はじめに
近年、MTGアリーナが導入されたことで、Magic: The Gatheringのオンラインイベントはかつてないほどの隆盛をみせています。自宅にいながらグランプリと同様のハイレベルなプレイと緊張感、達成感を味わえるものです。
本稿では盛り上がりをみせるオンライン上で開催された大会結果をまとめて、みなさんにお届けしていきたいと思います。今回は先週末に開催された2020プレイヤーズツアー・オンライン3&4の結果を振り返っていきましょう。
プレイヤーズツアー・オンライン3
順位 | プレイヤー名 | デッキタイプ |
---|---|---|
優勝 | William Craddock | ジャンド城塞 |
準優勝 | 平山 怜 | ティムール再生 |
トップ4 | Iurii Babych | スゥルタイランプ |
トップ4 | Dennis Chan | バントランプ |
トップ8 | Isaac Egan | ジャンド城塞 |
トップ8 | Logan Nettles | ティムール再生 |
トップ8 | Ben Stark | オルゾフスタックス |
トップ8 | Joshua Chan | ラクドスサクリファイス |
プレイヤーズツアー・オンライン#3では、遂にティムール再生の牙城が崩れました。これまで2番手に甘んじていたジャンド城塞が直接対決を制しただけではなく、トップ8には6つのアーキタイプが入賞したのです!どのデッキも本来の路線を堅持しつつ、これまで以上にティムール再生を意識した構築が目を引きます。
William Craddock選手はジャンド城塞を手に見事優勝をつかみ取りました。これまでもジャンド城塞のサイドボードには《強迫》《燃えがら蔦》と2スロット(8枚)分を割き、ティムール再生を意識していました。今回は何が違ったのでしょうか?
彼が出した結論は単純なもの。まだ、足りない。
William Craddock選手はさらに1スロット使い《朽ちゆくレギサウルス》を入れることで、サイドボード後のゲームスピードを変化させました。妨害札と高速クロックを組み合わせることで、ティムール再生側がゲームを再構築する前にビートダウンを完遂するプランがとられているのです。《霊気の疾風》《焦熱の竜火》とも相性がよく、着地したが最後、対処手段はかなり限られてしまいます。
平山 怜選手のティムール再生は、ミラーマッチやコントロール戦を意識した構築となっています。《焦熱の竜火》《炎の一掃》《嵐の怒り》など1スロット分の除去呪文を排除し、すべてコンボの下準備か《荒野の再生》を通す/守るための打ち消し呪文となっています。たった1スロットですが、長丁場を戦ううえでは確実に差がでてきます。
2 《森》
1 《山》
2 《寓話の小道》
4 《ケトリアのトライオーム》
4 《繁殖池》
4 《蒸気孔》
4 《踏み鳴らされる地》
3 《ヴァントレス城》
2 《爆発域》
-土地 (28)- 2 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
-クリーチャー (2)-
完全にアグロマッチを切ったように感じるかもしれませんが、環境のアグロデッキが赤と緑のいずれかを含むデッキであるため、メインボードに4枚採用された《霊気の疾風》が除去としての役割を兼ねているのも大きいでしょう。
Dennis Chan選手のバントランプの戦略を簡単に表すと《荒野の再生》を置かせず、置かれたとしても勝つとなります。《荒野の再生》を無力化する《時を解す者、テフェリー》の着地、そして維持を目指していきます。そのためサイドボードには打ち消し合いに強い《神秘の論争》に加え、《時を解す者、テフェリー》がない場合のゲームメイクのため《荒野の再生》《発展/発破》を狙う必殺の《ドビンの拒否権》が用意されています。
