はじめに
こんにちは、若月です。
いきなり宣伝しますが、ただいま公式にて『エルドレインの王権』ストーリーをダイジェスト版で連載中です!!
元小説「Throne of Eldraine: The Wildered Quest」は、主人公であるローアン・ケンリス&ウィル・ケンリスのハツラツとした若さが眩しい、わくわくする冒険の物語です。著者であるKate Elliott氏は『基本セット2019』の物語、あの「ボーラス年代記」を担当された方です。また双子、というのは純粋に偶然なのだとか。
そしてその『エルドレインの王権』にてお待ちかね、ガラクが帰ってきました!
『基本セット2015』以来なので5年ぶりの登場になります。この連載でもこれまで数度ガラクを扱ってきましたが、さすがにもう過去ログの彼方です。それに『エルドレインの王権』で初めてガラクに接するという人も多いかと思います。今回は長らくご無沙汰だったガラクの、結構長い歴史をおさらいします。
1. ガラクの基本
2007年10月発売の『ローウィン』にて、カードタイプとしての「プレインズウォーカー」が初めて登場しました。そしてガラクはその「最初の5人」のうち緑担当でした。
『ローウィン・シャドウムーア』ブロックの物語にこの5人は関わっていませんでしたが(そもそもプレインズウォーカーが全く関わっていなかったのですが)、その次である『アラーラの断片』ブロックからは物語に登場しはじめました。
あれから10年以上、それぞれ小説やコミックや記事で多くの物語を経て、今やこの5人はかなり「落ち着いた」と感じます。特に変わったのはジェイスでしょうかね。最初期の公式記事では「知りたいことのためには手を汚すことも厭わない」みたいなことを書かれていたんですよ。今ではすっかり正義のプレインズウォーカー・チームの一員として善く逞しく(?)成長しました。陰気にうつむく《ジェイス・ベレレン》の姿はすでに懐かしい。
さて、先ほどガラクは「緑担当」と書きました。緑といえば自然の力、獰猛な弱肉強食の世界。最初のプレインズウォーカー・カード5枚は、能力も設定も、まさしくその色を体現するような5人です。ガラクについての最初期の記述がこちらです。
『ローウィン』ファットパック(現:バンドル)付属小冊子より訳
自然を信奉する最良の方法とは、獰猛さと飢えを持って自然に生きることである。この狩人にしてドルイドはそう信じています。ガラクは不愛想で気短で現実的です。ガラクは動物に親近感を抱いていますが、同時に捕食者でもあります。魔法を用いて動物と意志を通わせて力を借り、そして殺して食らうのです。
自然を理解する者は皆、誰もが死ぬと、そして生は死より出でるのだと知っています。自身の機知を試そうとする時、ガラクは自然魔術の暗き面への探求を始めるでしょう。そこでは捕食こそが支配となるのです。
うむ、緑である。狩人にして捕食者、それがガラクです。また捕食者といえば大型生物と相場が決まっていますが、ガラク自身も人間としては稀に見る大柄な体格です。PCゲーム『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013』の情報によれば、身長249cm・体重216kg。これは我々の次元にもなかなかいませんよ。
【店舗情報】晴れる屋にもガラクがやってきた!大迫力の等身大パネルは晴れる屋店頭に設置していますので、ぜひ記念撮影を!撮った写真は #huntbiggergame のタグをつけてツイートすれば世界中の人と盛り上がれるかも?(伊藤航) pic.twitter.com/hbieoCX0yM
— 晴れる屋 (@hareruya_mtg) June 27, 2014
『基本セット2015』(このセットでのガラクについては後述します)では、プロモーションとして実物大ガラクのスタンドポップが登場しました。この大きさ!ちなみに一緒に写っているのは第14期ヴィンテージ神です。(掲載許可は頂きました)
そんなガラクはまさに緑らしくクリーチャーに関わる多岐な、そしてどれも強力な能力を持っています。プレインズウォーカー・カード登場以降の基本セットでは、まさに「基本」にふさわしいということなのか、長いこと緑担当はガラクでした。『基本セット2010』『2011』にて《野生語りのガラク》が再録され、『2012』と『2014』にてそれぞれ新たな緑単色のガラクが登場しました。
《原初の狩人、ガラク》のドロー能力には驚くかもしれませんが、ガラクは脳筋ではあっても愚かではないんですよ。当時の基本セットは特定の時代や物語を扱っているわけではなかったので、物語的な「現状」にかかわらずこうして緑単のガラクを出していたのだと思います。ちなみに《獣の統率者、ガラク》といえば忘れられない名作記事が存在しますので、読んだことのない方は是非一度チェックしてみて下さい。『テーロス・ラヴニカへの回帰』ブロックスタンダードの時代のデッキについての記事ですが、当時未経験でもきっと面白く感じますから!
