大型イベントが帰ってきた!プレイヤーズコンベンション愛知2022レポート

いってつ

大型イベントが帰ってきた!プレイヤーズコンベンション愛知2022レポート

晴れる屋メディアのいってつです。

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中部国際空港に差し込む朝日

そう、長らく日本で開かれていなかったマジックの大型イベントが再開されるのです!めでたい!

かつて「グランプリ」と呼ばれていたマジックの大型イベントは世界各地で開催されてきました。大型イベントの中心となるのはトーナメントではありますが、競技志向のプレイヤーだけのものではありません。

アーティストのサイン会や、著名人が登壇するステージイベント、カジュアルなサイドイベントなどもあります。

つまり、ありとあらゆるマジックファンが楽しむ場所!それがプレイヤーズコンベンションなのです。

今回はそんなプレイヤーズコンベンション2022名古屋をいってつがリポートします!

会場

開催地は愛知国際展示場。中部国際空港のすぐそば。

愛知県には晴れる屋名古屋店と大須店があります。イベント前日に訪れた名古屋店では、チャンピオンズカップファイナルの出場権を得る最後のチャンスである「チャンピオンズカップラストチャンストライアル」も実施されていました。ものすごい人!

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平日、14時過ぎの光景

前日からプレイヤーズコンベンションへの熱量の大きさを感じました。

さて翌朝。

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午前7時

会場前にはまだ誰もいません。大きな荷物を抱えた、関係者と思しき人が数人いる程度。場所ここであってるよな……?

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あってた

東京新宿でマジックの広告を見たときにも「日常の中にマジックがこんなに大きく!」と驚いたものですが、この日は格が違いました。

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でっか

広すぎ!!日本最大級のTC東京でさえかすむ、この広さ!

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入場する参加者。
「おぉ~」と声が漏れる。

入場に大きな混乱はありませんが、それでもみんな浮足立っているように見えます。

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『プレイヤーズコンベンション 愛知 2022』
手前には美しいトロフィー。

往年のマジックファンにとっては「本当に戻ってきたんだ」と感慨深いことでしょう。今回の参加者の中にはマジックの大型イベントに参加するのが初めて、というプレイヤーもいます。なにせ、3年弱も国内でこれほどのイベントは開かれなかったのですから。

『基本セット2021』から始めたというある参加者の声が印象的でした。「こんなイベント、本当にあったんだ……!」

イベント

プレイヤーズコンベンションの中でも最大の注目イベントは「チャンピオンズカップファイナル」「プレイヤーズコンベンションオープン」でしょうか。前者は事前の予選で権利を得たプレイヤーや招待を受けた殿堂プレイヤーのみが参加できる、正真正銘強者の中の強者の戦い。後者は誰でも参加できる、文字通りのオープンなイベント。フォーマットはともにパイオニアです。

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「チャンピオンズカップファイナル」
フィーチャーテーブルの佐藤選手

晴れる屋がスポンサードする選手集団「Hareruya Pros」のひとり、佐藤 啓輔選手も出場。グランプリで2度のトップ8入賞経験があり、先日の「アリーナ・チャンピオンシップ1」では準優勝。晴れる屋自慢の「いまノっている」選手です。

今回はラクドスミッドレンジを選択されていました。初日を6-1で駆け抜け、2日目へと駒を進めます。2日目はフィーチャーマッチでも勝利するなど力強さを世界に見せつけますが、一歩及ばず……最終成績は7-5でした。佐藤選手、お疲れ様でした!

コンベンションでの大きなイベントはパイオニアだけではありません。「エターナルウィークエンド」も開催され、初日はヴィンテージ、2日目はレガシーで日本中から集まった強豪選手が腕を振るいました。

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「エターナルウィークエンド レガシー」

プレイヤーズコンベンションは強豪選手だけでなく、カジュアルなプレイヤーにとっても楽しい場所です。シールド戦やスタンダード、モダンなどを遊べるサイドイベントも盛りだくさんです。発売に先駆けて『ジャンプスタート2022』で遊べるイベントもあり、盛況でした!

