介した以外のマッチアップに関しては、ジェイソンとゼン・タカハシ/Zen Takahashiが詳細なサイドボードガイドを書いてくれている。気になる人はここから見てくれ(上記の私の説明とは少し違う部分もあるかもしれない)。

《徴税人》に気をつけよう

徴税人オラーズカの暴君、クメーナ

白単ウィニーとの対戦について、簡単にアドバイスしておこう。MTGアリーナでプレイしていれば、相手のターン終了時に《オラーズカの暴君、クメーナ》の能力を起動したい場面があると思う。しかし、一見気づきづらい要因によって起動できないことがある。これはバグではない。相手の戦場に《徴税人》がいて、こちらにマナがない場合、《オラーズカの暴君、クメーナ》の能力は使えないんだ。

言葉にすればどうってことはないんだけど、《オラーズカの暴君、クメーナ》の能力は自分のターン、あるいは《徴税人》がスタックにあるときに起動した方がいいと覚えておこう。

ミシックチャンピオンシップの結果

メタゲームに合致しているデッキがあったとすれば、マーフォークがまさにそうだった。私はスゥルタイが多いと予測していたが、スタンダードラウンド10回戦のうち、7回もスゥルタイにあたり、6回は勝利した。スゥルタイとの相性がいいのだろうか?私はいいと思っている。では負けることもないか?決してそんなことはない。スゥルタイとのゲームは長引くから、自分にとっても相手にとってもエネルギーを消耗するし、ミスも許されない。その6勝はすべて2-1だったけど、相手はたくさんミスをしていたと思う。

あとはグルールとギルド門デッキに勝った。ギルド門デッキはとても相性がいい。1体でもクリーチャーを大きいサイズにしてしまえば、相手は対処できないだろう。そして予想通り、赤単には1度負けてしまった。

対戦相手のデッキ 当たった回数 結果
スゥルタイ 7 6-1
グルール 1 1-0
ギルド門デッキ 1 1-0
赤単 1 0-1

8-2という結果は素晴らしい成績だし、マーフォークとともに非常に上手く戦えた。ただ、今回は少々運に恵まれたことも確かだろう。同じくマーフォークを使ったチームメイト、ジェイソンとゼンは私ほどの運がなくそれぞれ0-3、0-4してしまった。

だからといって、このデッキが弱いデッキだと言うつもりもない。弱かったらこんな好成績を残せていないからね。でもこれから言うことの方が重要だからよく聞いてほしい。スゥルタイはおそらく数を減らすだろう。ミシックチャンピオンシップでは1人もトップ8に入っていないし、前回のプロツアー『ラヴニカのギルド』でも誰一人としてトップ8にゴルガリミッドレンジで入賞していなかった。だから、メタゲームに合っているという理由でマーフォークがお呼ばれすることは少し難しくなるかもしれない。赤単はいまだに活躍の瞬間を待ち続けているから、マーフォークからすれば好ましい状況でないのは間違いない。

今後のマーフォーク

潜水マーフォークのペテン師

メインデッキはあまり変えるつもりがないが、《マーフォークのペテン師》を1枚追加するかもしれない。代わりに何を抜くのかはまだ確信が持てないものの、おそらく《翡翠をまとう者》《クメーナの語り部》だろう。

ひとつ確かなのは、サイドボードに《潜水》を1枚か2枚入れることだ(《呪文貫き》を抜き、《マーフォークのペテン師》はメインデッキに移す)。狙いとしては、軽量の呪文で《オラーズカの暴君、クメーナ》を守ることにある。《溶岩コイル》を回避できるのは大きいし、《人質取り》に対しても役立つ。

《否認》《軽蔑的な一撃》という選択肢もあるけど、必ずしも2マナ構えておく余裕はない。それに《潜水》であれば戦闘でクリーチャーを守る用途でも使えるから本当に便利だ。

おわりに

いろいろと解説してきたけど、使ってみることをおすすめするよ(プレイしていて本当に楽しいデッキだ)。でも、大会のデッキとして選択するなら、十分に検討してからにしよう。

おまけ:デッキテク動画

Regardez 2019 Mythic Championship I – Deck Tech: Merfolk with Raphael Levy de Magic sur www.twitch.tv

公式カバレージでデッキ解説もしているから、気になる人はぜひ動画をチェックしてみて欲しい。
(※動画は英語になります。)

ラファエル・レヴィ

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Raphael Levy

Raphael Levy ラファエル・レヴィはフランスの古豪。初のプロツアー参戦は1997年で、そこから2017年のプロツアー『イクサラン』まで、91回連続でプロツアーに出場し続けたという驚異の経歴の持ち主だ。そして、2019年のミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019にて、歴史上で初めて100回のプロツアーに参戦したプレイヤーとなった。これまでに築き上げてきた実績は数知れず、2019年2月の時点でプロツアートップ8が3回、グランプリトップ8が23回(優勝6回)、その他にもワールド・マジック・カップ2013ではキャプテンとしてチームを優勝に導くなど、数々の輝かしい成績を残している。生涯獲得プロポイントは750点を超えており、2006年にはプロツアー殿堂にも選出されている。 Raphael Levyの記事はこちら