あなたの隣のプレインズウォーカー ~第113回 秘密のオニキス教授~

若月 繭子

はじめに

こんにちは、若月です。

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』は早くも全カードが公開されました。マジック初の本格的な学園ものと言っても過言ではないこのセット(ウルザブロックや『ドミナリア』のトレイリア関係カードも学園ものの雰囲気はありましたが)、主役は学生というだけあって若々しくて活気に満ちていますね。私の学生時代はもう遥かな昔ですが、見ていて何ともウキウキしてきます。

授業初日

若々しくて活気に……と言いつつ、今回の記事で取り上げる内容はまったく若々しくないのですが。

デーモゴスのタイタン

《デーモゴスのタイタン》フレイバーテキスト

「もちろんあれは力をくれるでしょう。悪魔はいつでもそう。でも、手に入るものが魅力的であればあるほど、代償は破滅的なものになるのよ。」――オニキス教授

この言葉には並々ならぬ含蓄がある気がしませんか?カード公開当初から話題沸騰のリリ……オニキス教授。カードだけでなく、すでに展開されているMagic Storyでも真っ当に先生らしい様子を見せてくれています。地の文からして正体隠す気ないのは笑いましたが。

今回はそんなリリ……オニキス教授のあれこれについて、昔の事例や考察を交えてお話しします。

1. 蘇生の絆

死者を目覚めさせる者、リリアナ

公式記事「THE LORE OF CORE SET 2021 ON THE CARDS」より訳

仲間を裏切ってボーラスの軍勢を率いるよう強要され、リリアナは正しい行動へと突き動かされました――ボーラスへ反逆し、その軍勢を向けたのです。これによって命を失うはずであったリリアナは、ギデオンの犠牲によって生き永らえました。以来、リリアナは彼方の次元へと逃げ延び、そこで自分は何者なのかを、そして先だっての大戦における自らの行いを熟考しています。

正直面倒なのでリリアナで行きます(台無し)

『灯争大戦』とその後日談を経て、リリアナは死んだことになっている身です。目立って良いはずがありません。それなのに教授などという人前に出る職についている。何してるんですか、っていうか大丈夫なんですか。

オニキス教授

一応、《オニキス教授》の雰囲気はこれまでのリリアナとまったく異なっています。髪型や服装も、あえて年増に見せているような感じがします。物語中でも一教授として、上の立場である学部長たちに対しては丁寧に接し、これまでのリリアナのような高慢な態度も外には出していません。

またカード能力を見てもわかる通り、《オニキス教授》は屍術を振るっていないのです。ゾンビを扱っておらず、墓地から何かを蘇生させるようなこともしません。それでも、正体を悟られる危険はあるでしょう。事実、同じく灯争大戦に顔を出していたカズミナもこの次元にいるのですから。まあボーラスの手下として戦慄衆を操っていたときは《鎖のヴェール》を被っていたので、顔は知られていないのかもしれませんが。

戦慄衆の指揮

そんなリリアナがあえてアルケヴィオス次元を訪れ、大学で教授職についている理由はメインストーリー第2話で判明しました。黒緑の大学ウィザーブルームの創始ドラゴンである《ベレドロス・ウィザーブルーム》の巣へはるばる赴き、彼女はこう尋ねたのでした。

ストリクスヘイヴン:魔法学院 メインストーリー第2話「それぞれの教訓」より引用

だがベレドロスは途方もない量の秘儀的書物を所蔵しているとリリアナは知っていた。様々な大きさの輝く球が巨大な根の中に隠れ、内容物を湿気から守っていた。ギデオンを現世に呼び戻すために、この書物と巻物の中のどれかが力になってくれるかもしれない。

(略)

「霊気的再構成について、幾つか研究をしておられますよね」リリアナは尖った一つの金属片をポケットから取り出した。それは彼女が持つギデオンのただひとつの形見、スーラの刃の先端だった。「そういった手法を人間相手に用いる際には、何が必要になるのでしょうか?」

