はじめに
ついに『プロツアー・機械兵団の進軍』が始まりました!トッププレイヤーが一堂に会し、3日間に渡り熱戦を繰り広げます。
とはいえ夜間の配信となればみれない方も多いはず。そこで本稿では「あさイチ!」と称し、プロツアー2日目の配信を見逃したかたに向けて、2日目の出来事を簡易的にお届けしていきます。
ドラフトラウンド
世界王者のドラフトピック
ドラフトフィーチャーは現世界王者のネイサン・ストイア/Nathan Steuer選手。《エリシュ・ノーン》から始めて《彫り込まれた完成態》、《門口の断絶》と順調に白黒「培養」を目指していきます。
潮目が変わったのは2パック目から。初手に白の有効牌がなく《嵐爪の憤怒鬼》をピック。そこから黒いカードを立て続けにとり、2枚目の《嵐爪の憤怒鬼》から赤への意識を強めていきます。3パック目では赤のカードを中心かき集め、最終的に黒赤デッキをドラフトしています。
トッププレイヤーがいつどのタイミングで色を決め、また変えるのか。その一連の流れがこのドラフトには詰まっています。ぜひ、ご自身の目でもご確認ください!
ドラフト全勝の男
プロツアーでは2回のドラフトで6回戦を戦うわけですが、ここを全勝で通過したのはLuis Scott-Vargas、Brent Vos、Tom Kesslerの3選手でした。
Luis Scott-Vargas選手のデッキはレアなどのボム(強力カード)に恵まれませんでしたが、テンポでもってそれを凌駕しています。そのアグレッシブな展開はフィーチャーマッチで見ることができます(デッキリストはこちら)。
スタンダードラウンド
最速でトップ8を射止めたのは?
【#PTMachine】第14回戦(スタンダード)、トップ8をかけた世界王者同士のマッチ。Nathan Steuer選手(ラクドス・ミッドレンジ)vs.Javier Dominguez選手(ラクドス・ミッドレンジ)の試合をお送りしております!
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) May 6, 2023
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トップ8入りがかかったラウンド14ではハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez選手とネイサン・ストイア選手による、世界王者対決が実現!!
ラクドスミッドレンジのミラーマッチは一進一退の攻防となり、Game3までもつれ込みます。果たしてこのマッチアップを制したのはどちらのプレイヤーだったのでしょうか?
トピック
Team Handshakeの躍進
2日目のスタンダードで話題となったのはラクドスブリーチとは違った構築のラクドスデッキでした。Team Handshake製ラクドスミッドレンジは《希望の標、チャンドラ》を軸にしつつも、序盤からボードを構築して攻めていきます。《多元宇宙の突破》のような大逆転カードはありませんが、前のめりな構築においては《希望の標、チャンドラ》や《絶望招来》といったライフを削りきるカードで十分なのです。
最高のデッキが構築されるのは、当然ながらプレイヤーも優れているためです。トッププレイヤーが環境最高峰のデッキを手にすると、もうおわかりですね?Team Handshakeはトップ8へ4名ものプレイヤーを送り込むことに成功したのです!
しかも1~4位を独占したため、初戦からチームメンバー同士で対戦することはありません。彼らとラクドスミッドレンジがどこまで勝ち続けるのかにも注目ですね。
Hareruya Pros
初日7-1の好成績で終えたハビエル・ドミンゲス選手は2日目も絶好調。順調に勝ち星を伸ばしていき、見事トップ8入賞を果たしました!
得意のミッドレンジを手に、どこまで勝ち進んでいくのでしょうか。《希望の標、チャンドラ》の活躍からも目が離せませんね。
以上で終わりとなります。いよいよ今晩は決勝ラウンドが開催されます。ぜひ、一緒に観戦しましょう!