Joshua Chan選手のラクドスサクリファイスはクリーチャー戦に長けたデッキですが、《戦慄衆の解体者》と《朽ちゆくレギサウルス》の2枚看板を武器に対抗しています。《荒野の再生》を置かれる前に勝つデッキなのです。アタックのたびにパンプアップしていく《戦慄衆の解体者》はとどめの火力にもなり、《朽ちゆくレギサウルス》は《霊気の疾風》の多いメタゲームを逆手に取った確定3ターンクロックを突きつけます。
トップ8デッキリストはこちら。
メタゲームブレイクダウン
デッキタイプ | 初日 | 2日目 |
---|---|---|
バントランプ | 37 | 14 |
ティムール再生 | 36 | 15 |
ラクドス騎士 | 13 | 10 |
バントフラッシュ | 10 | 5 |
ジャンド城塞 | 10 | 6 |
オルゾフスタックス | 5 | 4 |
スゥルタイランプ | 5 | 2 |
赤単アグロ | 3 | 1 |
4色再生 | 3 | 1 |
マルドゥ騎士 | 3 | 0 |
ラクドスサクリファイス | 2 | 2 |
緑単アグロ | 4 | 3 |
他 | 20 | 10 |
合計 | 151 | 73 |
同大会のメタゲームブレイクダウンになりますが、これまでと違いティムール再生と肩を並べる数のデッキが出てきました。ティムール再生キラーとして名高いバントランプです。第1メタが揺るがないため、有利なデッキを選択する立ち回りは当然であります。
しかし、メタゲームが生き物だといわれる以上この流れは必然。デッキ選択で抜きん出るには、さらに半歩進む必要がありました。どちらのデッキも2日目進出率は5割りを下回っています。
では、どのデッキたちが成功者だったのか。ここでは3つ提示していきたいと思います。まずは母数は少ないものの、使用者2人とも初日突破を果たしたラクドスサクリファイス。トップ8、13位と2名とも入賞を果たした完全な勝ち組でありました。
非常に軽く組まれているため《エルズペス、死に打ち勝つ》が効きにくく単体除去の少ないバントランプに有利であり、ティムール再生のメインボードからも除去呪文が減ったため、最適なデッキの1つとなります。苦手とするジャンド城塞が減ったことも影響しているでしょう。ジャンド城塞よりもリソース回復手段は乏しいもののクロックスピードで勝るため、《成長のらせん》を使ったデッキに相性がいいのが特徴です。
新鋭のオルゾフスタックスもメタゲームの申し子として鳴り物入りで今大会へと挑みました。場に出たときに役割をもつカードと相手の場にあることで意味をなすカードを《予言された壊滅》によって不等価交換し続けることで自然と優位を築いていきます。カウンターが少なく、パーマネントに頼ったデッキに非常に強く、バントランプの増加を見越したうえで持ち込まれたデッキなのでしょう。
最後にご紹介するのは、突破率の近しいラクドス騎士と緑単アグロになります。前者はマナカーブ通りに展開するアグロデッキですが、最大の目玉はマナカーブの頂点に置かれた《朽ちゆくレギサウルス》《エンバレスの宝剣》の突破力!一撃で16点を生み出すためどんなに不利な場面からでも逆転可能であり、インスタントスピードでの干渉力を持たないないデッキには非常に効果的です。初日のフィールドの半数近くは得意とするティムール再生とバントランプだったため、このデッキを選択した多くのプレイヤーが2日目へと進んでいます。
後者はマナカーブ通りにクリーチャーを展開し押し切るデッキですが、厳密には《ヘンジの槌、ファレン卿》《巨大化》を組み合わせたストンピィと《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》《変容するケラトプス》を要するモンスターの2種類が存在します。天敵であるサクリファイス系が減少したことで立ち位置が向上しました。