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プレイヤーに配られるのを待つ
『ジャンプスタート2022』

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ウギンもマジックを楽しんでいました。

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印象的だったのはティーチングキャラバン。マジックをこれから始める人、しばらくマジックから離れていたが復帰したいという人に向けた、実践型の講習会です。マジックのルールの専門家であるジャッジ、その中でもティーチングマイスターである方が中心となって運営しています。小さなお子様と一緒に参加する方もいて、はじめてのマジックを楽しんでいました。

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コマンドゾーン

現在、最も遊ばれているマジックのフォーマットのひとつが「統率者戦」です。当然、ここでも統率者戦を遊ぶことができます。

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コジレック最高!

統率者戦を初対面の人と遊ぶときにはレベル感のすり合わせが重要となります。今回のプレイヤーズコンベンションでは、晴れる屋のコマンダーサミットで使用している方式を採用していただきました!

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従来のデッキごとにマッチングする方式ではなく、プレイヤーが望むゲーム体験ごとにマッチングする方式となっています。初日には168ゲームが成立したとのこと。すごすぎ!

……次回は僕も参加したいものです。

ブース

ゲームプレイだけがカードゲームの楽しさではないように、イベントだけがプレイヤーズコンベンションの楽しさではありません。そう、みんな大好きお買い物です。

大型イベントには様々なマジック取扱店がブースを出店し、カードをやパック、サプライを販売していました。

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BIG MAGICさんのブース。
会期中ずっと盛況!

ショーケースやファイルに人が群がり、「《青霊破》のジェイススペルブック版Foilありませんか?」と希少なカードを求めてたずねてくる人も。

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《Tundra》の状態をチェック。

各ブースでは買取も実施されていました。普段よりも高値で買い取ると宣言するところが多く、これに向けてカードをかき集めてきたという方も。

もちろんカード販売も気合が入っています。例えば晴れる屋ではこんなかんじ。

安い!《Bazaar of Baghdad》《Black Lotus》もちゃんと売れていきました。「グランプリ(大型イベント)はパワーナインとデュアランを買うところ」という人がいるのも納得。

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何冊もあるファイルすべてに目を通す!

もちろん超高額カードだけではありません。数百円~数千円程度のカードはクリアファイルにぱんぱんに詰まっています!

あれこれ

会場ではコスプレ姿でイベントを楽しむ方も!

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「おわり!」
閉会を迎えた晴れる屋ブース

本社スタッフと各店舗の店長級スタッフが中心となって晴れる屋ブースは運営されていました。

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社長から『兄弟戦争』の差し入れ。
大喜びするスタッフ。

取材とブース運営に奔走した2日間だった。

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先日永眠された瀧村 和幸氏を悼む展示もありました。プロツアー『戦乱のゼンディカー』では個人戦優勝を果たし、その後ゲームデザイナーとしても活動。幅広いプレイヤーと盛んに交流し、マジックコミュニティにも大きく貢献した、偉大ながら親近感を感じられる人物でした。

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展望

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祭りの後

会場の様子、佐藤選手へのインタビュー、各ブースへのインタビューは動画でお楽しみください!取材にご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。また、この度は主催のBIG MAGIC様より撮影を含めた取材の許可をいただきました。ご快諾いただき、ありがとうございました。

大きな盛り上がりの中で会期を終えたプレイヤーズコンベンション。

次回は来年3月4~5日、神奈川県パシフィコ横浜での開催が決定しています。

熱狂の渦のなかで2日間を楽しんだ人も、今回は参加できなかった人も、横浜でお会いしましょう。

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いってつ 晴れる屋メディアライターです。最近の悩みは記事執筆と動画出演で忙しくて統率者戦が1日2回くらいしか遊べないこと。 いってつの記事はこちら