なお複数のカードを見てわかるようにガラクはその兜というかヘルメットが特徴ですが、別に顔を隠すことにこだわっているわけではないようで、「素顔のガラク」も時々存在します。
なかなか悪くないと思うのですが。
2. ガラクの物語
そんなガラクの物語は、様々な媒体を変遷しながら語られてきました。最初期の2008-2009年はウェブコミックの形式で、リリアナとの遭遇からヴェールの呪いを受ける話、またガラクの少年期についてが描かれていました。10年以上前の掲載ですが幸いにしてまだリンクが残っていました。こちらです。
■リリアナとの遭遇
自然こそが最高の仲間。森と、それが差し出すものを信じること。言葉を話すものは嘘をつくが、大地は嘘をつかない。ガラクはそんな哲学に生きていますが、これは父親から学んだものが元になっています。上記のウェブコミック「The Wild Son」にてその、少年時代のガラクと父親のエピソードが語られています。
《調和》フレイバーテキスト
「言葉は嘘をつく。人々も嘘をつく。大地は真実を告げてくれる」
幼い頃に父と死に別れたガラクでしたが、その教えを胸に獣と心を通わせて生きてきました。少年期の「The Wild Son」からリリアナとの遭遇である「ハンターとヴェール」までには10年以上の時が経過していると思われます。ガラクがプレインズウォーカーとして覚醒したのはその間のどこかなのでしょうが、これについては全くわかっていません。
そうして自然と共に生きるガラクでしたが、初期の物語でリリアナと遭遇したことにより、黒マナに蝕まれる呪いを負ってしまいます。シャンダラー次元に滞在していた頃、ガラクが使役する獣の一体がリリアナ・ヴェスに殺害されてしまいました。リリアナは主の一体である悪魔《コソフェッド》からの依頼に向かっていた最中で、純粋に偶然の出会いでした。ガラクは怒り狂ってリリアナを追いかけ、とある古代遺跡へ辿り着きました。
そこは恐るべき力を持つ古代のアーティファクト「鎖のヴェール」が安置されている場所。ガラクはリリアナへと襲いかかりますが、ヴェールの力によって返り討ちにされ、さらには呪いに体を蝕まれてしまいます。リリアナはそのまま逃走し、ガラクは追跡を開始しました。相手がどこへ逃げようとも、例え次元を越えて逃げようとも。
ちなみにこの一連の戦いが『デュエルデッキ:ガラクVSリリアナ』として製品化されています。人気が高いのはなんといっても絵違い版の《殺し》。上記のガラク版《調和》もここが初出です。
一方リリアナもリリアナで、このヴェールの力を利用して契約悪魔の打倒を目論むのですが、以降ヴェールの囁きとその力の誘惑に悩まされ続けることになります。捨てようとしても何故かできないのです……。
■イニストラード次元にて
そしてイニストラードブロック。ここでようやくガラクの物語が実際のカードで進みました。初登場の『ローウィン』から4年、そう考えるとかなり時間がかかりましたね。とはいえイニストラードブロック当時はちょうど物語展開が行われておらず、背景設定記事で大まかなあらすじが説明される程度でした。
このブロックの主人公はリリアナです。彼女は契約悪魔の一体である《グリセルブランド》を始末するためにイニストラード次元を訪れるも、その姿はどこにもありませんでした。そのためグリセルブランドの行方を求めて各地を駆けずり回るのですが、ガラクはそんなリリアナをひたすら追跡し続けました。呪いを解かせるか、それができないなら殺すために。