…………

………そ、れ、か。

ギデオンの犠牲

わかった落ち着いて検討しよう。確かに、屍術師として200年以上を生きてきたリリアナがそれを考えるのは何らおかしいことではありません。リリアナはずっと死者を自由に使役してきました。旧イニストラード時には「相手から必要な情報を引き出すためにまず殺し、ゾンビにして無理矢理喋らせる」というようなことすらしてきました。

ですが、今回はかなり勝手が違います。ゾンビとして蘇らせるのではなく、生前の姿で蘇生させるのが目的。それがとても難しい理由は明白です……まず、そもそも遺体がないのです。以下、第83回からの再掲ですが。

小説「War of the Spark: Ravnica」チャプター62より訳

すぐ背後で――あるいは世界をひとつ隔てて――リリアナはギデオンが至福の笑みを浮かべる様を見た。そしてその笑みが、歯が、皮膚が、瞳が、その整って、親しげで、雄々しい顔が、壊れた契約の、刺青の、地獄のような光を放ちだした。

『やめて』リリアナは懇願した。炎は広がってリリアナの腕までも焼こうとして――だがギデオンの力によって燃えることはなかった。

『戻しなさい、お願いだから……』

その笑みはまだそこにあった。そして次の瞬間、ギデオンは黒き炎に燃え上がり、リリアナの目の前で消滅した。

空になった鎧が音を立てて足元に落ちた。ギデオンの灰は風に散っていった。ボーラスを見上げると、気取った満足があった。リリアナは憤怒に絶叫し、永遠神を突き動かした……。

このように、ギデオンは灰と化して消滅してしまいました。では霊魂は?かつてラヴニカでは死者の幽霊が滞留していました(そのため《幽霊街》が形成されました)。ですが大修復を経て、現在のラヴニカで幽霊は成仏できるようになっています。そして《心温まる贖罪》を見る限り、ギデオンに現世に残るだけの未練はないでしょう……あるいは、契約違反がこのように遺体すら残らない死を招くのですから、霊魂すらも残らないようにしていたかもしれません。

ギデオン・ジュラギデオンの叱責巧みな放逐

リリアナが持っているのはスーラの破片、ごく小さな形見だけです。このスーラというのは、ギデオンが初登場時から『破滅の刻』まで使っていた鞭状の武器です。アモンケット次元におけるボーラスとの戦いで失われてしまいました。結局これの由来は不明のままだったな……我々の次元ではインドに同様の武器「ウルミ」がありますが、インドモチーフのカラデシュ次元でもそのような話は特に出ませんでしたし。

そしてなぜこれを持っているのかと考えるだけでも、リリアナの苦労がわかります。ギデオンは『破滅の刻』にてこの武器を失った、つまりリリアナはアモンケット次元へ戻ってこれを拾ってきたということです。ボーラスや『破滅の刻』の三神によって荒らされたナクタムンの街で探すのは苦労したでしょう。もしかしたら復興が始まっているのかもしれませんが、リリアナが現地の人々に見つかっても良いことは何もないでしょうし。

安らかなる眠り

鎧はテーロス次元に祀られていますが、リリアナが知っているかどうかは微妙です。知っていたとしても果たして実際にギデオンの墓(のようなもの)を直視できるでしょうか。かつてギデオンが身を寄せていたボロス軍に私物が残っているかもしれませんが、リリアナがそれを取りに行けるはずもなく。むしろギデオンの功績を称えて飾られているか、ギルドマスターのオレリアが大切に持っているか……うむ、このあたりは考察が捗ります。

話がそれました。繰り返しますがリリアナは、ほぼ無から生前の姿のギデオンを取り戻したいと願っているのです。リリアナの質問に、ベレドロス・ウィザーブルームはこう返答しています。

ストリクスヘイヴン:魔法学院 メインストーリー第2話「それぞれの教訓」より引用

「そなたが言及するものは、命のまさに精髄だ。愛玩動物のように命令できるものではない。理解しているだろうが、蘇生術はその基礎となる屍術とは異なり、極めて難しいものだ。例え私であろうとも」

ベレドロス・ウィザーブルーム

アルケヴィオス次元のエルダー・ドラゴンは、次元の誕生時近くにまで遡る存在です。プレインズウォーカーではないにしても、現在のプレインズウォーカーよりも遥かに強大でしょう。その一体が「自分でも極めて難しい」と言っているのです。難しい……それは果たしてどのくらい?

