ブロール でも統率者列伝!ブロールのデッキリストを見てみよう

いってつ

統率者列伝 ~ブロール編~

みなさんこんにちは、統率者戦だいすきいってつです。

統率者戦が大好きなので当然ブロールも大好き。リミテッドやパック開封で入手したカードを使ってデッキを組めてしまうのが魅力です。

過去2回、ブロールのルールや基本戦略についてお伝えしてきましたが、今回はブロールのデッキリストを実際に覗いてみましょう!

統率者の特徴

冬の神、ヨーン冬の神、ヨーン

第1面 《冬の神、ヨーン》 (2)(緑)

伝説の氷雪クリーチャー – 神

冬の神、ヨーンが攻撃するたび、あなたがコントロールしているすべての氷雪パーマネントをアンタップする。

3/3

第2面 《霧氷杖、カルドリング》 (1)(青)(黒)

伝説の氷雪アーティファクト

(T):あなたの墓地から氷雪パーマネント・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。そうしたなら、それはタップ状態で戦場に出る。

《冬の神、ヨーン》は第1面が緑、第2面が青黒、固有色が青黒緑の三色統率者です。

Graven Lore雪上の血痕Sculptor of Winter

青にはアドバンテージ獲得、黒には全体除去、緑にはマナ加速手段があります。うまくかみ合った各色の得意技を統率者《冬の神、ヨーン》がさらにテンポアップさせます。

《冬の神、ヨーン》が攻撃するたびに氷雪パーマネントがすべてアンタップされるため、氷雪土地は自分のターンに2度起き上がり、膨大なマナを生み出せます。さらに氷雪クリーチャーもアンタップされ、警戒を持っているかのように行動できます。「殴られたら殴り返される」統率者戦においては非常に有効的な能力です。

デッキのコンセプト

ブロールヨーン

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冠雪の島冠雪の沼冠雪の森複製する指輪

《冬の神、ヨーン》のアンタップ能力を強力に運用するために、当然土地はほとんどすべて氷雪土地。氷雪マナアーティファクトも採用しています。そして、膨大に生み出したマナの使い道もたっぷり。

蝕むもの、トクスリル星界の大蛇、コーマ氷砕きのクラーケン

まずはシンプルなデカブツたち。フィニッシャー級のクリーチャーが大量に投入されていますね。

黒い《大修道士、エリシュ・ノーン》こと《蝕むもの、トクスリル》が着地すれば盤面を掌握したも同然。毎ターン対戦相手のクリーチャーのサイズが小さくなっていくので、四人対戦ならタフネス4以下のクリーチャーは召喚酔いが解ける間もなく死んでしまいます。

《星界の大蛇、コーマ》は毎ターン3/3のトークンを生み出す怪物。1対1ならともかく、多人数戦ではトークンを生み出すタイミングが倍になるため、あっという間に軍団が出来上がります。《星界の大蛇、コーマ》自身は破壊不能を得ることもできるので除去が難しく、常に物量とサイズで対戦相手を圧倒します。

《氷砕きのクラーケン》は氷雪戦略と噛み合ったフィニッシャーです。氷雪土地の分だけコストが軽くなるだけでなく、冠雪土地3枚を手札に戻せば自身を手札に戻すことが可能です。破壊耐性を得るだけでなく、戦場に出たときに誘発するアンタップ制限の能力を使いまわすこともできます。

グレッチェン・ティッチウィロー十三嗜好症

《グレッチェン・ティッチウィロー》《十三嗜好症》はマナさえ払えれば起動型能力で無尽蔵にアドバンテージを獲得できます。「ちょっとマナが余っちゃったな」「マナは出るけどフィニッシャーが無い」と言ったときに活躍。どちらもマナコストが軽く、序盤には戦場でブロッカーとして立ってくれるのがうれしいですね。

相性のいいカード

このデッキは強力なクリーチャーを展開して対戦相手を圧殺しますが、対戦相手もクリーチャーを横展開してチャンプブロックされ続けるとゲームがいつまでたっても終わりません。そこで回避能力を与える装備品の出番です。

岸壁安息所の帆凧グリセルブランドの仮面

《岸壁安息所の帆凧》はブロールではおなじみの装備品。《星界の大蛇、コーマ》を飛ばして殴れ!

《グリセルブランド》といえば統率者戦で禁止されるほどの怪物です。そのパワーの片鱗を装備品を通して体験しましょう。《グリセルブランドの仮面》が装備されたクリーチャーは飛行と絆魂を得ます。ライフレースで圧倒的に有利になる能力ですね。そのクリーチャーが死亡するとそのパワー分のライフを支払い、その枚数分のドローを獲得します。

いってつのイチオシ!

吸血の教示者不気味な教示者

ハイランダー構築と言えばサーチカード。デッキに1枚しか入っていないカードを統率者戦ではサーチカードを用いて探し出します。《吸血の教示者》などの「チューター」が大人気ですね。前環境には《不気味な教示者》が存在していましたが、『イニストラード:真紅の契り』で待望の汎用サーチカードが登場しました。

掘り起こし

《掘り起こし》は新メカニズム「切除」を持ったカード。本来のコストよりも重い切除コストで唱えると、テキストの一部を無視できます。普通に唱えれば基本土地サーチどまりですが、(1)(黒)(黒)(緑)で唱えれば万能サーチに変わります。固有色に黒・緑を含むデッキにしか採用できませんが、《冬の神、ヨーン》では固有色があっていますし簡単に大量のマナを捻出できるので、デッキによくかみ合った1枚と言えますね。

おわりに

今回は初めてブロールのデッキをご紹介しました。統率者戦を遊んでいるプレイヤーの気分転換に、あるいはスタンダードから統率者戦参入への足掛かりにもおすすめのフォーマットがブロールです。

1対1でのマッチ限定ですがMTGアリーナでも遊べますし、まずは気軽に触れてみましょう!

晴れる屋トーナメントセンター大阪で12/25開催のコマンダーサミットでもブロールが遊べます!TC大阪ではイベントに向けて着々と準備が進んでいます。みなさんも準備もとい構築を楽しんでください!

それではみなさん、統率者戦やブロールのテーブルでお会いしましょう!

この記事内で掲載されたカード

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。Commander Format Panel メンバー。 いってつの記事はこちら

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