そしてこの呪いによる変質が、両面カードで表現されました。今でこそ『マジック・オリジン』の5人や《アーリン・コード》で割と見慣れたかもしれませんが、初の「両面プレインズウォーカー」はこのガラクでした。変身した方の《ヴェールの呪いのガラク》は呪いの影響が濃く出ています。色は緑単から黒緑に、出てくる狼トークンも2/2→1/1と弱体化しており、ガラクのアイデンティティーである自然との繋がりが弱まっているのがわかります。
そしてイニストラードは寒冷な次元です。さすがのガラクもきちんとした服を着ている!けれど上に書いた通りガラクは身長2.5メートルの巨漢です。当時から疑問なのですが、一体どこで手に入れたんだ。ラヴニカで巨人やオーガ向けの服を買ったのでしょうか。
さてガラクはそのように呪いに蝕まれながらもリリアナを追い、とある沼地でリリアナの姿をとらえました。ですがそこはリリアナにとって有利な、黒マナに満ちた場所です。リリアナはグールの群れを召喚してガラクを任せ、放置して去りました。
《残虐の勝利》フレイバーテキスト
「あんたより可愛い死体はたくさん見てきたわよ、獣魔道士さん」 ――リリアナ・ヴェス
ガラクはグールの群れを始末しますが、呪いに蝕まれて酷く衰弱してしまいました。ですがこのまま死ぬかと思われたその時、守護天使アヴァシンの魔法が偶然にも彼を救いました。長く姿を消していたアヴァシンが《獄庫》から姿を現し、世界に天使の光が取り戻されるとともに、狼男の呪いを抑える魔法が世界へと放たれたのです。意外なことにそれはヴェールの呪いをも一時的に弱め、ガラクは一命をとりとめました。とはいえ、狂気と死からは逃れたものの、呪いが解けたわけではありません。これからどうするか、ガラクは迷いました。
公式記事「プレインズウォーカーのためのアヴァシンの帰還案内 その2」より引用
彼はあの魔女がスレイベンへと向かっていたことを知っており、根気強い追跡を続けることができた。あるいは、別の道を進むこともできる。これほどまで強く感じる魔法の源へと向かうことだ。この次元には、呪いを解くことのできる力が存在する。もしかしたら邪悪な重荷を取り除く別の方法があるかもしれない――あの魔女に関わらない方法が。
時に、獣を捕えるにはまっすぐな道が最適ではないこともある。そして時に、殺しへの最速の道筋は森を通り抜ける最長の道であることもある。そうだ、この日彼は自身の感覚に導かれるままにした。ガラクは知っている、リリアナ狩りはまだ終わりには程遠いのだと。だが今は、彼はスレイベンに背を向け、昇る朝日を目指した。
■基本セット2015
……というように『アヴァシンの帰還』でのガラクのエンディングは、それなりに希望を感じさせるものでした。ですが『基本セット2015』で展開が変化します。ヴェールの呪いは再び悪化し、一方で本能的な狩りへの欲求と攻撃性が高まり、ガラクは多元宇宙でも最強の獲物であるプレインズウォーカーを狩る「頂点捕食者」と化してしまったのでした。
そしてこの『基本セット2015』の物語は「ガラクを対処する」ことが目的となります。この内容が具体的に語られた媒体が、当時配信されていたデジタルゲーム「デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカー2015」(以下、DotP2015)。ある意味アリーナの前身、かもしれません。ニッサやラル、キオーラはこの「デュエルズ」シリーズにて初登場、後に実際にカード化されました。
これは第26回からの再掲になりますが、当時の駅広告です。怖い……そしてこのDotP2015のストーリーモードにて物語が進みます。ガラクの呪いを解こうと奮闘するのは、なんとプレイヤーである私達プレインズウォーカー。様々な次元を飛び回りながらガラクの行方を追い、同時にその呪いを対処する方法を探し求めていきます。