2. 生ける願い

ベレドロス・ウィザーブルームは「極めて難しい」と言っていました。一応「不可能」ではなく。実際、過去にも事例がないわけではありませんが、非常に困難であるのは確かです。現在とは状況が色々と異なりますが、その事例を挙げておきます。

グリッサ・サンシーカーメムナーク

『フィフス・ドーン』の終盤にて。主人公《グリッサ・サンシーカー》とその宿敵である《メムナーク》は、激しい戦いの果てにともにマナの核へと落ちていきました。そしてグリッサが宿していた「プレインズウォーカーの灯」が、その友でありメムナークによって機械に繋がれ隷属させられていた《ゴブリンの修繕屋スロバッド》へと転移してしまいました。

そしてミラディン世界の創造主カーンが現れ、スロバッドに状況を説明します。自分の正体、この世界やメムナークについて、そして君はプレインズウォーカーになったのだと。一つの世界よりも遥かに壮大で途方もないものが君へと開かれていると。ですがスロバッドはプレインズウォーカーの力よりも、ただひとりの友が戻ってくることを願いました。カーンは気が進まないながらも、それはできると語ります。グリッサや、ほかにも死んでしまった者たちを蘇らせる。ですがそのためには、せっかく手に入れたプレインズウォーカーの灯を諦める必要があると。

銀のゴーレム、カーンゴブリンの修繕屋スロバッド

カーンが思うに、それを諦めるのはただ命を捧げるよりも辛いことのようでした。最初のミラディン・ブロックはまだ大修復前、プレインズウォーカーが神のごとき力を有していた時代です。ボーラスやリリアナでなくとも、それを失いたくはないでしょう。ですがスロバッドにとっては、プレインズウォーカーの灯など、友人に比べれば何の価値もないのです。

カーンは彼の願いを叶え、自らの金属次元をしばし彼らに任せて再び旅に出たのでした。……それにしても旧ミラディンの物語は少し引っ張ってきただけでもああ語らせろ!この友情の物語を存分に語らせろ!!!ってなるから困る。

つまりこの事例を見る限り、無からの完全な蘇生というのは「旧世代当時のプレインズウォーカーの灯を必要とする」くらいに困難な技だということです。リリアナが「霊気的再構成」と言っているように、「蘇らせる」よりはむしろ「その人物を作り上げる」の方が表現としては近いのかもしれません。

とにかく、リリアナはとてつもなく困難なものに挑戦しようとしている。困難というなら、四大悪魔との契約解消もそうだったはずです。それでも、それは悪魔への隷属から解放され、自分の魂の所有権を取り戻すためのものでした。では、苦労してギデオンを蘇らせたいのは何のために?ギデオンを蘇らせて、それでリリアナが利益を得るというものでもないでしょう……あるのかもしれませんが、果たしてその苦労に見合うものでしょうか。

過去対面法

リリアナはギデオンの死に苛まれています。『灯争大戦』の後日談でも何度となくギデオンを思い出し、その度に苦悩していました。その罪悪感を解消するためには、彼を蘇らせて、借りを返すしかない……そう考えたのでしょうかね。そもそも、罪悪感に苛まれるということ自体、リリアナにとっては理不尽で辛いでしょう。兄ジョスの死やかつてのジェイスとの関係といった、ごくわずかな例外を除いて、そんな人間性とは無縁に生きてきたのですから。

ストリクスヘイヴン:魔法学院 メインストーリー第2話「それぞれの教訓」より引用

リリアナの爪が掌に食い込んだ。このドラゴンにはもっと明かさなければならない。これが最後の希望なのだ。ギデオンの最後の希望。「どうか。私の身代わりになって死んだあの人を。その命を取り戻すための力をお貸しください」