一見すると《空の粉砕》《エルズペス、死に打ち勝つ》を要するバントランプはかなり相性が悪いように見えますが、サイドボードを含めて4~8採用されている《探索する獣》《変容するケラトプス》により後詰めは揃っています。そのためマリガン判断はかなり重要となり、序盤からマナカーブ通りにクリーチャーを展開しダメージを稼ぎ、リセット後に速攻クリーチャーたちで押し込む波状攻撃を目指します。《水晶壊し》はユーティリティカードでありながら、疑似オーラとしてダメージの増加を助けます。
オルゾフスタックス
6 《平地》
4 《寓話の小道》
2 《サヴァイのトライオーム》
1 《インダサのトライオーム》
4 《神無き祭殿》
4 《静寂の神殿》
3 《ロークスワイン城》
2 《アーデンベイル城》
-土地 (35)- 4 《泥棒ネズミ》
4 《魅力的な王子》
4 《ヤロクの沼潜み》
3 《空を放浪するもの、ヨーリオン》
-クリーチャー (15)-
3 《屈辱》
4 《ケイヤの誓い》
4 《裏切る恵み》
4 《予言された壊滅》
3 《エルズペス、死に打ち勝つ》
3 《ガラスの棺》
3 《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
2 《太陽の宿敵、エルズペス》
-呪文 (30)-
Seth ManfieldやBen Starkといった名だたる強豪が作り上げた環境に対する解答。メタゲームは彼らの掌の上にあったようで、ティムール再生に強いバントランプの増加を見越し、狙い打ちにしました。戦略は場に出たときに役割をもつカードを《空を放浪するもの、ヨーリオン》《予言された壊滅》と組み合わせることでカードアドバンテージを稼ぐというもの。これこそバントランプの弱点をついたものなのです。
バントランプは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《時を解す者、テフェリー》《世界を揺るがす者、ニッサ》のように場にあることで意味をなすパーマネントで構築されています。つまり、場に出た時点で用済みなカードと場にあり続けるべきカードを《予言された壊滅》で不等価交換し続け、リソースゲームを繰り返すことにあります。
パーマネントは減らすだけではなく、《空を放浪するもの、ヨーリオン》《魅力的な王子》を組み合わせることで永久的に「明滅」を繰り返し増加することもできる、非常にタフなデッキであります。
ただし、リソースゲームには強くとも動きはソーサリータイミングが多いため、鈍足です。ジャンド城塞には有利ではあるものの、先に《大釜の使い魔》《パンくずの道標》《魔女のかまど》のリソース循環システムを揃えられてしまうと《予言された壊滅》がうまく機能せず、逆に《波乱の悪魔》を手助けしてしまいます。
小粒の数を並べる赤単アグロには戦えるものの《エンバレスの宝剣》に弱く、《朽ちゆくレギサウルス》を有するラクドス騎士には押し込まれてしまうこともしばしば。また、サイドボードパッケージの《強迫》《朽ちゆくレギサウルス》を使用しても、ティムール再生には相性が悪く、事実理想的なスタートを切ったゲームでさえ、落としてしまうことがあるのです。
このデッキのオススメ!
古のスタックスに通じるリソース交換を繰り広げるデッキ。盤面制圧までの時間こそかかりますが、一度はまれば蟻地獄のように抜け出すことは叶いません。じわじわと続けるロングゲームは一度体験したら病みつき!リソースゲームが好き、《煙突》《陰謀団の先手ブレイズ》に虜のあなたにオススメ!