このストーリーモードは、呪われたガラクが最初に暴れていたイニストラードから開始します。そこからテーロスへ渡り、《嵐の神、ケラノス》の神託者を探し出してガラクの行き先を占ってもらい、ラヴニカへ。呪いを解く手がかりを求めて今度はジェイスを探すのですがなかなか見つからず、ようやく会えたところで二つの手順を教えられます。
まずはシャンダラー次元へ渡ってヴェールが安置されていた祭壇を破壊すること。次にゼンディカーへ向かい、《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》を倒してその額に埋め込まれた面晶体を取り出し、ガラクへと埋め込むこと。プレイヤーはこれらを首尾よく終え(=ストーリーモードをクリアし)、その面晶体によってガラクの呪いは抑え込まれ、シャンダラー面にて危惧されたような「世界薙ぎの悪魔」への変質はまぬがれました。とはいえ呪いは面晶体によって抑え込まれただけであり、解けたわけではなかったのですが。
一方、ゼンディカー面で突然登場し、額の面晶体を取り出されたニクシリス。元々プレインズウォーカーだった彼は、面晶体を埋め込まれてその灯を抑えられ、ゼンディカー次元に束縛されていたのでした。ですがこの件によって解放され、こちらは後に『戦乱のゼンディカー』の物語へと繋がっていきます。
ちなみにこのストーリーモード自体、様々なキャラクターとの対戦があって面白いんですよ。そしてそれぞれがイメージに合ったデッキを使ってくるんです。例えばイニストラード面、《希望の天使アヴァシン》は白単奇跡。シャンダラー面では《巣主スリヴァー》が繰り出すスリヴァーデッキに苦戦させられます。笑ったのはラヴニカ面の《竜英傑、ニヴ=ミゼット》。なんと「迷路の終わりコントロール」!さすが迷路レース主催者だ。DotP2015はサポートこそ終了していますが、今でもダウンロードとCPU戦は可能ですので興味があればプレイしてみるのも良いかと思います。
これはラスボスであるガラクが使ってくる《Bayou》日本語版。当時これを見て何人のプレイヤーが「ずるい!」と叫んだことか。
3. 帰ってきたガラク
それからガラクは長いこと物語にもカードにも顔を出しませんでした。かろうじて統率者セットでの再録と、『Unstable』のカード《Beast in Show》のフレイバーテキストに「Wildspeaker Ranch(ワイルドスピーカー牧場)」なるものが確認される程度です。まあこれは銀枠だからなあ。
確かに、カード化されたプレインズウォーカーは今や50人を越えました(2019年10月現在)。長いこと出番のないプレインズウォーカーが出てくるのも仕方ないことだと思います。とはいえ『灯争大戦』では、その「長いこと出番のないプレインズウォーカー」もたくさん再登場していました。それだけでなく、「プレインズウォーカー狩人」であるガラクにとっては願ってもない狩猟場だったはずです。いくら都会が嫌いとはいえ、何故いないのだろう?という疑問も上がっていました。これについてはマローから説明がありました。
公式記事「こぼれ話:『灯争大戦』」より引用
先述の通り、ガラクに関しては予定があり、いずれそれをお目にかけることになるだろう。『灯争大戦』は単にふさわしい状況ではなかったということである。
(略)
ガラクは、非常に強力なプレインズウォーカー殺しである。ボーラスが一番望まないことは、プレインズウォーカーを1つの次元に集めたのに、ボーラスがその灯を刈り集める前にガラクがその一群を殺してしまうことである。つまり、ボーラスは可能な限り多くのプレインズウォーカーをラヴニカに集める計画を立てていたときに、ガラクが来ないようにするためにも注意を向けなければならなかったということである。