ベレドロスは片目をわずかに開け、しばし彼女を見据えた。巣を取り巻く黒い木々を風が揺らし、そして吹き抜けた。やがて、ドラゴンは再び目を閉じた。「私にはできぬ」

鋭い痛みが手に走り、スーラの破片を強く握りすぎていたと気づいた。彼女は流血した掌を見下ろし、感情の嵐を落ち着かせようとした。これは力や純粋な意志で勝てる戦いではない。リリアナは刃の破片をポケットにしまい直し、踵を返した。巣を半分登ったところで、ベレドロスが口を開いた。

「時に、その痛みは耐えがたかろう。だが結局のところ、我々が命を取り扱う態度に、死者への敬意もまた映し出されるのだ」

このやり取りからは、リリアナの本気が垣間見えます。何せ、リリアナが腰を低くして他者に助力を願っているのです。それもドラゴンに。いくらベレドロス・ウィザーブルームが賢明で寛大な存在だとしても、「ドラゴンに助力を願う」ことにリリアナが何か思わないはずがありません。

『ゼンディカーの夜明け』のジェイスとニッサにも思いましたが、本当にギデオンは……ギデオンの死はとてつもない出来事でした。今なお、仲間たちのその後の精神面と行動の両方に、大きすぎる影響を及ぼしている。中でもやはり、もっともそれを被ったのはリリアナなのだな……と感じます。

3. 賢いなりすまし

ところでオニキス教授の何が一番話題になったかって、「新しいプレインズウォーカーが登場したと思いきや……!」というところだと思います。

実のところ、「(我々にとっては)名前の知れたプレインズウォーカーが正体を隠して登場する」という展開は過去にも数度ありました。古くは《無明の予見者》。一見なんてことのない青のウィザード、ですがよく見ると伝説のクリーチャー。なんだこの人?ほかのカードにも描かれているし……。

無明の予見者予見者の幻視解体の一撃

無明の予見者は『インベイジョン』小説にも序盤から登場していました。主人公ジェラードたちに謎めいた助言を与える正体不明の老人、といったような人物です。

小説「Invasion」チャプター4より訳

それまで賑やかな商売の場だった広場には、今や皺だらけの狂人がひとりいるだけだった。粗末な灰色のローブをまとい、その男は空から訪れる死を吹聴していた。巨大な、くすぶる飛翔艦はその予言をうまく証明していた。彼が逃げていないのはそのためだけではなかった。その両目には布が巻かれており、この盲目の男はウェザーライト号が着陸しつつあるとわからないのだった。つばの広い帽子の下から、その男は悔やむように言葉を続けていた。「……子供が見る悪夢よりも恐ろしい怪物。古く、邪悪で、歪み、あらゆる公正と美をひたすらに破壊する。この世界は自分たちのものだと思い込んでいる。我々は簒奪者だと思い込んでいる。我々を殺しにやって来る、最後の一人まで。我々を救うのだとあれらは思っている、だが弱きものは殺し、強きものは隷属し、我々を怪物へと変えてしまう。お前を変えてしまうのだ!お前を!」盲目の男は糾弾するように指を突き出した。節くれだったその指は無人の広場で、誰一人として指し示さなかった。

この後すぐにジェラードはこの老人に出会い、当初は迷惑そうにあしらいます。ですがどこか真理をついてくる物言いを聞くうちに、次第にその存在を無視できなくなっていくのでした。まあ、ご存知の人も多いかと思いますが、これはプレインズウォーカー・ウルザが変装した姿です。

『インベイジョン』の発売は2000年10月、プレインズウォーカーがカード化されるようになるずっと以前です。物語的にもプレインズウォーカーはまだ神のごとき全知全能の力を振るっており、「強すぎてカードにできない」時代でした。今見ると結構真面目に?正体隠しているわね。ちなみに変装でも銀枠でもない正真正銘ウルザ本人のカード、《最高工匠卿、ウルザ》はこの《無明の予見者》とマナコストが同じなのが芸細ポイントだと思います。