プレイヤーズツアー・オンライン4
順位 | プレイヤー名 | デッキタイプ |
---|---|---|
優勝 | 浅原 晃 | ティムール再生 |
準優勝 | Thomas White | アゾリウスコントロール |
トップ4 | Gabriel Nassif | アゾリウスコントロール |
トップ4 | Arne Huschenbeth | ティムール再生 |
トップ8 | Thomas Hendriks | バントフラッシュ |
トップ8 | Tomasz Sodomirski | ティムール再生 |
トップ8 | Pesach Israeli | バントランプ |
トップ8 | Alexander Hayne | ティムール再生 |
最多参加者318名となったプレイヤーズツアー・オンライン4ではティムール再生が息を吹き返し、トップ8へ4名を送りました。残る4つの席は《時を解す者、テフェリー》を使用したアゾリウス/バントのデッキが占め、環境を象徴する《荒野の再生》を巡る攻防となりました。
頂点に立ったのは、ティムール再生を使用した浅原 晃選手。メインボードから《夜群れの伏兵》が採用され、環境末期を象徴とする踏み込んだ構築になっています。3枚採用された《夜群れの伏兵》によってインスタントスピードでの仕掛けが増えたことで《荒野の再生》を着地させるための隙を作りやすくなっているだけではなく、《サメ台風》と合わせクロックパーミッションがごとく相手にプレッシャーをかけることができます。この組み合わせは一時期のシミックフラッシュに見られた《夜群れの伏兵》&《世界を揺るがす者、ニッサ》を彷彿とさせますね。
また、いくつかの新しいデッキも生まれました。Thomas Hendriks選手が使用したのはMartin Jůza選手がデザインしTwitter上に公開したバントフラッシュ。クロックパーミッション戦略を軸に《時を解す者、テフェリー》《ドビンの拒否権》をタッチしたことで、ティムール再生に対して非常に有利に立ち回れます。
トップ4に入賞したGabriel Nassif選手は伝統的なアゾリウスコントロールをタップアウトコントロールへとリデザインしました。特徴はメインボードからカウンターを減らし、パーマネント・カードと相性のよい《空を放浪するもの、ヨーリオン》を4枚採用している点です。
これにより従来不利であったジャンド城塞に対してリソースゲームで勝負できるだけではなく、ボードコントロール力に優れクロックを増やしたことで殴り合いもできるようになったのです(もちろんカウンターを減らしたため《ボーラスの城塞》には弱くなっていますが)。
トップ8デッキリストはこちら。
メタゲームブレイクダウン
デッキタイプ | 初日 | 2日目 |
---|---|---|
ティムール再生 | 84 | 33 |
バントランプ | 53 | 26 |
緑単アグロ | 21 | 13 |
ラクドス騎士 | 17 | 11 |
スゥルタイランプ | 15 | 6 |
ジャンド城塞 | 14 | 7 |
バントフラッシュ | 12 | 6 |
赤単アグロ | 11 | 4 |
ラクドスサクリファイス | 9 | 8 |
アゾリウスコントロール(タップアウト) | 8 | 7 |
4色再生 | 8 | 6 |
マルドゥ騎士 | 4 | 2 |
オルゾフスタックス | 3 | 2 |
他 | 59 | 21 |
合計 | 318 | 152 |
同大会のメタゲームブレイクダウンになりますが、遂にティムール再生の初日突破率は4割りを下回る結果となりました。デッキパワーは高いものの、代償として過剰なまでのメタられてしまった結果といえるでしょう。方向性は違えどティムール再生に強いバントランプ、ラクドス騎士がピタリとマークしていたため、構築の難しさを含めて苦しい戦いだったと思われます。やはりジャンド城塞の減少を読み、ラクドス騎士が増加しているなどメタゲームの推移がうかがえます。
初日突破率ではラクドスサクリファイスと4色再生、アゾリウスコントロールに注目となります。ラクドスサクリファイスはティムール再生/バントランプの総数とジャンド城塞の減少から最適解となったデッキです。ただし、得意とする両デッキが予想以上に2日目のフィールドに少なかったことが、伸び悩んだ原因と思われます。トップ8には1人も送り込むことが叶いませんでした。