まあ、そうですよね。ボーラスは多元宇宙に様々な情報網を所持しています。ガラクの存在を知っていてもおかしくはないでしょう。「ガラクが来ないようにするためにも注意を向けなければならなかった」とありますが、エルドレイン小説にはもしかしたらそれなのかな、と思えるほのめかしが一応ありました。まあ、ボーラスが根回しをした結果ラヴニカには行かずエルドレインにいた、のだと思います。プレインズウォーカーとしても熟練のガラクは、《次元間の標》の吸引力に抵抗できたのでしょう。
そんな今回のガラク。《頂点捕食者、ガラク》ほどの攻撃性はありませんが、やっぱりまだ呪われたままの黒緑です。物語では恐らく偶然遭遇したのであろうプレインズウォーカー、オーコに襲い掛かかるも捕獲され、精神支配を受けてしまいました。そして「忠犬」と呼ばれてボディーガードをさせられていたところに、城を抜け出してきたウィル・ケンリス&ローアン・ケンリスと出会います。4人は少しの間同行し、一旦は別れます……けれど、それからしばらくして。
《野生語りの帰還》フレイバーテキスト
「呪いは解けた」
そうです。遂に《鎖のヴェール》の呪いが解けます!何と11年ぶり。そもそもガラクは物語の展開が始まって早々に呪われてしまったので、その年月の大半を呪われた姿で過ごしていたことになります……感慨深い。良かったなあ。マジックの物語ではこのように何年もかけて一つの問題を解決するということがよくあります。
この記事が掲載される頃ですと、まだダイジェスト編は呪いが解けるまで進んでいないと思います。どうやって解けるかはネタバレになるので詳しくは書きませんが(まあすでに小説で語られているのでネタバレして悪いということもないのですが)、「とあるアーティファクトの力」と「ウィル・ケンリスの執念」が大きく関わっています。そして呪いが解けた後は、ウィルとローアンが父王を探すための大きな力となります。かっこいいんですよこれがまた。
そしてマローによればガラクは「緑単に戻った」とのこと。そう、小説でもすっかり呪いがなくなって随分とすっきりしていました。今後のガラクがどう動くのかは、物語ラストでわかります。結構いいエンディングですのでこうご期待。この記事的にはなんとも中途半端ですまない。
4. 余談
『灯争大戦』を経てリリアナは契約から自由になり、『エルドレインの王権』でガラクも呪いから解放されました。そんな今だからこそ思い出すものがあります。
小説「The Curse of the Chain Veil」。同じ「プレインズウォーカー・ノベル」である「Agents of Artifice」(ジェイス主人公小説)・「The Purifying Fire」(チャンドラ主人公小説)・「Test of Metal」(テゼレット主人公小説)の系統です。元々は2010年発売予定だったのですが、無期延期となってしまいました。内容は、悪魔との契約破棄を目指すリリアナ、それを追うガラク、ヴェールの力に興味を持つボーラス、そしてその騒動の只中へ向かうジェイス……という感じだったようです。すでに製品ページも消失して久しく、多くの情報は残っていません。
小説の発売無期延期から9年が経ち、リリアナの物語は、このあらすじとは全く違う道筋を辿りました。イニストラード以降ガラクと会うことはなく、正義のチームに加わり、ジェイスとは一時期ヨリを戻し、首尾よく契約悪魔の残り2体を始末し、けれどボーラスの手駒となってしまい……。もし、「The Curse of the Chain Veil」の展開から歴史が進んでいたらリリアナとガラクはどうなっていたのでしょうね。ちょっと気になります。
それではまた次回。
(終)