はじめに
みなさんこんにちは、晴れる屋メディアチームです。
週明けの月曜日、マジック界へと激震が走りました。5フォーマットにおいて禁止改定(+ルール変更)が告知されたのです。特に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》に至ってはヒストリックを含む3フォーマットで同時に禁止入りとなりました。来週以降、各フォーマットの主要デッキがどのように変化していくかにも注目ですね。
さて、今回も晴れる屋チャンネルの「週間販売枚数ランキング!」の一部を紙面でお届けしていきます。2/8~2/14の1週間を集計期間とし、500円以上のカードを対象としています。基本土地を除く晴れる屋サイト上での販売枚数を公開していきますので、コレを読めば流行のカードからお手頃価格の掘り出し物までまるっとわかります!
それでは「週間販売枚数ランキング!」、スタートです!
30位→21位
30位:《樹皮路の小道》 58枚
29位:《サメ台風》 59枚
28位:《創造の座、オムナス》 62枚
27位:《ラウグリンのトライオーム》 62枚
26位:《樹の神、エシカ》 63枚
25位:《ケトリアのトライオーム》 64枚
24位:《冬の神、ヨーン》 68枚
23位:《黄金架のドラゴン》 70枚
22位:《撲滅する戦乙女》 70枚
21位:《戦乙女の猛威》 70枚
このカードに注目!
《戦乙女の猛威》
いつから存在していたのか、誰が創りあげたのか。マジックには、各クリーチャーごとにタイプを分類する種族が定められています。メジャーなところでは「人間」や「エルフ」、「マーフォーク」や「ゴブリン」などがあげられます。使用可能エキスパッション数が多いフォーマットでは、強力なデッキとして確立されているのです。その種族のなかで、黎明期から一際美しく、人気のクリーチャー・タイプがありました。それが「天使」です。
前置きが長くなりましたが、21位にランクインしたのは《戦乙女の猛威》。天使デッキのためにデザインされたカードであり、効果も《墓穴までの契約》と強力なものになっています。効果範囲は「他の各プレイヤー」となっているため、統率者の天使デッキにはうってつけのカードといえるでしょう。
同カードは『カルドハイム』のセットブースターにしか封入されていないこともあり、高い需要を得たようです。
20位~11位
20位:《揺れ招き》 71枚
19位:《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》 75枚
18位:《ティボルトの計略》 79枚
17位:《シュタルンハイムの解放》 82枚
16位:《語りの神、ビルギ》 83枚
15位:《神秘の反射》 91枚
14位:《戦闘の神、ハルヴァール》 92枚
13位:《スカイクレイブの亡霊》 94枚
12位:《星界の大蛇、コーマ》 95枚
11位:《偉大なる存在の探索》 97枚
このカードに注目!
《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》
押しも押されぬスタンダードの王者となったスゥルタイ根本原理。そのフィニッシャーの1つ、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》が19位に入っています。《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》は《キオーラ、海神を打ち倒す》と相性が良く、《出現の根本原理》から一緒に戦場に出ればいきなりI章とII章の効果が誘発し、次のターンには最終章で相手のパーマネントをいただけることになります。
採用枚数こそ少なめですが、構築の自由度が人気のアーキタイプとなっており、活躍しています。スゥルタイ根本原理以前には、緑単のアグロ~ミッドレンジで採用されていたこともあり、ランキングの常連となっています。
「《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》を使ったデッキを検索」
《神秘の反射》
15位は《神秘の反射》。『カルドハイム』発売以降安定して上位に食い込んでいるカードであり、呪文の対象と効果先が別々のため《引き裂かれし永劫、エムラクール》をも対処できる便利カードですが、普通に使うだけではアドバンテージを失ってしまうので複雑なカードです。どんな使い方をするのが良いのでしょうか?
テキストには「次にクリーチャーやプレインズウォーカー1体以上が戦場に出るなら」とあるため、同時に複数のクリーチャーを生成できるカードと組み合わせるカードだとわかります。ここでは《波使い》とのコンボをご紹介しましょう。
《波使い》が戦場に出た際に「トークン生成」の効果が誘発するため、それにスタックして《神秘の反射》をキャスト。この時対象は《波使い》とします。
すると、トークンがすべて《波使い》へと変化するのです。その後《波使い》となったトークンはエレメンタルトークンを生成するため、戦場を埋め尽くすほどのクリーチャーを生成することになります。パイオニア以下ならどのフォーマットでも構築可能であり、ほかのトークンカードとも相性が良いことから統率者まで幅広い人気を集めています。
《戦闘の神、ハルヴァール》
最後にご紹介するのは14位《戦闘の神、ハルヴァール》。先週末の$5K Kaldheim Championship Qualifierでワンツーフィニッシュとなった、氷雪系最強の白単アグロからこのクリーチャーがランクインしています。
メインボードに複数枚とれない《軍団の天使》と併せて4マナ域にぴったりフィットし、ダメ押しとなってくれます。相手の除去が怖いなら装備品としてキャストすれば、使い減りしないクロックを形成することに。何よりも、伝説のカードでありながら、複数枚引いてしまった場合も無駄にならない安心の1枚となっているのです。白系デッキの隆盛も相まって、販売数の伸びたカードといえるでしょう。
以下の記事では、白単アグロをご紹介しています。気になる方は下記のリンクから、ぜひ、どうぞ!
- 2021/02/16
- スタンダード情報局 vol.33 -白単アグロは氷雪系最強-
- 晴れる屋メディアチーム
おわりに
次はいよいよトップ10の発表となりますが、これより先はぜひ、動画でお楽しみください!一体どんなカードが入っているのでしょうか?
冒頭で述べたように、禁止改定が各フォーマットにどのように変化をもたらすのか気になるところです。それによって来週以降の人気カードの移り変わりにも注目ですね。
それでは次回の「週間販売枚数ランキング!」でお会いしましょう!