4色再生はアンチ《荒野の再生》デッキとして生まれました。天敵である《時を解す者、テフェリー》を組み込むことで相手の《荒野の再生》を封じるだけではなく、自分だけ打ち消し呪文を気にせずに《発展/発破》をプレイできるやりたい放題っぷり。スロットは圧迫されてマナベースに負荷はかかるものの、アグロデッキの減少からこの構築は成り立っています。
大会結果でもみた通り、アゾリウスコントロールはメインをボード掌握に、サイドをカウンターベースへとゲームプランを大きく変えるデッキです。トップ8に2名送り出したことからも、今回もっとも成功したデッキといっていいでしょう。
アゾリウスコントロール
6 《平地》
2 《寓話の小道》
4 《神聖なる泉》
4 《啓蒙の神殿》
1 《ヴァントレス城》
2 《廃墟の地》
-土地 (26)- 2 《太陽の恵みの執政官》
4 《空を放浪するもの、ヨーリオン》
-クリーチャー (6)-
1 《霊気の疾風》
1 《ヘリオッドの介入》
3 《空の粉砕》
4 《海の神のお告げ》
2 《メレティス誕生》
2 《太陽の神のお告げ》
4 《エルズペス、死に打ち勝つ》
1 《ガラスの棺》
4 《覆いを割く者、ナーセット》
4 《時を解す者、テフェリー》
-呪文 (28)-
2 《霊気の疾風》
2 《サメ台風》
1 《幽体の船乗り》
1 《厚かましい借り手》
1 《敬虔な命令》
1 《ナーセットの逆転》
1 《ヘリオッドの介入》
1 《空の粉砕》
1 《ガラスの棺》
-サイドボード (15)-
環境から絶滅しつつあったアゾリウスコントロール。復活のカギはどこにあったのか、探っていきたいと思います。
このアーキタイプのカギとなるのはデッキ構築の部分。メタゲームに合わせた適切なカード選びが勝敗を分けます。しかし、ティムール再生が落ち目となりつつもアンチティムール再生デッキたちが増えた今、最適なデッキ構築は非常に難しくなっています。打ち消し呪文に依存することは万能と思えますが、相手のデッキに合わせて適切なカードを適宜打つ必要があり、打ち漏らした場合対処手段がないことを意味します。それこそ《吸収》を抱えながら2ターン目にキャストされる《パンくずの道標》には、絶望を感じるしかないのです。
Gabriel Nassif選手が組み上げたこのデッキはメインボードからほとんどの打ち消し呪文を排除し、自分のターンで積極的に呪文を唱えていくタップアウトコントロールと呼ばれるもの。打ち消し呪文を構えずにプレインズウォーカーや《エルズペス、死に打ち勝つ》を適正ターンに使うことが可能となっています。
そしてパーマネントカードが多用されているこのデッキでは、《空を放浪するもの、ヨーリオン》を組み合わせることで爆発的なアドバンテージを生み出します。これまで不利と言われたジャンド城塞に対してもリソース勝負で負けることはありません。メインボードはアグロ/ミッドレンジに強く作られています。
サイドボードにティムール再生やバントランプといったコントロール対策が多く取られています。カウンターをベースにした戦略ですが、元々《時を解す者、テフェリー》《覆いを割く者、ナーセット》《エルズペス、死に打ち勝つ》《空を放浪するもの、ヨーリオン》などコントロール側が対処しなければいけないパーマネントが大量にあります。これらすべてを対処することは難しく、カウンターでサポートするすることで主導権を握ります。コントロールデッキながら押しつけが強いデッキなのです。
これまでのアゾリウスコントロールは《成長のらせん》+αの動きに対してゲームスピードで後れをとるため、自分も強力なプレインズウォーカーを持ちつつも打ち消し呪文の兼ね合いを考えて慎重にキャストしなければなりませんでした。一方的に相手のプレインズウォーカーや《荒野の再生》が通った場合、かなり不利な試合運びとなっていたためです。ですがこのデッキは打ち消すことができなかったとしてもパーマネント対処手段に優れるため、致命傷にはいたりません。
このデッキのオススメ!
打ち消し呪文を主体としたコントロールデッキが好きなあなたこそ、このタップアウトコントロールは使ってみる価値があります。《空を放浪するもの、ヨーリオン》を軸として、相手に合わせて異なる戦略がサイドボードを含め見事な調和を果たしています。打ち消し呪文が好き、全体除去が好き、伝統的なコントロールデッキが好き、そして何よりも《空を放浪するもの、ヨーリオン》好きなあなたにオススメ!
今週末の勝ち組を探せ!?
今週末には『基本セット2021』のプレリリースが控えていますね。MTGアリーナ上では6月26日から実装となりますが、どんな新しいデッキは生まれるのでしょうか?
次回は新録・再録カードを見ていきたいと思います。