解放された者、カーン荒ぶる波濤、キオーラヤヤ・バラード

このような「実はプレインズウォーカーの〇〇でした」というキャラクターは、後の時代にも複数人が登場しています。『スカージ』にてカローナが出会った謎の金属プレインズウォーカー・マクト卿、『ニクスへの旅』にてエルズペスとアジャニを導いた船乗りカラフィ、レガーサ次元のケラル砦で紅蓮術師たちを見守っていたルチ修道院長……といった面々です。

ですが今挙げた3人は、小説という媒体を利用したある意味叙述トリックのようなものでした。違う名前を名乗ってるけど、これ絵があったら一発でわかるやつじゃん!騙されたとわかったときの「やられた!」感はほんと叙述トリックです。

また、プレインズウォーカー・カード名とタイプ欄が一致していない、というのはこれまでにもありました。『エルドレインの王権』でのウィルとローアンです。もちろん、こちらは何か偽っているとかいうわけではありません。それでもタイプ欄でアイデンティティをきちんと明らかにしているというのは《オニキス教授》と同じです。

王家の跡継ぎオニキス教授

プレインズウォーカーの唯一性ルールが変更されて以来、このタイプ欄の役割はかなり減ってしまっていました。『破滅の刻』の「敗北サイクル」のように、プレインズウォーカー・タイプを参照するカードがときどきあるというくらいでしょうか。《オニキス教授》のこれはある意味、新しい「タイプ欄の使い道」かもしれませんね。正体が即座にバレるのが笑いどころであると同時に、ある程度ストーリーを知っていれば「ああ、つまり偽名を名乗って正体を隠しているんだな」と伝わってくる。上手いなあと思います。

でまあ、別人名義で登場すること自体は正しいのですけど、アナ・イオラって名前はどうしたんです?

ストリクスヘイヴン:魔法学院 メインストーリー第1話「新学期、到来」より引用

この地では「オニキス教授」として知られる彼女は歩きながら深呼吸をし、

と書かれているので、アルケヴィオス次元ではオニキスで通しているのかなと私は解釈しています。あるいは在学時代にもその名前を使っていたのかもしれませんね。

4. 今回はここまで

最後に、非常に個人的かつ正直な感想を。ベレドロス・ウィザーブルームがリリアナに向けた言葉をもう一度引用します。

「時に、その痛みは耐えがたかろう。だが結局のところ、我々が命を取り扱う態度に、死者への敬意もまた映し出されるのだ」

命を取り扱う態度に、死者への敬意は映し出される。確かにその通りだと私も思います。実際、リリアナのこの目的が明かされたときには「それは……ギデオンは満足して逝ったのだから……」と思わないでもありませんでした。

ですが、蘇生の技というものが――ほぼ無からでも、死者を完全に生前の姿に蘇生させる呪文や儀式が、広大な多元宇宙のどこかに存在しうるとしたら。そしてリリアナはそれを探求できるだけの力が、知識が、時間があるのです。それだけでなく、ベレドロス・ウィザーブルームに助力を請うリリアナは、本当に純粋に、必死にギデオンの蘇生を願っているのだなと感じました。それなら、そう願う心を咎めることは私にはできないですよ……。

生ける願い

さて始終何だか雑談みたいな回でした。もうちょっとストリクスヘイヴンを取り上げたくもあります。プレインズウォーカーだけでなくアンコモン伝説生徒サイクルとか、色々なカードを見ていくだけでも面白い物語が詰まってるじゃないですか。

墨の決闘者、キリアン気まぐれな芸術家、ルーサ魂浸し、ダイナ
実地歴史家、クイントリウスクアンドリクスの神童、ジモーン

それではまた次回に。

(終)

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若月 繭子 マジック歴20年を超える古参でありながら、当初から背景世界を追うことに心を傾け、言語の壁を越えてマジックの物語の面白さを日本に広めるべく奮闘してきた変わり者。 黎明期から現在までの歴代ストーリーとカードの膨大な知識量を武器にライターとして活動中。 若月 繭子の記事はこちら