ブロールを知ろう!スタンダードで遊ぶ統率者戦に挑戦だ!

いってつ

ブロール

コマンダーサミットといえばミニトーナメント「最強統率者決定戦」が大きな話題になりましたが、変則フォーマットも大きな盛り上がりを見せていました。

特にブロールは最大同時6卓24人の参加者が集まっていたのです!

画像のタイトル

ブロール!本当にすごいんだ!

「珍しい機会だったから」とデッキを持ち込んだ方がいた一方で、「この日のために組みました!」という方も多数!ローテーション直後ということもあって新環境でのイベントとなりました!

来月には大阪でのコマンダーサミット開催が決定しており、もちろんブロールほか変則フォーマットでのサイドイベントも実施予定です。関西圏のみなさんもぜひこの機会にブロールに参戦しましょう!

というわけで今回はブロールの魅力をお伝えしていきます。ルールの確認もまじえてお話ししますので、この記事を読んでいただければそのまま構築に挑戦できますよ!

【構築編】ブロールって?

ブロールは一言でいうと「スタンダードのカードのみで行う統率者戦」です。詳しく見ていきましょう!統率者戦に慣れ親しんでいる方は次の項へジャンプ!

統率者

恐れなき探査者、アキリレンと七番

ブロールのデッキ構築はまず「統率者」を決めることから始まります。統率者に指定できるのは「伝説のクリーチャー」か「伝説のプレインズウォーカー」1枚。指定した統率者はゲーム開始前に「統率領域」という特別な場所に置かれ、手札にあるかのように唱えることができます。つまり、マナさえあれば確実にゲームに登場させることができるのです!

統率者は死亡したり追放したり――戦場から離れてしまってもまた統率領域に戻すことを選べます。2回目以降のキャストには追加のマナコスト俗に「統率者税」がかかってしまいますが、ゲーム中ずっと一緒に戦ってくれる一枚になるわけです。

牙持ち、フィン

《牙持ち、フィン》を必ず2ターン目に唱えられる!
除去されてもまた出せる!

ハイランダー構築

デッキの総枚数は統率者を含めて60枚ちょうどでなくてはいけません。また、好き勝手に入れていいわけではありません。

統率者が必ずゲームに登場する代わりに、同名カードは各1枚しか入れることができません(ハイランダー構築)。基本土地は好きな枚数入れることができます。このハイランダー構築ルールによって、より多くの種類のカードがゲームに登場するだけでなく、毎回安定して同じプレイすることが困難になる(ゲームプレイの再現性が低い)ことがゲームを面白くさせます。

固有色

さらに、「固有色」のルールが構築を面白くしています。固有色とは、そのカードの色に、そのカードのテキストに含まれるマナシンボルの色を加えたもの。両面カードの場合は第2面も参照します。例えば――

蝕むもの、トクスリル冬の神、ヨーン

《蝕むもの、トクスリル》は自身の色「黒」にテキスト欄にあるマナシンボルの色「青・黒」を加えて固有色は「青と黒」になります。
《冬の神、ヨーン》は第1面が緑、第2面が青・黒なので、固有色は「青と黒と緑」になります。

そして、統率者の固有色に無い色のカードをデッキに採用することはできません。例えば――

ヘンリカ・ダムナティ危難の道魅せられた花婿、エドガー

固有色が「黒」である《ヘンリカ・ダムナティ》を統率者にしたデッキでは《危難の道》を採用できません。《危難の道》のテキストに白のマナシンボルがあるため《危難の道》自身の固有色は「白・黒」であり、統率者の固有色「黒」の範囲に収まっていないために採用できないのです。統率者を《魅せられた花婿、エドガー》に交代させれば《危難の道》の採用が可能です。

白をタッチして除去を加える……といったことはできなくなっているのです。不便に感じるかもしれませんが、このルールが統率者の個性をより”色濃く”デッキに反映させ、構築とゲームを面白くします。

注意点

ブロールの禁止カードはスタンダードと異なります。2021年11月21日現在では、
《創造の座、オムナス》
《真髄の針》
の2枚が禁止カードに指定されています。

創造の座、オムナス真髄の針

統率者戦やMTGアリーナでのブロールではおなじみの《統率の塔》《秘儀の印鑑》は現在ではスタンダード落ちしているため使用できませんのでご注意ください。

統率の塔秘儀の印鑑

【プレイ編】ブロールって?

統率者戦同様、ブロールは多人数で遊ぶことができます。MTGアリーナでは1対1の対面戦でのブロールが楽しめます。対面戦の場合は初期ライフ25点、多人数戦では初期ライフ30点でゲームが始まります。また、多人数戦では先行(1番手)のプレイヤーも1ターン目からドローできます。

マリガンは最初の一回に限り、カードをライブラリーの下に置くことが免除されます。(俗にフリー・マリガン)

対戦相手が複数いる場合には、クリーチャーの攻撃先を自由に選ぶことができます。また、普段の対面戦では意識することがありませんが、「各対戦相手は~」「対戦相手1人を対象とする」といった記述のカードの挙動に気を付けましょう。

強迫魂の粉砕

ゲームの様子

統率者戦ではある程度デッキ、ゲームのレベルが上がるとほとんどのデッキがコンボデッキになってしまいますが、ブロールはそうはいきません。かなり強力に構築しても対戦相手全員を同時に敗北へ追い込むようなコンボはほとんどなく、基本はライフの削りあいになります。統率者戦のコンボの応酬はそれはそれで楽しいものですが、時には殴り合いでのゲームの決着も楽しいものです!

巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス岸壁安息所の帆凧ドゥームスカール

トランプルや飛行などの回避能力、全体除去はやっぱり強い!

スタンダードのカードで遊ぶ統率者戦と言われるだけあって、統率者戦と同じく同盟関係が生まれたり、時には交渉も行われます。多人数戦であっても勝者は最後まで生き残っていた1人だけ。厳しい戦いを楽しんでください!

ブロールを勧めるワケ

ブロールはとにかく非常にデッキを組みやすいフォーマットなのです。

スタンダードを熱心に遊んでいるわけではないけれど、新セットが出るたびにリミテッドやプレリリースイベント、パック開封を楽しんでいるという方は少なくないでしょう。そうすると、「イベントで勝ち進むほどのスタンダードのデッキは組めないが、ブロールのデッキは組める」だけのカードをもう持っているはずです。ストレージをひっくり返してみてください、シングルカードをほんの数枚買い足すだけでデッキがとりあえず組めてしまうことがほとんどです。

レンと七番墓所の門番食肉鉤虐殺事件

1枚だけ当たったレアカード。スタンのデッキを組むモチベーションは無くてもブロールなら?

統率者戦を深く楽しもうと思うと、ときに古いカードの知識や細かいルールの把握が必要だったりしますが、ブロールではその必要はありません。繰り返すようですが、使うカードはスタンダードとまったく一緒ですからね!

統率者戦に親しんだプレイヤーは「気軽に組める統率者デッキ」として、スタンダードを遊んでいるプレイヤーは「超気軽に参入できるフォーマット」としてブロールをお勧めします。TC大阪で12/25開催予定のコマンダーサミットではブロールにもぜひ挑戦してください!

より多くの方にブロールに挑戦していただけるよう、近日中にまたブロールの記事を公開予定です! !お楽しみに!

それではみなさん、統率者戦と、ブロールのテーブルでお会いしましょう! !

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いってつ 晴れる屋メディアチームスタッフです。統率者戦は自己実現の物語。私を成長させ、貯金を破壊する。最近の悩みは統率者戦の記事執筆で忙しくて統率者戦が遊べないこと。 いってつの記事はこちら